感じすぎるあなたへ。HSPとエンパスの力をポジティブに活かす方法

こんにちは、瑠璃です。
今日は、HSP・エンパスの偉大な才能についてお伝えします。

あなたは、自分が感じやすい、人や場所の影響を受けやすいと思ったことはありませんか?
特定の場所や特定の人と一緒にいるだけで気分が悪くなったり、相手の考えていることが手に取るように分かったり、ところがそれを人に話しても分かってもらえなかった経験があるかもしれません。

もしあなたがHSPやエンパスでこのブログを読んでいるならば、奇跡です。
あなたがこのブログを読んでいるということは、少なからずスピリチュアルに興味があるということだと思います。
HSPやエンパスはスピリチュアルな世界を体験するための、ずば抜けた才能を持っているからです。
その力は、使い方さえ分かれば、スピリチュアルな世界を体験したり、誰かのために生かしたりすることもできるでしょう。

今日は

  • HSP・エンパスが普通の人には見えないものを見える理由
  • HSP・エンパスの向いている職業
  • HSP・エンパスが持つ偉大な才能

についてお話していきます。ぜひ最後までご覧ください。

HSPやエンパスは、普通の人には見えない世界を感じる力を先天的に持っています。


そのため「感じやすい人」「繊細な人」「敏感な人」と言われます。

よくお化けや幽霊が見える人のことを「霊感が強い人」といいますよね。
彼らは普通の人には見えない霊が見える人のことですが、HSPやエンパスは「生きている人が見える人バージョン」だと思ってください。

つまり、生身の人間の考えていることや思っていることを、相手の発している絶妙な雰囲気から感じたり、読み取ることができるのです。
でも当の本人は、意図せず自然にやっているわけですから、自分の力については何ら疑問を持つことなく、当たり前だと考えています。

ところが、自分のことだけでも数えきれないくらい沢山の情報を処理しなければならないにもかかわらず、周りの人の情報まで受け取って処理しなければならないと、当然疲れますよね。

相手の情報も、あたかも自分事であるように受け取ってしまうことがあり、人の気持ちに振り回されやすく、どっと疲れてしまうのです。

先日、ある女性の方が「私はもともとHSPで、介護士として働いていたのですが、周りの人の影響を受けてしまい、自分が病気になってしまったんです。それから、自分の感じる力が怖くなって、それを封印して働き続けました」とおっしゃっていました。

HSP・いわゆる繊細さんは以下の4つの傾向があるといいます。

  1. 「深く考えをめぐらせ情報を処理する(Depth of processing)」
  2. 「過剰な刺激を受けてしまう(Overstimulation)」
  3. 「感情が動きやすく共感しやすい(Emotional response and empathy)」
  4. 「ささいな刺激を察知する(Sensitivity to subtleties)」

HSPの方は、深く考えてから行動する傾向にあります。
そのため、物事を始めるまでに非常に時間がかかります。
でも、その時間の中で深くまで考えを巡らせているので、結果として非常に深い見識や、深い知識を持ち合わせていることがあります。

また、肉体的にも精神的にも敏感なことが多く、大きな音や人込みで体調を崩したり、人の些細な言動で深く傷つき、いつまでも忘れられなかったりします。
わずかな光や音でも眠れなくなったりする場合があります。

食べ物などに敏感な場合も多く、カフェインやアルコールなどが苦手だったり、アレルギーなどを持ち合わせている場合もあります。

他にも、人が怒られている場面でまるで自分ごとのように傷ついたり、映画やドラマなどで怒鳴りあったり、緊迫した空気が流れている場面が辛く、見ていられないといったことがあるでしょう。

結果、いつも緊張していて、リラックスする場がないという事態に陥ります。
ですから、自律神経が乱れやすかったり、疲れを感じやすかったりする場合もあるでしょう。

よくHSPやエンパスの方が言うのは
「相手の嘘やうわべだけの言葉も分かってしまうので、人間関係が息苦しく感じてしまう」というものです。

相手が口に出さないことまで手に取るように分かるので、相手の気持ちを考えすぎて、先読みしすぎて、なかなか自分の主張を伝えられなくなってしまうこともあります。

相手の考えや気持ちを感じられる場合、「どうせ私の考えを伝えたとしても、この人にとっては興味を持ってもらえないのだろうな」ということが、予め分かってしまうのですね。

先回りして意見を言わないようにして、結果的に自分を押し殺したり、相手に合わせてしまうということがあるでしょう。

さらに、一人の時間がないと、まるで陸に上がった魚が死んでしまうように息が詰まって疲れてしまいます。
よほど気が合う人でないと長い間一緒にいられないか、家族でさえも一人の時間が必要だと思うでしょう。
独りの時間が必要である、というのも繊細な方の特徴です。

周りのことに目をくれず自分を貫き力強く進んでいく人を見ては、羨ましいと思うこともあるかもしれません。

ちなみに、HSPというのは気質のうちの一つであり、人口の5人に1人いるといわれています。
5人に1人というと、結構多いですよね。

私はこれを先天的に得た気質の場合と、後天的に育まれた気質の場合があるように感じています。
というのは、例えば、親の顔色を窺って生活をしなければならないような環境に置かれていると、子供はその場の空気に敏感にならざるを得なくなります。
そうやって空気を読むことが当たり前になっていくと、育った環境によって周りの環境に繊細になっていくのです。

さらにHSPの中にエンパスがあります。

エンパスとは?


エンパスは、共感力の高い人を指します。

例えば、

  • 今目の前で話している人
  • テレビに映っている人
  • 電話をしている人

など、エンパスは直接的であれ間接的であれ、相手の痛みや感情、考えをまるで自分のことのように感じることがあります。

エンパスの特徴としては、相手に同調し、その人と同じ現象を体験するというものです。
例えば、

  • 「相手の体調が悪いとき、自分も同じような症状で具合が悪くなる」
  • 「相手の感情が自分の感情のように感じられて涙が出てくる」
    といったことがあります。

感じ方も人それぞれで、

  • 相手の肉体の痛みをまるで自分の痛みのように感じたり
  • 相手の感情を自分の感情のように感じたり
  • 相手の考えを自分の考えのように感じたり

することがあります。

エンパスが感じるのは、人が持っているあらゆる情報です。
また、相手の持っているスピリチュアルな側面についても受け取る場合があるでしょう。

エンパスは、ある意味で「自分の中に自分以外の人を取り込むことのできる力」を持っているとも言えます。
同時に、2人の人の人生を生きているような感じです。
ですから、HSPの方同様、自分のこの特性に気づいてコントロールしようとしない限り、とても疲れます。

その反面、

  • 普通の人以上に、危機や危険を事前にキャッチすることができたり
  • 合う人、合わない人を見極めることができたり
  • 危機管理能力が高い

といった特徴を持っています。

HSPやエンパスのデメリット
そんな外からの情報をとめどなくキャッチしてしまうHSPやエンパスが生きづらくなってしまう最大の理由があります。
それは「自分を大切にすることができない」というものです。

これは、「自分に価値がない」とか「自分を認められない」といった思い込みや観念とはちょっと違い、ここでは区別してお話したいと思います。

HSPやエンパスは、自分の気持ち以外にも、相手の気持ち、関係者の気持ち、色々な人の気持ちを受け取り、自分以外の気持ちを常に汲み取っています。

いわば、常に受信状態になっているラジオのようなもので、周りに飛び交っている様々な電波やノイズも含め、人には受け取れない情報を受け取っているのです。

ですから、いざ「あなたはどうしたい?」と聞かれても、自分の本心が分からず困惑してしまうことがあります。
自分と他人との境目が曖昧のため、その中から「自分」の本心を切り出して認識することに、時として違和感を覚え、戸惑ってしまうのです。

周りの人の気持ちや、今受け取っている情報をすべて無視して、「自分の気持ちを汲み取り、それを優先する」というのは、想像以上に難しいものです。

また、自分でも気づかぬうちに、他人の隠された意図を汲んで行動してしまうため、自分の気持ちは後回しになってしまうことがあります。

「自分を大切にする」「自分を愛する」と何度言われたとしても実感しづらかったり、周りから受け取る情報をシャットダウンし、自分にフォーカスすることはとても難しく感じられるでしょう。

また、相手の気持ちや考えを想像するあまり、思い込みや勘違いをし、人以上に心配をしてしまうこともあるでしょう。

でも、こういったデメリットを遥かに凌ぐ、HSPやエンパスの方のすごい力が存在します。

HSPやエンパスのすごい力


周りの情報をキャッチする、相手の情報を受け取る。
これ、サイキック能力の開花にしたがって起こってくることと同じなんですね。

私たちは、人の五感を超えた感覚や、普通の人では分からないその人の個人的な過去や未来の情報を受け取る力に憧れますが、それを無意識のうちに行っているのがHSPやエンパスなのです。

先ほどHSPやエンパスは、「自分と相手の間に境目がない」とお話しました。
まさにエネルギーの観点で見れば、それは正しいのです。

私とあなたは物体として見れば別々の個々の人間ですが、エネルギー的に見れば、一枚の布地で繋がった境目のない存在です。

HSPやエンパスの方は、このエネルギーとして相手を感じる方法を、エネルギーとして場所や土地を感じる方法を無意識のうちに分かっているのです。

彼らの意識は、自分だけではなく、その周りに対して普通の人よりもはるかに繊細に広がっており、その力を相手も気づいていない特性や気持ちの変化などを受け取り、それを相手に伝えるために生かすこともできます。

繊細で情報を受け取るのに長けている方は、見えない世界とも相性が良く、人が見えないものを見たり、感じたりできる可能性を持っているということです。
これってすごいことですよね。

向いている職業
向いている職業でいうと、

  • ヒーラー
  • カウンセラー
  • 介護士
  • 保育士
  • 医療関係者
  • 芸術家や音楽家
  • ペットや動物と接するお仕事

などが挙げられるでしょう。

私が見ていても、看護師や医療関係の方、ヒーラーやセラピストの方は、ご自身で気づいていようといなかろうと、HSPやエンパスの素質を持ち合わせている場合が多いです。

これらは主体性だけではなく受動性を必要とするお仕事なんですね。
例えば、カウンセリングで相談に行っているのに、カウンセラーさんがその時間中ずっと話していたら嫌ですよね?
保育士さんが子供の気持ちを分かってくれなかったら、子供は拗ねてしまうでしょう。

繊細な人が持っている受動性や寄り添う力には、たぐいまれない力があり、人を癒したり、子供を癒したり、ペットを癒したり、ありのままの相手を受け入れる素晴らしい力になってくれます。

才能を開花させる方法


では、そういったもともとの能力を開花させて、ポジティブな面を引き出すにはどうしたらよいのか?ですが、答えは「自覚すること」です。

え、そんな簡単なこと?と思われるかもしれません。
はい、そうなのです。
自分の特性を認識するだけ、でいいのです。

人生における大きな変化は、自分ではないものになろうとすることからは生まれません。
自分がもともと持っていた宝物に目を向けることから生まれます。

でも、多くの方は自分が持っている隠された宝物には目をくれず、外側ばかりを探しているのですね。

繊細さゆえに苦労をしてきた、という場合、きっとその宝物は重たいお荷物として認識されていたでしょう。

私たちは、生きづらさを感じるあまり、自分の特性を否定したり、隠したり、なかったことにしてしまうことがあります。
でも、自分の特性を覆い隠して生きるのは楽なことではありません。
もともと持っているものを隠そうとするにもかなりのパワーがいりますし、自分でないもので生きようとするのですから、苦しいし、大変です。

だから、ご自身がHSPやエンパスの特徴に当てはまるなと思ったら、自分は繊細で、無意識に人のことを自分のことのように感じてしまうこと、それをまず知っていただきたいのです。

ちなみに、HSPやエンパスにかかわらず、こういった力は望みさえすれば、誰でも伸ばすことができます。
年齢も関係ありません。
経歴も関係ありません。

実際に私のところには、目に見えない世界を感じる能力を開発したいという方が見えますが、意識して練習を積み重ねていくうちに、こういったエネルギーを手に取るように感じられるようになり、分かっていくようになったという方もいらっしゃいます。

自分を愛するということ


私は、「自分を愛する」という意味を長らく勘違いしていました。
スピリチュアルでは「自分を愛しなさい」とよく言われますよね。

「愛する」というと、可愛がるとか恋心を持つとか、そういったニュアンスでしか受け取れず、「自分を甘やかすということなのかな?」とか「楽をしてもいいということなのかな?」と思ったりしていたのでした。

でも、ある日、「自分を愛する」とは「自分の性質や特性を否定しないで生きる」ということだと知ったのです。

自分の持っているものを認めること。
たとえそれが自分の理想と違っても、それを持っていることで人と比べて劣っていても、それでも自分を認めることです。

それで初めてスタート時点に立てるのです。
だって、誰か別の人になろうとして生きようとしたところで、絶対にうまくいきっこないからです。

私は、何年も自分が繊細過ぎるせいで、生きづらく、周りに遠慮ばかりして、自分の人生を生きられないことに憤りを感じていました。

でも、こういったお仕事をさせていただくようになって、私のなんでもかんでも外から吸収して取り込んでしまう特性は、実は素晴らしいものであったことに気づけたのです。

それがなかったら、ガイドの魂を自分の中に取り込むこともできなかったかもしれません。
自分を明け渡し、トランス状態でチャネリングをすることもできなかったかもしれません。

素晴らしい人たちに囲まれて、その素晴らしさを吸収することもできなかったかもしれません。
そうして様々な経験をしたことで、初めて自分の特性を認めてあげられるようになりました。

私はスピリチュアルな世界について全くの無知で、まさか自分がこの世界に入るとは思ってもいませんでした。
だから、繊細さが一体何の役に立つのか見当もつかなかったのです。

ですが、本当の自分で生きると決めてから、予期せぬ奇跡が何度も起こり、この場所へと導かれました。
そうして、相手を感じ取る力が財産であると知ったのです。

実際、チャネラーになる方、ヒーラーになる方、セラピストなど癒しのお仕事をされる方の多くは、もともとHSP・エンパス気質だったという傾向にあります。
自分の性質を特技に変えられる方法に気づいた、ということですね。

私は、ヒーリングをさせていただくようになってから、より一層エネルギーに敏感になり、自分のコンディションと周りのエネルギーとの相関関係に改めて驚くようになりました。
例えば、大都会など人込みの多い場所に行くと、せかせかして頭が思考で大混乱になり、反対に自然豊かな場所にいくとリラックスしてぼーっとできるのです。

私たちは周りのエネルギーの産物であり、環境とは無関係ではいられないことを痛感した瞬間でした。

果たして、どこまでが自分で、どこからが自分ではないのか。
それらの境目は、本当は非常に曖昧で、もしかしたら周りの環境を含めて自分なのかもしれません。

意識レベルが上昇すると、オーラは拡大していきますが、それだけ自分というものの範囲が広がった、ということなのでしょう。
オーラを自分とするならば、文字通り、自分が拡大しているのです。

そうして、より多くのものに責任を持ち、より多くの影響を与えながら生きていくことができる。
それは目覚めへと向かっている人が持つ影響力の大きさを表しているのかもしれませんね。

ということで、今日はHSP・エンパスの偉大な才能についてお伝えしました。

今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
またお会いしましょう。

愛と平和な世界へ、瑠璃でした。