本当の自分に戻るための『手放し』と『守るべきもの』の見極め方

こんにちは、瑠璃です。
今日は、良い手放し、悪い手放しについてお届けします。
あなたは、手放しに夢中になっていませんか?
全てを手放せば状況が好転するだろう、とか。
私の人生がうまくいかないのは、手放しが上手くいっていないせいだ、とか。
そんな風に思うかもしれません。
でも実は、手放した方がよいものと、手放してはいけないものが存在します。
この違いが分からないと、余計に迷ったり、不安になったりするでしょう。
今日は、人生が好転していく手放しと、余計に生きづらくなる手放しについてお話します。
今日の話を聞くことで、もっとあなたらしい人生へ楽に移行できるでしょう。
今日は、
・なぜ手放しが大切なのか
・絶対に手放してはいけないもの
・心の中の葛藤が止めば道が開ける
についてお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
なぜ手放しが大切なのか
本当の自分に目覚めていく過程では、自分がこれまで身に付けた不要なエネルギーを見つけ、それらから少しずつ離れ、ありのままのピュアな自分へと戻っていきます。
自分らしく生きられていない状態とは、これまでの経験に縛られている状態です。
これまでの経験に縛られているとは、どんな状態でしょうか?
例えば、自分の息子が他の子と比較して背が伸びないとします。
あなたならどうするでしょうか?
・牛乳を飲ませたら背が伸びるのでは?と思って牛乳を飲ませますか?
・運動したら背が伸びるのでは?と部活に入れますか?
・成長ホルモンの問題かもしれないから、病院を受診しようと思いますか?
・できることなら背が伸びたら嬉しいけれど、遺伝だからしょうがないよね、と諦めますか?
・息子の幸せは背の高さとは関係ないから、別に気にすることはないと思いますか?
あなたがどの選択肢を選ぶか。
これは、あなたがこの事象にまつわるこれまで得てきた知識や経験に依存しています。
例えば、
あなたのお母さんが「牛乳を飲めば背が伸びる」と言っていましたか?
テレビのCMでそのように言っていましたか?
「背の高さは遺伝なんだからしょうがない」と学校の先生に教えられましたか?
「通っているクリニックが最近、成長ホルモン治療を始めた」と小耳に挟みましたか?
このように考えると、これまで自分の中から出てきた答えはほとんどなく、自分が良いと思っている選択肢はほとんど誰かから聞いたり、テレビやメディアで聞いたことだったと分かるでしょう。
たまたま聞いた答えを、まるで自分がずっと持っていた答えのように勘違いしているだけなのです。
そして、たまたま自分が得た知識や経験をもとに「背を伸ばすのは絶対牛乳よ!」「何言ってるの、運動した方がいいに決まっているじゃない」と言い合う。
こうして、人と人が対立していくのです。
でも、これってナンセンスなことですよね。
そもそもその人の価値観は、偶然に接した情報や知識に依存して形成され、それがまるで全てだと思い込み、戦いが始まるのですから。
人生についての選択肢も同じ
これと同じようなことが、人生についての選択肢にも言えます。
例えば、人生で岐路に迷ったとき。
あなたが「今の仕事を辞めたいな」と思ったとします。
そんなとき、あなたならどう考えますか?
・「石の上にも三年」と言われるし、今やめたら誰からも評価されないかもしれない。
・今は繁忙期で、上司や同僚に迷惑をかけてしまうに違いないし、今はとても辞められない。
・一度辞めてしまったら、再就職が難しいって友達が言っていた。
これらの頭をよぎる考えは、過去に誰かから言われたり、誰かが話しているのを聞いたことかもしれません。
果たしてこれらは正しいのでしょうか?
それは誰にも分かりません。
その時の状況や時代にも寄るでしょうし、ケースバイケースの部分もあるでしょう。
手放すべきもの
でも、この中で一つだけ正しいことがあります。
それは「あなたが今の仕事を辞めたい」と思った、その気持ちです。
となると、この中で手放すのはどれでしょう?
それは、「ああすべき」「こうすべき」だとつぶやく頭の中の声であり、これまで誰かから聞いた観念や想念に縛られている自分です。
そう、手放すべきものは、これまで身に付けてきた観念、想念、特定の枠組み、パラダイムです。
例えば、「本当は仕事を辞めたい」と思っているにもかかわらず、「そんなの無理よ」という声が絶えず聞こえていれば、自分の本当の声を無視し続けることになります。
あなたの直感がそう伝えてきているのであり、何度消そうとしても、何度も何度もあなたに訴え続けてきます。
その声を無視し続け、無理やり誰かの考えに追随しようとしても、自分らしい幸せな状態には永遠になれないでしょう。
なぜなら、それはあなたの本当の声とは違うのですから。
ですから、あなたの直感、真の声をかき消すものすべて、一旦手放すべきです。
反対に、手放してはいけないのは、あなたの心の内側の声「あなたが今の仕事をやめたい」と思ったその気持ちです。
絶対に手放してはいけないもの
そう、絶対に手放してはいけないものは「自分の真の気持ち」です。
私はこれまで2000名以上の方とお会いしてきましたが、
「できないに決まっている」「自分にはありえない」「他に方法がないじゃないか」
そんな思いから、「自分の真の気持ち」まで手放してしまう人がいます。
たしかに、自分がこれまで自分に言い聞かせてきた言葉を一度に手放すのは難しいでしょう。
ですから、すぐにできなくてもいいのです。
でも、「自分の真の気持ち」は手放してはいけません。
これは私も経験したことがあります。
私は一般企業に勤めていましたが、会社員を辞めようと思ったとき、相当に葛藤がありました。
「辞めて何になるんだろうか」「せっかく入ったのに」「辞めて自分で他の仕事ができると思ってるの?」
そして何とかして「辞めたい」という気持ちを手放そうとしました。
人は自分を納得させるため、頭の中で様々な理由を作り上げます。
・今辞めたら他の人に迷惑がかかる。
・今のキャリアは他のところでは生かせない。
・ここに勤めていたら将来安泰なのに、辞めるなんて馬鹿だ。
でも、私の場合、「辞めたい」という気持ちを手放そうとすればするほど、体調は悪くなり、心はしぼみ、生気を失っていきました。
やがて気づきました。「本当の気持ちは手放すべきじゃないんだ」というか、「手放してはいけないんだ」と。
当時の私は、自分の本当の気持ちを尊重することが非常に勇気のいることだったのです。
心の中の葛藤を止める
本当のところ、一番難しいのは自分の真の気持ちを尊重することかもしれません。
自分を大切にするとは、自分の気持ちを否定せず、そのまま受け入れることです。
例え、その場でうまく行動できなくても、自分の気持ちを否定せず、認識してあげることができていれば、今の何倍も自分が愛されているという実感が湧くでしょう。
何倍も幸せを感じることができるでしょう。
何よりも、頭の中で常に葛藤している自分がいなくなるので、それだけで頭は軽くなり、何の苦労もなく自分の気持ちに添った行動ができるようになります。
だから現実がぐんぐん変わっていくのです。
「行動ができないんです」という方に話を聞いてみると、ほとんどの場合、自分の気持ちを打ち消すような思考をしていることがほとんどです。
「他の人にどう思われるんだろう」
「どうせ誰も理解してくれない」
「私を分かってくれる人なんていないんだ」
ほとんどの人は行動だけでうまくいかせようとしますが、どんな行動も三次元世界で形になる前には、必ず心の中で形を取ります。
自分の真の気持ちを尊重できない人は、その美しい、ピュアな気持ちの丸い形を、カッターで削ろうとしたり、無理やり四角にはめ込もうとしたり、ぎゅっと握りつぶしてしまうのです。
だから、本当のあなたは傷つきますし、自己を尊重された気がしません。
絶対に手放してはいけないもの②
もうひとつ、絶対に手放してはいけないものがあります。
それは、自己の本質です。
ブログの読者さんから、こんな質問をいただいたことがあります。
「私もこれまで瑠璃さんと同じように、社会で成功しようとがむしゃらに頑張ってきました。
私の長所は努力することだと思っていたのですが、本当の自分に目覚めたら、この努力する自分はいなくなるということですか?」
いいえ、違います。
自己の本質は絶対に手放してはいけません。
人には本質があります。
これは生まれながらに持っているもので、あなたが生まれてから、あなたの個性としてひと時も離れず携えていた素質です。
「努力家」というのもそうですし、「感情豊か」「おっとりしている」というのもそうですよね。
「良く笑う」とか「リーダーシップがある」「探求心」「人懐っこい」というのもあります。
本質を否定しない
ちなみに私は、あまりにも頭の中で「こうあらねばならない」と自分を上書きしようとする声が強すぎて、
自分の本質や、本当の自分と言われても、いまいちピンと来なくて、「何それ?」という感じでした。
「自分の良さを生かそう」なんていう発想は一度たりとも頭の中になく、そんなものがあるなんて思いもよりませんでした。
自分は良いところが一つもないから、頑張って他の人のようにならなければ、と必死に努力してきたように思います。
でも、よく見ていくと、どんな人でも必ずその人の「味」があるのですね。
人によっては、
「こんなに感じやすい自分は生きづらいから」
「こんなに人から受けやすい自分は社会不適合者だから」
「頭が良くない自分は社会では価値がないから」
そんな風にして、自己の本質を自ら捨てようとします。
でも、自分の核となる部分を自分で手放してしまうほど悲しいことがあるでしょうか?
もしあなたの本質を失ったら、あなたらしさはどこへ行ってしまうのでしょう。
今まさに戻ろうとしている本当の自分の核がなくなってしまうのです。
たまに、この自分らしさも手放さなくてはならない、と思っている方がいますが、それは違います。
それは決して手放してはいけないものです。
自分の本質を受け入れる
元々おっとりしたマイペースな子供だったのに、
「親から先生の言うとおりにしなさい」
「みんなと同じようにしないと社会で生きていけないわよ」
と言われて、せかせかした性格を身に付けていたとします。
でも、実際のところ、せかせかした性格は、
そうでないと社会で生きていけないという恐れから身に付けた、元々の自分とは違うものです。
ですから、他の人から見られている自分像や、自分の中で作り上げた自己像から離れていったとき、最後に残るのが「自分の本質」ということなのです。
実際のところ、本当の自分に戻る過程であなたの本質が露わになり、その本質と共に生きていけるようになります。
その本質を否定したり、批判したり、隠したりせずに受け入れてあげられたとき、本当の自分の旅がスタートするでしょう。
自己を取り戻す安心感
私のところで学んでいただいている方がこんなことをおっしゃっていました。
「いつでも戻れる場所があるから、大丈夫だって思えるようになったんです。
私にはいつも魂という戻れる場所があるから、ブレてもすぐに戻ってこれるんです。
こんな安心感はありません。
自分らしく生きられるようになってから、両親の態度がガラッと変わり、付き合う人も180度変わり、本当に周りが変わりました。
自分が変われば周りが変わるって本当だったのですね。」
まとめ
今日は「良い手放し、悪い手放し」についてお話しました。
私のところには、「スピリチュアルジプシーです」という方が結構お見えになります。
みなさん、いろいろなことを聞いて相当に混乱していらっしゃって、
むしろ自分探しをする前よりも混乱しています、という方もいらっしゃるほどです。
私も、学べば学ぶほど混乱していた時期があるのでよく分かります。
だからこそ、ブログを作ったというのがあります。
私は、ブログを読んでくださっている方に、本当の意味で自分を生きていただきたいと思っています。
ここまで見てくださっている方は、ご自身の可能性を信じていらっしゃる方、まだご自身を見捨てていない方だと思うのですね。
ブログには、そういった方の気づきやヒントとなる動画をたくさん投稿していますので、今日の動画も何らかの形でお役立ていただけたらとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。
瑠璃でした。