現実のひな型を操る方法:意図の力が奇跡を呼ぶ

 こんにちは、瑠璃です。
今日は私たちがもつ意図の力と世界の本質についてお伝えします。

あなたは、自分の思いを形にしたいと思っていませんか。
あなたが、スピリチュアルな世界をもっと体感したい。
ハイヤーセルフと繋がりたい。
サイキック能力を伸ばしたい。
こういった思いをはじめ、あらゆる願いを叶えるコツ、があります。
私たちが持っている最も強力で、最も偉大な才能、それが今日のテーマである「意図」です。

なぜ、常人が到達できないほど大きな成果を出し続ける人と、行動しても成果に一向に繋がらない人がいるのでしょうか。
その理由は、意図にあります。
今日は、見える世界と見えない世界がどのようにして繋がっているのかについてお伝えします。

今日のブログを読むことで、あなたの持つ偉大な力を知り、あなたの目指している世界が実現していくでしょう。
ぜひ最後までお読みください。

現実の定義

この現実とは何なのでしょう。
私たちの見ている世界は、果たして本当に現実なのでしょうか。
では、私たちの寝ている間に見る夢や、頭の中の妄想は、現実とはどう異なるのでしょうか。

宇宙の本来の姿を知るためには、少々頭のストレッチが必要かもしれません。
まず、私たちが現実だと思っている世界は、絶対的な世界ではないと認識しておきましょう。
私たちが肉体の目で捉え、脳で解釈している現実は、ある角度から捉えた断片的な世界にすぎません。

例えば、今、部屋に二人の人間がいます。
肉体の目で見れば、部屋という三次元の空間に、AさんとBさんという二人の人間がいて、彼らは互いに独立した別個の存在として見えるでしょう。

でも、もし仮に、肉体の目を通さずに捉えたとしたらどうでしょうか。
AさんとBさんは、光の球状のエネルギーフィールドの中の濃い点にすぎず、AさんもBさんも、周囲の壁もすべて波動のもやもやで繋がっている景色が見えてきます。

このように、すべてを物体ではなくエネルギーとして捉えた場合、すべてがつながっている波動の大海原が見えてくるでしょう。
実際に量子物理学の世界では、素粒子は波動と粒子の二面性を持つことが知られています。

私たちは、脳を通すことで、この波動のうち、固定的な部分を個体として認識し、AさんとBさんを空間の中に別個に作り出しているのです。
実際に私たちの周りは、このエネルギーであふれ返っており、それは物理学の分野でも言及されつつあります。

現在の物理学の理解では、空間のあらゆる領域は、さまざまな波長でできた「場」であふれ返っているとされています。
それぞれの波動は、必ずある量のエネルギーを持ちます。
物理的に一つの波動が持つことのできる最小のエネルギー量を計算してみたところ、わずか一立方センチの空間に、現在の宇宙に存在するすべての物質のエネルギーの総量よりもさらに多くのエネルギーが存在していることがわかったのです。

 

物理学者の中には、この計算を本気にするのを拒み、何か誤りがあるに違いないと信じている人たちもいます。
しかし、ボームはこの無限のエネルギーの海は間違いなく存在すると考えており、内在秩序の隠された膨大な本質をわずかながらも垣間見せてくれるものだという見方をしています。
ほとんどの物理学者がこの巨大なエネルギーの海を無視してしまうのは、ちょうど魚が自分の泳いでいる水を意識しないのと同じです。
海の中でしっかり個体として存在するもの、つまり物質に主に焦点を合わせるよう教えられてきたからだと彼は考えています。

この魚の例えは面白いですよね。
魚が水を意識しないのと同じように、私たち人間が空気を意識しないように、そこにあふれ返っているエネルギーの海には気づくことができないのです。
私たちは、広大な海の中に垂らした一滴のインクのようなものであり、その時々で姿を変えながら、その変化の履歴はすべて記録されています。

そう、地球という環境における知覚の方法を一言でいうならば、「分離」です。
この地球は分離の世界です。
本当は繋がっているものが、あたかも独立しているかのように見える特殊な環境、それが地球です。
実際には、どんなに小さなほこりや昆虫に至るまで、すべてが網目のようにつながっていて、互いに影響し合っています。
しかし、私たちの知覚はそれを認識できず、一つひとつの存在が切り離されて見えているのです。

エネルギーの繋がりと感知

実際に、オーラを通じて人を見る場合、人の周りを囲っている繭のような光の玉は、周辺部にいくにつれどんどん薄くなり、しまいには周りの世界との境界線が薄れ、徐々に消えていきます。
私たちが肉体だと思っている部分は、その中の最も濃い範囲であり、実際には体の周りには幾重にもエネルギーの層が重なっているのです。
これは、人間だけではなく、動物も物も同じです。

ヒーリングで、たとえ遠く離れていてもその人に影響を与えられるのは、私たちが一滴のインクのようなものであり、海を介して繋がっているからです。
実は、この感覚は意外にも身近なものなのです。
あなたもこの繋がりを幾度となく感じ取っているのではないでしょうか。

例えば、部屋に入った途端、ピリッとした空気を感じ取ったり。
周りの人のイライラしている雰囲気を察知したり。
誰かの目線を背中側から感じて振り向いたりするのは、あなたが見えないエネルギーの網目によって、他の人や周りの空間と繋がっているからに他なりません。

超能力者と呼ばれる人は、このエネルギーの世界を感知することに長けており、五感を超えた世界を捉えることができるため、普通の人から見れば信じられないことに映るでしょう。
でも、それは普通の人が無意識的に行っていることを、意識的に行っているだけです。
程度の差はあれ、どんな人もこのエネルギーを感じながら生きているのです。

意識という物質

ここからが重要な話となります。
さらにいえば、私たちの意識は、物質のひとつの形態といえるでしょう。
私たちは、意識が物質に与える影響を完全に見逃しています。

物質はエネルギーでもあり、また一方で意識でもあるのです。
これがどういうことか、例を挙げて説明しましょう。

意識が物質に与える影響

例えば物質に影響を及ぼすものとして、念力が挙げられます。
ある実験では、1と2をランダムに発生させる装置を使いました。
1と2をランダムに発生させることを大量に繰り返せば、確率論的に言えば、1と2が同じ確率で出てくるわけですよね。
この実験では、ボランティアにどちらかが通常よりも多い割合で出るよう意識を集中してもらいました。
その結果、統計的に優位な差を生じさせることができたのです。

つまり、「1を多く出してください」という指示を与えられたボランティアは、そう念じることによって、実際に確率論を飛び越えて1の方が多く出るという結果をもたらしたのです。
これはすごいことですよね。
意識が機械に影響を及ぼしたと考えられるわけです。

別の例として、念力による外科手術があります。
フィリピンにおけるサイキックヒーラーである男性は、念力による外科手術を行うことができました。
患者の体から25センチくらいのところで体のある部分を指すと、その瞬間、その部分に切れ目が生じるのです。
この現象は、検証のために訪れた科学者も目撃しており、その際、この男性が通常よりも大きく手を動かしたため、訪れた科学者も手の甲に傷を負ってしまったというエピソードが残されています。

このように、物質と意識は相互作用をもたらすのであり、意識は念力で物質世界を変えることができるほどの力を持ちます。
医者が見捨てた病気が奇跡的に治癒するのも、ありえない奇跡が起きるのも、物質と意識がひとつの布地で繋がっていることのひとつの証明でしょう。

とはいっても、意識したからといって、すぐさま目に見える世界に反映されるとは限りません。
したがって、意識が物質を変えることができることは認識されづらいのです。

意識がすぐさま反映されるものとして、夜寝ている間に見る夢がありますね。
夢の中では、あなたがお腹がすいたと思った瞬間、目の前のテーブルにごちそうが並べられたり、
あなたが精神的に焦っていたり追い詰められていたら、処理しても処理しても山積みの書類が目の前に並べられることがあります。
すぐさまあなたの意識によって、目の前で起こる現実が推移していくのです。

意識が反映されるまでのタイムラグを除いては、現実もこれと大して変わりません。
意識によってぐにゃぐにゃに、いとも簡単に変化する世界。

究極のところ、あなたの今置かれている環境は、あなたの意識が作ったものであるということなのです。
実際には、あなたの意識と、他の人の意識が相互に影響しあい、混ざり合い、その結果できたものといった方がいいでしょう。

見えないものこそが王様

さて、ここからが肝心の意図の話に入ります。
先ほど説明した物質とエネルギーの世界は、単なる序章に過ぎません。
というのは、物質もエネルギーも、あるひとつの物事の2つの側面を見ているだけに過ぎず、根源的なものではないからです。

さて、根源的なものとは何でしょうか。
実は、先ほどちらっと出ていたのですが、先ほどご紹介した引用の中ではそれを「内在秩序」と表現しています。

内在秩序とは、アインシュタインの弟子であり、量子物理学者のデイビッド・ボームが提唱した概念です。
彼は、時間と空間を超えた深いレベルに存在する秩序を内在秩序と呼び、それが私たちが存在しているレベルに現れたのが外在秩序(つまり、表に現れた秩序)であると呼びました。

つまり、私たちの見ている世界は内在秩序が投影された影の世界であり、より根源的なレベルには、時間も空間も超越した、いわば私たちの見ている世界のひな型があるといった概念です。
私たちが存在しているレベルは、もう一段深いレベルから生じているとボームは述べています。

それでは、根源的な世界とはどんな世界でしょうか。
そこには何があるのでしょうか。

意図の世界

それは、意図の世界です。
意図こそが、この世界における根源的なものといっていいでしょう。
この世界が何によってできているかを一言で言い表すならば、私はこの「意図」という言葉が一番しっくりくると感じています。
意図が、この世界のひな型です。

意図とは何でしょうか。
意図は、目的を持って実現しようとすることです。

あなたが、こんな風になりたいとか、これを実現したいと思えば、その瞬間、あなたは意図を持ったことになります。
例えば、ケーキ屋さんになりたいと思えば、製菓学校に行ってケーキ屋さんに就職し、自分の店を持つことを目指すなど、全ての行動の出発点はこの意図なのです。
このように実際に私たちは、ある目的に沿って何かを考えたり、行動に移したりします。

ケーキ屋さんになりたい人とタクシーの運転手になりたい人とでは、全く違った意図を持っていることになりますよね。
だからこそ、考え方、生き方、選ぶものなどが全く違ってくるわけです。

でも、山登りでリフレッシュしたいという意図が共通していれば、全く違う二人が同じ場所で出会うこともあるわけです。

意図と意志の違い

意図と似た言葉に「意志」がありますね。
でも、意図と意志は大きく異なります。
「意志」は積極的な強い思いのことを指しますが、しばしば盲目的なエネルギーであり、これを目的を持って導くことが「意図」といえるでしょう。

「意志が強い」という言葉には、かたくなとか頑固といったニュアンスが加わるのに対し、「意図」はすっと筋が一本通った軽やかなイメージです。

つまり、意図は、この世界を作るうえでの最も根源的なエッセンスであり、私たちが現実を創造する際も、意図のレベルから生まれているということです。

現実を作る材料

つまり、あなたが思い描いた理想を実現したり、あなたの理想の世界を作りたいのであれば、まず初めにやるべきことは、明確な意図を立てるということです。

あなたも普段から、これを日常的にしているでしょう。
今日は、楽しい1日にしたいな、とか、リラックスしたいな、とか。
お客さんに喜んでもらいたいな、とか、こんな家に住みたいな、とか。
将来はこんな職業につきたいな、とか。
それこそが意図です。

これこそが結果を左右する隠れた要素でもあります。
同じ目標を持ち、同じ時代に生まれ、同じような経験をしてきた2人の人に大きく差をつけるものは何でしょうか。
一人は世界的な発明をいくつも残し、一人は名も知れない学者として生涯を終える。

私は、その違いは、意図の差だと思っています。
人は結果を、努力の量や行動の量、またはそれらの質、また時流やタイミングなどで分析しようとします。
でも、目に見える世界だけで説明できるものではありません。

明確な差をつけるのは、どんな意図を持っていたのか、どれだけ長い間、どれだけ一貫した意図を持っていたのかではないでしょうか。
でも、この意図は目に見えるものではありませんから、普通の人は軽視してしまうのです。

どれだけ世界に貢献したいのか。
どれだけ多くの人を感動させたいのか。
どれだけ自分の可能性を試したいのか。

それらの意図が強ければ強いほど、人はそれに応じた結果を手にするでしょう。
しっかりした意図を持っている人は、必ずそれに応じた結果を手にするのです。

運でさえも、一貫した強い意図により、現実世界が動くひとつの現象ではないでしょうか。

変わりたい、変容したい、覚醒したい、ハイヤーセルフと繋がりたい、見えない世界のことをもっと知りたい。
こういった強い意図を持ち続けている方は、やはり強いですし、実際にその世界を体感されていかれます。

私も、この意図の力に気づいてからは人生がはるかに楽になりました。

しかも、意図を持つには、特殊な能力も、才能も必要ありません。
誰でも持っている能力であり、今すぐにでも使うことができるのです。
これって結構すごいことですよね。

だから、あなたが今明確な意図を持っているのであれば、必ず叶うので安心してほしいのです。

無意識の心がもたらす創造の罠

ここまで聞いていただいて、こう思った方もいらっしゃるかもしれません。
「そんなこといっても、私は何年も意図を持ち続けているけれど、一向に現実化しないじゃないか。」

なぜ、明確な意図を立て、それを持ち続けても夢や理想が一向に現実にならないことがあるのでしょうか。
その理由のひとつは、私たちの無意識の心が邪魔をしているからです。

私たちは無意識の領域に何があるのか、究極的な意味で知りません。
意識の上では心底願っていても、無意識では実現することを阻んでいるブロックがあることもあります。

ブロックとは何でしょうか。
主なブロックとなるのは、恐れや不安です。
私たちを阻んでいるのは、過去に感じた不安や、これから感じるであろう不安。
また、過去に感じた不安をもう一度呼び覚まされるかもしれないという恐怖、過去の辛い出来事を再び思い出すかもしれないという恐れなのです。

私たちが意図を持ち続けていれば、現実はかならずその通りになります。
ところが、邪魔する恐れや、余計な信念体系が生まれ、その意図を邪魔したり、かき消してしまったりするのです。
私たちは、一貫した意図を持ち続けることに慣れていません。

だからこそ、変容の過程ではブロックを見つけ、それを取り除くことが非常に重要になってきます。

だから、恐れや不安を感じたら、もう一度あなたの意図に立ち戻ってみてください。
あなたが何を目指し、どこへ行こうとしているのか。
それを思いだすことができれば、自分の中の軸がすっと通るのが分かるでしょう。

だから、私たちのやるべきことは、常に一貫した意図を持ち続け、それを邪魔する信念や恐怖を取り除くことなのです。
そうすれば、必ずこの世界はあなたのものとなるでしょう。

さらに、その意図が、あなたのハイヤーセルフや高次の存在たちから流れ出たものであるならば、これ以上のことはありません。

あなたは、自分の意図を持つことをできるし、高次の存在たちの意図を、自分の意図として持つこともできるのです。

さて、あなたは、今、何を意図していますか。

終わりに

ということで今日は、私たちがもつ意図の力と世界の本質についてお話しました。
私は、どれだけ不安になってもいいし、どれだけ恐れを感じてもよいと思っています。
でも、その根底にある意図だけは忘れてはいけない、と思っています。

ちなみにあなたはどんな飲み物が好きですか。
以前三年番茶を紹介したら反響をいただいたのですが、私はノンカフェインが好きなので、他にもハーブティーが好きです。
昨日はジャスミン茶をいただきましたが、美しい香りに癒されました。

それでは、またお会いしましょう。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。
瑠璃でした。