引き寄せの法則と鏡の世界:本当の自分に出会う方法

こんにちは、瑠璃です。今日は「鏡の法則」についてお話します。
あなたは、鏡の法則についてご存じですか?
「あなたが出会う人は、あなたの写し鏡である」という法則です。

人生において、上手くいかないことが続いてめげそうになったり、思いがけない人物が登場して苦難を体験させられたりするとき、この鏡の法則が役に立ちます。

今日は、この鏡の法則を深掘りし、私たちが出会う出来事をどのように解釈し、どのように対処すればよいのか、スピリチュアルな視点から考えてみましょう。
この視点を知ることで、どんな状況でも安心していられると同時に、スピリットとしての本来の輝きを取り戻すことができるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

世界は鏡

あなたは、どんな時に自分のことを最もよく理解できますか?
自分の長所、欠点、特技、性質や性格など…。あなたは、他の人とは違う唯一無二の存在です。
そのオリジナリティを発見し体験することが、私たちの生まれた目的のひとつです。

例えば、ものを作るのが好き、人と話すのが好き、黙々と作業するのが好きなど、個性がありますよね。
これらをあなたはいつ、どこで、どのように発見したのでしょうか?

おそらく、あなたの独自性が最もよくわかるのは「人と比べたとき」です。

この宇宙の根源について考えてみましょう。

この宇宙は、意識、スピリットによって作られました。

意識はある日突然気が付きます。
自分とは何者なのか、自分とは何なのか。
ところが、自分自身がどうなっているのかについては分かりません。
これは、まだ三次元世界、時間と空間の中に入り込む以前、の話です。

また、意識は、自分自身にもっと触れたい、自分をもっと感じたい、自分を表現したいと望みます。
そして作り上げたのが、この世界。
今私たちがいるホログラフィック宇宙です。
この世界は、意識がそれを通じて自分を知り、自分を体感するためにつくられました。
そう、この世界は意識によって作られた鏡の世界、なのです。

想像してみてください
世界に自分一人しかいないとしたら
誰かと比べることもできず、自分の個性や、秀でているところ、才能などは見当もつかないでしょう

でも、世界に100人いるとしたら
100人の中で、自分はかけっこが早い、とか、美術が得意、とか、読書が好きとか
他の人を通じて、自分を見ることができますよね。

鏡の法則の本当の意味

一般的なスピリチュアルの解釈では、「周りの人はあなたの鏡だから、嫌だと思う部分は自分も持っている」とされます。
自分の中にも嫌いな部分を認め、自分を許しましょう、という考えです。

しかし、私は「他の人はあなたがあなたらしさを発見するための鏡である」とお伝えしたいです。
なぜこの人が嫌いなのか、なぜこの人が好きなのか。その感情の中に、あなたらしさが隠れています。

たとえば、嫉妬する理由は「自分もそのようになりたい」という思いがあるからです。
他人と全く違う存在がいるからこそ、自分自身を知ることができるのです。

起きていることそのものに意味はありません。
重要なのは、それを通じてあなたが自分らしさを知り、体験することです。
この世界は、あなたの素晴らしさを体感するための場なのです。

なぜ自分が変わると周りが変わるのか?

自分が変わると周りが変わる理由には、主に2つの原因があると思っています。

ひとつは、私たちが意識を通じてみんな繋がっているからです。
あなたの意識も私の意識も、すべての個という意識は、大いなる一つの根源的な意識に繋がっています。
元々、意識は自分を知りたいという思いから分裂し、個として生きることを選びましたが、反対方向のベクトルも存在します。

分裂、つまり全体から個へと細分化していく方向ではなく、「みんなひとつ」という方向を辿ると、そこではあなたと私は一つです。
そのため、お互いの影響が瞬時に伝播しあうのは、自然なことだと想像できるでしょう。

特に家族や近しい友人など、関係性が深い相手ほど、その反映は速く現れるものです。

例えば、ある女性が「自分は完璧じゃない、だからダメだ」といつも自分を責めていたとします。
しかし、ある日「完璧である必要はない、今のままで完璧なんだ」と気付きを得ました。
すると、娘さんが驚くほど変化しました。
計算ドリルができるようになり、リレーの選手に選ばれるなど、これまで苦手だったことがどんどん得意になったのです。

親子のような深い繋がりでは、このような変化が特に速いのかもしれません。

もうひとつの理由は、自分の中の歪んだレンズが是正されるからです。
人は、最初に受けた印象や過去の記憶などから、相手を固定的に見てしまう傾向があります。
例えば、「この人は言葉遣いが悪い」と思うと、その人の他の良い部分に気付けなくなります。
しかし、自分のレンズが取り払われると、「なんだ、周りはみんないい人だった」と気付けるようになるのです。

魂に目覚めた先にあるもの

魂に目覚めた先には、大いなる一つの意識があります。
自我が徐々に消失し、意識の重心が魂に移ることで、魂が前面に現れます。
しかし、魂の影響力もやがて薄れていき、スピリットへと移行していきます。

悟りとは、大いなる一から、個体として、個性化するプロセスではなく
その反対の、個性化された存在から、大元である大いなる一へと戻っていくプロセスです。

個として生きるゲームが楽しい人は、このゲームを楽しんでもいいでしょう。
ですが、このゲームに飽きた魂、うんざりしている魂、もうお腹いっぱいだよと思っている魂もいるでしょう。
そうなったとき、魂は個性化のプロセスと反対、つまり全体へと戻る旅を始めるのです。

私たちの重心が、個から全体に移りはじめると
低次の自己が失われ、高次の自己の中に包み込まれていきます。
これこそがアセンションであり、意識の変容のプロセスです。

引き寄せの法則の捉え方

引き寄せの法則は、「世界は自分の内側を反映する鏡である」という考え方に基づいています。
「○○が欲しい」と望むと、それが引き寄せられるのです。

ただ、「私こんな人に出会いたいと思っていたの!そしたらその人が目の前に現れて…私引き寄せちゃった!」という捉え方には、しばしば疑問が残ります。

というのは、宇宙はあなただけのために働いているのではないからです。
宇宙は、あなたのためにも働くし、他の人のためにも同様に働きます。
つまり、あなたは引き寄せの支点でもあり、引き寄せられる対象でもあるわけです。
もしかしたら、引き寄せたのはあなたの方ではなく、相手の方であり、あなたは引き寄せられた側だったかもしれません。
また、お互いの引き寄せがそれぞれに作用した結果が、今回の出会いをもたらしたのかもしれません。

私たちは、この2つを常に同時に行っています。
特に2人以上の人が関与する人間関係の場合
様々な人の内側が影響しあい、複雑に混ざり合い、投影された結果、現実が映し出されていると考える方がより適切でしょう。

特に、人生において大きな影響を与える出会いについては
あなたの想いだけではなく、相手の想いも多分に反映されているのです。

自分のことを知りたいのは、あなただけではありません。
相手も、あなたと同じくらい、自分のことを知りたいのです。

それぞれが自分を知り、自分を体感するためにお互いがお互いを必要としていたのでしょう。

私は、特に人生の流れを大きく変えてしまうような出会いは
深いところであらかじめ2人以上の人間が合意しているように思います。

かといって、これがプラスの結果を生むとは限りません。

 

現実は誰のせいか

ある女性が、10年以上連れ添った夫に裏切られたとご相談に来られました。
「私の何が原因だったのでしょうか?」「なぜこんな現実を引き寄せてしまったのでしょうか?」と、その方は心底落ち込んでおられました。
しかし、私が見たところ、この出来事は旦那様側の問題であり、旦那様がこの経験を通して何かに気付くべきだと、深いところで知っていたように感じました。

「鏡」の見方に囚われすぎると、すべての責任を自分に帰してしまいがちです。
また、内側の世界に逃げ込み、外側の世界を変えようとせず、無力なまま留まってしまうこともあります。

みんなが試行錯誤しながら、自分を知ろうともがいているのです。
何を引き寄せたとしても、それはあなただけの原因ではないことを知ってください。
だから、必要以上に自分を責めたり、罪悪感を感じたりする必要はありません。

もし自分を責めそうになったときは、この出来事が相手にとってどんな意味を持つのかを考えてみてください。
相手はなぜこの出来事を起こしたのか。そのことによって何に気付こうとしているのか。
これを理解することで、より深いところで共同創造ができるようになります。

ただし、何が起きても、それを「自分を知り、自分を体験するための出来事」として捉えることが大切です。

世界への抵抗

人生はうまくいくことばかりではありません。
私たちはつい現実に対して文句や不満を抱き、「なぜ上手くいかないのか!」と怒りたくなることもあります。

このようにして、しばしば世界に「対抗」してしまうのは、「自分」と「世界」を分けて考えているからです。
もしこの世界を「自分の作品である」と捉えられれば、世界に寄り添い、現実的な視点でどう変えていくかを考えられるようになるでしょう。

世界は鏡なのです。
自分のどの部分がこの現実を作り出しているのかを見ることができます。
これらは無意識のうちに行われるプロセスなので、最初はその正体を掴むのに苦労するかもしれません。

例えば私は、より困難なこと、自分の実力以上の仕事を引き受けて結果を出したり
他の人がやっていないような突拍子もないことにチャレンジする機会にたびたび出くわしました。

ところがそのたびに自分の能力のなさに落ち込み、自分より優れた人たちを見て嫉妬し
できないできないとパニック状態になっては、文句を言っていました。

それを証明するかのように、周りの人から「あなたには無理よ」とか
「やめておいたら?」と言われ、誰からも助けてもらえず、悔しい思いをしたものです。

でも後で気づきました。
私はより困難な状況をあえて作りだすことによって、自分自身の力を磨こうとしていたのです。
結局のところ、困難な状況は、全て私が望んだことだったのです。
だから、誰かに助けてもらっては困るのです。

このような無意識のプロセスに気づかなければ、
世界に対して文句を言いながら一生を送ることになるでしょう。
世界がもたらしてくれているギフトを受取ろうとせずに、永遠と自らの内にこもって、上手くいかない現実に抵抗しようとすることもなくなります。

その抵抗をやめれば、計り知れないほどのギフトがもたらされるのです。
それは、本当の自分を生きる、というギフトです。

覚醒のプロセス

覚醒に向かう過程で、私はあることに気が付きました。
それは、ある地点まで理解したら、その理解を裏付けするような情報がやってきて
また少し上の情報がもたらされます。
そしてそれを完全に理解すると、また少し上の情報がやってくる…

少し前ならピンとこなかった情報も、今なら「そうそう!」と腑に落ちるわけです。
その瞬間「あぁ、やっぱり私は間違って居なかったんだ」と認められたような嬉しさ
まさに宇宙からのギフトです。

このプロセスの繰り返しが、意識の深化であり
そう考えると、最初から完璧なものを受取ることは不可能だということにたどり着きます。
だから、最初から階段を全部上まで駆け上がれなくていいのです。

一歩一歩階段を登っていくように、私たちの意識が拡大し、そのたびに
そのときの自分にぴったり合った情報がもたらされる…

私はこのマジックに何度も感動しました。
この世界は、私たちの考えていること、感じていることを裏付けるような証拠を何度も与えてくれます。
そしてそのたびに、自分の中の真実を確認することができるのです。
世界は、あなたの内側で起こっていることを、外側でも起こし、あなたが再確認できるようにしてくれます。

ぜひ今日の鏡の法則をあなたもうまく活用してみてくださいね!

 

おわりに

ということで今日は「鏡の法則」についてお話させていただきました。

私も、全く見る気のなかったyoutubeで上がってきた動画を再生した時に、まさに必要としていた情報が入っていたり、すぐにはピントこなくても、後からなるほど、と思うこともあります。

私はもともと本の虫といわれるほど本が好きで、1か月に10冊以上読んでいたこともありました。
Youtubeを見始めたのは比較的最近、というか自分がyoutubeを初めてからです。

スピリチュアルに関する本もインスピレーションを受けた本も数えきれないほどで
本はいつでも手元に置いておけて、ぱっと開いたときに、そこにまさに今必要な情報が書かれていたりするところも、とっても好きです。
私は好きな本は2冊買ってしまうという癖があって、謎にまとめ買いをしてしまいます…

私もいつか活字でも、情報をお届けできたらと思っておりますので
ぜひ楽しみにしていてくださいね!

 

それではまたお会いしましょう。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。瑠璃でした。