HSP・エンパスのあなたへ―その生きづらさは、世界に必要とされるサイン

こんにちは、瑠璃です。
今日は、繊細さと人を癒す才能についてお伝えします。
あなたは、自分は感じやすい、繊細だ、敏感であると感じたことはありませんか?
人の言動に動揺しやすかったり、人の感情に自分の気持ちも左右されてしまったり、周囲の音、光、匂いなどが気になって仕方なかったり。
あなたは今、そんな毎日を過ごしながら、世の中を「生きにくい」「疲れる」「つらい」と感じているかもしれません。
そう、あなたはHSPやエンパスかもしれません。
でも、これは実はエネルギーフィールドを読むことのできる稀有な才能なのです。
もし、自分の素質が人を助けるために生かせるとしたら、ちょっと嬉しくなりませんか。
それを持っているあなたは、ずば抜けて能力が優れた方のひとりであり、
そのご自身の才能を生かし、世界のために人一倍貢献していける方なのです。
特にこの能力は、これから先、圧倒的に世界で必要とされる力となるでしょう。
今日は
・HSPとエンパスとは
・繊細さは長所である
・ヒーリング能力が開花するとき
・生きづらさを今ここからストップする方法
についてお話します。
この繊細さを生かしながら、周りの環境から「もらわないよう」にして快適な毎日を送るための実践的な方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
HSPとは
HSP(Highly Sensitive Person)は、日本語に訳すと、「とても繊細な人」。
「感受性が強く、繊細な気質」という点において、HSPとエンパスは同一視されがちですが、
現段階ではHSPのひとつにエンパスがあると位置づけられています。
90年代後半に、アメリカの心理学者 エレイン・アーロン博士が提唱し、研究されている分野ですが、
このHSPというのは気質のうちの一つであり、人口の5人に1人いるといわれています。
HSP特性の例
アーロン博士によると、HSPには4つの特性があり、HSPの人はすべてに当てはまるといいます。
- 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
- 一を聞いて、十のことを想像し、考えられる能力がある
- 調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる
- お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
- 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
- その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話が嫌い
刺激に敏感で疲れやすい
- 人混みや大きな音、騒音が苦手
- 友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲労している
- 映画や音楽、テレビ番組、本などの芸術作品に感動して泣いてしまう
- 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
- 些細なことに過剰なほど驚いてしまう
共感しやすい
- 人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
- 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
- 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
- 言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
あらゆる感覚がするどい
- 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまうほど聴覚が敏感
- 強い光や日光のまぶしさなどが苦手
- 近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
- カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
- 肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できない
- 第六感がはたらき、よく当たる
一人の時間が必要な人、緊張しやすい人、子供のころ親や先生に「繊細」「人見知り」と評価されやすかった人も、HSPの可能性が高いといえるでしょう。
エンパスとは?
「エンパス(empath)」とは、「エンパシー(empathy)=共感、感情移入の力」とも呼ばれる、「共感力、共感力の高い人」という意味の言葉です。
生まれながらにしてずば抜けた共感力を持ち、スピリチュアル能力も高いのが特徴です。
実はヒーラーやカウンセラーとして並外れた成果を上げる方も、エンパス気質の方が多いです。
エンパスの特徴
- 相手に合わせるのが得意
- 人の話を聞いていると、自分の感情が相手と混ざり合って分からなくなる
- 他人の悩みを自分のことのように感じて一緒に悩む
- 体調の悪い人と一緒にいると、同じ症状で苦しむので病院が苦手
- 「あなたはどうしたい?」と聞かれても、自分の本心が分からない
- 人の話を聞いていると、まるで実体験のようなデジャヴを感じる
- 他人の嘘が分かる
- 自分でも気づかぬうちに、他人の隠された意図を汲んで行動してしまう
- 相手が何も言わなくても、本音に勘づく
- 残酷なニュースは、つらくて見られない
- 悪口を聞いているだけで具合が悪くなる
- 人が怒られていると、自分が怒られているようにつらい
- 犬や猫など、ペットの気持ちが何となくわかる
- 他人や霊的なものに影響され、自分の感情が動いてしまう
- 土地や場所などの悪いエネルギーを受け取ってしまう
- 一緒にいる人に似ていく。自分が変わっていく
- 相手の気持ちや考えを想像するあまり、思い込みや勘違いをよくする
- 小さな物音で起きるほど眠りが浅い
- 人混みや満員電車が苦手
エンパスの特徴としては、相手に同調し、その人と同じ現象を体験するというものです。
例えば、「相手の体調が悪いとき、自分も同じような症状で具合が悪くなる」「相手の感情が、自分の感情のように感じられて涙が出てくる」などです。
ちなみに、エンパスとHSPの違いについてですが、エンパスの人はHSPでもありますが、HSPの人がエンパスであるとは限りません。
エンパスとHSPの大きな違い
エンパスにはスピリチュアル的な要素が加わるところ。
取り巻く環境や人の感情に敏感な人がHSPなのに対し、環境や感情に加えて、オーラなどのスピリチュアルなエネルギーにも反応するのがエンパスだといえます。
だからこそ、サイキック能力やスピリチュアル能力にも長けているのですね。
その疲れ、繊細さが原因?
周囲から影響を受けすぎてしまうがゆえ、自分でも気づかないうちに心身を疲弊してしまうエンパス。ひどい体調不良を起こしてしまうことも、珍しくありません。
代表的な身体的不調は、睡眠障害、脳の慢性的な疲労感、肩こり、腰痛などが挙げられます。
エンパスは、人と共感しすぎてしまうあまり、自分のエネルギーを使い果たしてしまいやすいのです。
その結果、どれだけ寝ても「疲れが取れない」と感じることも多いでしょう。
そんなエンパスの疲労の蓄積が、慢性疲労症候群(CFS)につながる可能性もあります。
身体の疲労感が精神へと繋がり、精神が弱ればさらに周囲のあらゆるものに敏感になるという、悪循環が繰り返されます。
そのストレスが脳に作用し、うつ病発症の危険性まで高めてしまうとされています。
実は私もHSPとエンパスに当てはまり、さらに慢性疲労症候群やうつも併発していたことから、
最初にこの概念を知ったとき、自分のことを言われているように感じたものです。
ですから、毎日が疲労感でいっぱいで、生きづらく、人とかかわるのも苦手というのも分かりますし、当時は自分がなぜこんな特性をもって生まれてきてしまったのだろうと、まるで外れくじを引いてしまったような感覚になったものです。
でも、ヒーラーになってからは、その考えは全く変わりました。
繊細な心を持つ人のずば抜けた才能
こうしてみると、繊細な心を持っていることがネガティブなことのように思えてくるでしょう。
でも、私から言わせれば、それは偉大な才能のネガティブな側面にしか気づいていないのです。
エンパスの方は、人や環境の些細な変化に感情や体調が左右されるので、他人と関わらない仕事が良いなと思うかもしれません。
でも、エンパスの人の適職をひとことでいうなら、「見えない世界との橋渡しとなり、人を癒すこと」です。
とても癒しの力が強く、あなたと一緒にいるだけで体が軽くなったり、気分が軽くなったりする人がいるかもしれません。
相手の心の内を感じ取れるあなたは、相手も気づかないようなところを気づかせてあげたり、指摘してあげることで、相手の方が本来の自分へ戻るための手助けができるのです。
職業でいうと
ヒーラー、カウンセラー、介護士、保育士、芸術家や音楽家などが挙げられるでしょう。
実は、私のところに来てくださっている方もエンパスの方が多く、共感力や癒しの力が本当に高いのですね。
また、反対に、実は自分が感じ取れていることに気づいておらず、ここにきて初めて気づいたという方もいらっしゃいます。
実際の感想をいくつかご紹介しますね
・相手のスキャンの練習で、感じたことをそのまま伝えたら、「その通り!」と言われ、私が驚きました。
・胃が疲れているので、よく噛んで食べると良いみたいです。
⇒歯の治療中で、歯が痛くてよく噛めていないとのこと。
・ふくらはぎが弱っているので、少しでも階段を昇ると良いみたいです。
⇒最近、階段を昇るとキツイとのこと。
・自分で感じたままを伝えていいんだ!と思えました。
感覚は主観的なもので、客観性がないからと疑問視していましたが、もしかしたら、それによってブロックをかけていたのかもしれないと思いました。
・今回の参加は初めてでした。
出来るか不安で、参加するのに戸惑っていましたが、実際やらせていただくと、
出てきた映像と照らし合わせて確認すると、自分でもビックリする程当たってまして。
・「あっ!こんな風に感じ取ればいいんだ!」と、すごく自信に繋がりました。
貴重な体験をありがとうございました。
みなさん素晴らしいですよね。
私がエンパスという言葉を知ったのは、アニータ・ムアジャーニさんの本を通じてでした。
彼女は臨死体験をし、ステージ4の末期がんから奇跡的に生還し、今でも執筆活動のほか、世界中で講演活動などを行っていらっしゃいます。
彼女の最新刊のタイトルは、ずばり『繊細さは、これからの時代の強さです』。
英語のタイトルは「Sensitive Is the New Strong: The Power of Empaths in an Increasingly Harsh World」
繊細さは弱さではなく、むしろ強さであると述べているのですね。
彼女もまた、自分がエンパスであったことで、人の痛みを自分の中に引き込んでいたことに気づき、自分は他の人とは違っていたこと、またそれらもガンの一因であったと述べています。
HSP・エンパスの対処法
HSPやエンパスの方は、他の人の気持ちや他の人の感覚をキャッチしやすく、人の痛みや苦しみが、まるで自分のことのように感じることもあるでしょう。
実は、私のところに来てくださっている方の中には、エンパスゆえにこんな体験をされる方もいらっしゃいます。
- ヒーリングした相手が風邪をひいていて、それを自分がもらってしまい、翌日から風邪を引いてしまった。
- 相手と対面した瞬間、喉が締め付けられるような感じがし、それが相手がインフルエンザにかかって喉を傷めていたことに気づき、その後、夜中まで喉の激痛が続いた。
- リーディングやヒーリングの練習をしている最中に、相手の具合の悪いところや相手の痛みをもらってしまい、自分も相手に同調したかのように、同じ症状を体験してしまうというものです。
確かにこれは困りものですよね。
これを予防する方法があるのか、ですが…
はい、あります。
HSPやエンパスの方が、他人から“もらわないよう”にするために、今からできる対策を3つお伝えしていきます。
- 繭の玉を作る
- 身代わりにならないという意図
- つながりを断ち切る
それでは、ひとつひとつ説明していきますね。
繭の玉を作る
あなたの回りにはオーラの層があって、それはあなたを、まるで繭の玉のように包み込んでいます。
卵のような丸い殻を、あなたの回りに想像してください。
HSPやエンパスの方は、この殻の部分に穴が開いていたり、破けてボロボロになっていたり、殻が薄くなっているのですね。
この空いた隙間から、場のエネルギーや人のエネルギー、それらの情報が入ってきて、それがオーラの層を伝わって、あなたのものにやってくるというわけです。
したがって、まずやっていくべきことは、オーラの修復です。
修復するには、あなたの回りにある繭の玉、もしくは卵の外郭をイメージしてください。
そうして、その殻を何度もなぞり、強化していってください。
これは、イメージの中で行っていただいても効果的ですし、イメージの中で手でその外郭をなぞっていくのでもいいでしょう。
相手のヒーリングやリーディングをするとき、また人の多い場所に行くときや、今日は影響を受けたくないわというときには、この卵の殻に「テフロン加工」を施してください。これもイメージの中で行います。
相手のエネルギーがその卵の殻にくっついても、つるっと滑って下に落ちていくような感じです。
ポイントは、跳ね返すのではなく、つるっと滑らすということです。
鏡のように相手に跳ね返すと、戦いのエネルギーが加わってしまうので、跳ね返さず、戦わずに、さらっと流せばOKです。
すると、あら不思議。卵の殻の中は、平和であなたのエッセンスで満たされています。
これをやることで、自分がどこへ行っても自分らしく、安心していられることに気づくでしょう。
あとは、人混みの中に行くときには、物理的に耳栓をしたり、サングラスをして周囲の情報を制限することも役に立ちます。
ここまで聞いていただいて、一つ疑問がわいてくる方がいらっしゃるかもしれません。
「リーディングやヒーリングの時に、卵の殻が邪魔して相手の情報が分からないんじゃないの?」
その疑問には、次の説明で答えていきましょう。
身代わりにならないという意図
私はリーディングやヒーリングについて伝えるとき、「相手の身代わりになろうとしないでください」と伝えています。
リーディングやヒーリングを学ぼうという方は、優しくて人助けがしたいという方が多いので、
「相手の痛いところや苦しみを、私が肩代わりしてでも、相手の方が楽になるのなら……」と、
潜在意識で思っている方もいらっしゃいます。
潜在意識で思っていることは、通常の意識では気づかないため、無自覚の場合が多いのですが、
もし、相手の症状をもらってしまうことが多い場合には、無意識でそう思っている可能性があります。
ヒーリングというのは、あなたが相手の痛みを引き受ける行為ではありません。
あなたはあくまで癒す側であり、癒すことで何も失うものはありません。
もし、癒すことでどんどん失っていくとしたら、あなたはどんどんと消耗していき、
あなたが癒せる人の数は有限になってしまいます。
ヒーリングは、相手の人が良くなっていくことで、あなたも同時に軽くなっていく行為です。
ですから、あなたは無限に人を癒すことができるのです。
見えないエネルギーは、意図に従います。
したがって、あなたが「自分は相手の痛みを自分の中に引き込まない」と決めれば、現実もその通りになります。
私も、相手の痛みを自分の中に感じることがありますが、これを理解しているため、相手の痛みや病気をもらうことはありません。
同様に、ヒーリングにおいて相手の痛みを自分に引き込んで自分を癒すという方法は、非常に危険性が高いため、おすすめできません。決して行わないようにしましょう。
相手の苦しみを理解し、共感するのはすばらしいことですが、それを自分の中に引き込むことは、すばらしいこととは言えません。
もし相手の苦しみを引き込むと、苦しんでいる人が1人だったのが2人となり、その数が指数関数的に増加していってしまいます。
苦しみを増幅させるのは、あなたの意図ではありませんよね。
ですから、「相手を理解するけれども、引き受けない」という意図をしっかりと持つことが重要です。
相手の情報をキャッチするときには、卵の殻の中からそっと意識を相手の元に伸ばし、
それをキャッチしたら、その影響は卵の殻の中には持ち込まないようにしましょう。
そうすれば、卵の中はいつも平和で安全に保たれます。
つながりを断ち切る
リーディングやヒーリングをした後、また人の多い場所に行ったときなど、
その影響を残したくありませんよね。
そんな時は、その人やその場所との「つながりを断ち切る」ことをおすすめします。
最も手軽な方法は、「手を洗う」ことです。
水の波動を借りて、自らを清めることで、
その日一日に感じたエネルギーをリセットし、元に戻すことができます。
私も、ヒーリングの後は手を洗って、エネルギーを洗い流すようにしています。
他にも、お香などを焚く方法もあります。セージなどもいいですし、ストーンを使うのもいいでしょう。
ストーンも定期的に浄化が必要なので、塩水につけたり、日光に当てて流れを良くしてあげるのがおすすめです。
でも、一番大切なのは「意識」です。
意識は購入する手間もありませんし、お金もかからないですし、すでにあなたの中にあるものですよね。
ということで今日は、繊細さと人を癒す才能についてお話しました
私は、外に出かけるときにはサングラスをかけています。
日差しも遮ることができますし、なんだか落ち着くのですよね。
セージもすごく良い香りなので、癒されます。
最後に、今日の内容についてのガイドさんからのメッセージをお伝えしましょう
全てあなたが欲しいものは、あなたの中にあります。
あなたの中に、宇宙があり、その宇宙はあなたなのです。
あなたが、あなたの気質をどのように生かすのか。
それを決めるのも、あなたです、ということを伝えています。
私は、ずっと自分のことを卑下してきましたが、
自分を否定したり、卑下するのをやめて、現時点の自分を受け入れることが、
最善の方法なのではと思うようになりました。
能力に制限があったり、人と同じようにできないからこそ、
新しいものが生まれると思うのです。
だから、今が最善です。
ぜひ、今日のブログがあなたの役に立てば嬉しいです。
それでは、またお会いしましょう。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。
瑠璃でした。