「わたし、ヒーラーになります」―誰もが持つ癒しの力を目覚めさせる3つの扉

初心者からヒーラーになり人を癒すための3ステップ
こんにちは。
今日は、初心者からヒーラーになるための3ステップについてお話します。
人を癒す職業に就きたい、周りの人の笑顔がみたい、自然や動物と調和した世界に憧れる。
そういった方は、ヒーラーの素質があるかもしれません。
ヒーリングは、全く新しいものに思われるかもしれませんが、実は違います。
今日は、ヒーリングの歴史をご紹介するとともに、全くの初心者からヒーラーになるまで、何が必要かを3つのステップに分けて解説していきます。
今日は、
- 太古の昔1万5000年前から行われていたヒーリング
- ヒーリング能力を覚醒させるためには
- ヒーラーという職業の魅力
- ヒーリング能力を高める一人でできるトレーニング法
についてお話していきます。
これからヒーリングを始めたい、さらに技術に磨きをかけたいという方は、このブログを読むことで、ヒーリングの可能性について知り、明日からやるべきことが分かるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
ヒーリングとは何か?
ヒーリングとは、宇宙を構成し人体の生命活動を維持するエネルギーを、相手のエネルギー場に移動、交換あるいは共鳴させ調整することで、肉体・精神・霊の統合を促進するプロセスです。
ちょっと難しいですよね。
簡単に言えば、ヒーリングとは人を癒すことです。
Healingの直訳は、「癒す」ですよね。
今日(こんにち)では、ヒーリングスポット、Healing Musicなどの言葉で頻繁にヒーリングという言葉を耳にするのではないでしょうか。
1万5000年前から行われていたヒーリング
ヒーリングは新しいものに思われるかもしれませんが、実は違います。
ヒーリングは、有史以前から全世界で行われてきました。
ピレネー山脈の洞窟には、15,000年前に描かれたヒーリングの絵が残されており、
エジプトやバビロニアでも洞窟に彫られたヒーリングの光景が残されています。
エジプトでは、紀元前1552年頃の「エベルス・パピルス」に治療目的でヒーリングが用いられ、
ギリシャでは、紀元前4世紀にアスクレピオス神殿等において治療目的で用いられていました。
また、ヒーリングは宗教においても重要な役割を果たしています。
旧約聖書にはヒーリングの記述があり、
新約聖書では、イエスが治癒能力を持っていたことがたびたび描かれているように、
宗教的な奇跡的治癒を実施する意味でも使用されています。
初期のキリスト教聖職者にとっては、手かざし療法は説教と同じ仕事の一部だと思われていたそうです。このようにヒーリングは、歴史上、宗教上も重要な意味を持っていました。
ヒーリングに期待できる効果
そんな歴史を持つヒーリングですが、ヒーラーとなるうえで、あなたがどんなヒーリングを行うのか、まず最初に決めることから始めましょう。
というのは、ヒーリングが役に立つケースは多岐にわたるため、漠然とヒーラーになるのではなく、自分のスタイルや、自分の役に立ちたい人を明確にすることが重要だからです。
ヒーリングの一般的に期待できる効果を3つに分けて紹介します
肉体の凝りや疲労感の軽減
自律神経のバランスが回復し、リラックスすることで、自然治癒力が高まったり、睡眠の質が向上するなどの効果が期待できます。
エネルギーが満ち足りて、循環が良くなることで、疲れにくくなったと感じる方もいらっしゃいます。
なぜだかわからないけれども疲れやすい、という方にはヒーリングは非常に適した手法と言えるでしょう。
一般的には整体で行う骨格調整などを、ヒーリングで行うことも可能です。
私の中でこれは職人系ヒーラーといいますか、細かい調整をしていくジャンルのヒーリングですね。
不安やイライラの軽減
心の状態が恐れやイライラの状態から、安心・安全・満足が得られる状態に移行する手助けができるのも、ヒーリングの特徴です。
インナーチャイルドが癒されることで、深い心の傷が癒えることもあるでしょう。
これらは自分でも行うことができますが、他人の助けを得ることで、より癒しが加速していきます。
結果として自分を認めることができたり、自己肯定感が高まったり、自信が持てたり、また長年のトラウマが解消されるといった経験をされる場合もあります。
こういったインナーチャイルドの癒しを専門で行うヒーラーさんもいますよね。
霊的な進化
魂の目覚めを促すのも、またヒーリングです。
魂が目覚めたとき、本当の意味で人は自分らしさを取り戻すでしょう。
これは、サイキックヒーリングとも呼ばれます。
霊能者と違うのは、ただ相手の状況を言葉で伝えるのではなく、それをエネルギー的に介入することまでできるという点です。
「それは分かったけれど、実際どうすればいいですか?」という疑問に対し、「ではこれから一緒にやってみましょう」と次の一手が打てるということですね。
ヒーリングを受けたことで、大きくエネルギーが変化し、それが本当の自己を呼び覚ますきっかけになることもあります。
私は、一対多でヒーリングを交えたワークをすることがあるのですが、これまで実際にいただいたご感想に以下のようなものがあります。
ワークが終わったあとから身体がポカポカ暖かくなり汗ばむ程で、その日は暖房器具を必要とせず驚きでした。
ワークの次の日、夜目を閉じた時に目の前に宇宙が広がり、意識が拡大している事に気付きました。
私は人に迷惑をかけたくないという思いが強く、人に頼ったり甘えたりする事ができずにいましたが、素直に気持ちを伝えている自分がいて驚いています。
相手の方も私の要求に喜んで快く手伝ってくれているのが感じられ、幸せな気持ちに包まれています。
正直ワーク中は何が起きているのかわかりませんでしたが、確実に内面が変化しているようです。
このように、ヒーリングは、ご本人が意識している範囲以外で大きな変化を起こし、自然と変わっていけるという利点があります。
カウンセリングは、基本的に自分で自覚した範囲でしか行動を変えることができないので、これはカウンセリングにはない利点といえるでしょう。
ヒーリング能力を覚醒させるためには
それでは、これからヒーラーとなるうえでの3つのステップをご紹介します。
ぜひヒーラーを目指している方は、一緒にやってみてください。
ステップ1:エネルギーと仲良くなる
ヒーリングとは、あなたが媒体となって、相手の方にエネルギーを送ってチャージしたり、相手の循環を良くしたり、また相手が手放しをするためのお手伝いをすることです。
したがって、ヒーラーに必要とされるのは、エネルギーを扱う力となります。
でも、いきなりエネルギーを扱うのは難しいですよね。
でも、最初のステップとして非常に有効なものがあります。
それは、まずはエネルギーを体感することです。
たとえば、自然の中に行ってみる。
特に都会や人の多い場所で生活をしている方は、自然の中にいくことを強くおすすめします。
なぜなら、一度自分のエネルギーをリセットすることで、エネルギーをもっと繊細に感じられるようになるからです。
多くの人は、自分にないものをつけ足そうとします。
本を読んで知識をつけ足したり、自分の知らない話を聞いてみたり…。
でも、エネルギーは付けたす一方では、混乱してしまったり、かえって受け取る力が弱くなってしまうこともあります。
例えば、白紙にはたくさんの色や文字が自由に書けますよね。
白紙をあなただとしてください。
するとあなたは、色や文字というたくさんの情報を受け取ることができるわけです。
この情報が、相手の方のエネルギーであったり、周りのエネルギーであったりするわけです。
でも、目の前にすでに印刷された紙があったら、書くスペースは限られてしまいます。
印刷された用紙をあなただとすると、もうすでにたくさんの文字を受け取っているので、新たにほかの色や文字という情報を受け取るのは難しいですよね。
ですから、まず、いっぱいになってしまった用紙を消しゴムで消して、クリアにするところから始めるといいでしょう。
ヒーリングに必要なのは、論理的思考力でもなければ、膨大な情報量でもありません。
どれだけ本を読んでも、知識を身につけても、それとはまったく別ジャンルのスキルなのですね。
ですから、頭が良い人ほどヒーリングは苦手だったりします。
反対に、昔から感覚や直感で生きてきたようなタイプの方は、もって生まれた自分の個性を生かすことができるでしょう。
ステップ2:日常をエネルギーとして捉えてみる
ステップ1であなたのエネルギーをクリアにしましたよね。
そのうえで、あなたの日常生活をエネルギーとして捉えることに意識を向けてみましょう。
例えば、あなたの職場と家のエネルギーはどのように違いますか?
昼間と夜のエネルギーはどのように違いますか?
人とペットと植物のエネルギーはどのように違いますか?
健康な人と、不調を抱えている人のエネルギーはどう違いますか?
例えば、木へ手を当ててみましょう。
そうして、木からだんだんと手を放して、その周りを取り巻くエネルギーの層を感じてみます。
そこに、ふわふわと弾力のあるエネルギーの層を感じるはずです。
同じように、自分の体でもやってみましょう。
自分の体に手を当てて、その周りを取り巻くエネルギーの層を感じてみます。
その感覚を比較してみましょう。
物質は、必ずエネルギーとしての側面を持っています。
五感の目で捉えられるものは、すべてエネルギーとしての側面を持ち合わせているのです。
そのようにして、あなたの日常生活をエネルギーとして見るよう意識してみましょう。
ただし、ここでひとつ注意点があります。
普段から感じすぎて困っている人についてです。
もともと繊細で豊かな感性の持ち主ゆえ、人や場所のエネルギーを感じすぎて辛く感じている人は、エネルギーを感じることに対してネガティブなイメージがあるかもしれません。
特に繊細な方については、意図せず相手のエネルギーを取り込んでしまうことがあります。
外からのエネルギーが自分の中に入ってくることで、そのエネルギーに影響を受けて体が重くなったり、しんどくなった経験があるでしょう。
そういった人は、まずあなたに害を及ぼす可能性のないもののエネルギーを感じるようにするといいでしょう。
例えば、山、海、花、ペットなどです。
心を開いても安全な対象に対し、エネルギーを感じるようにしてみましょう。
やがて、あなたのエネルギーがしっかりと整うことで、周りからの影響をコントロールできるようになっていきます。
私がこれまでに体験したものとして、山との交流があります。
ある日、遠くにそびえたつ山の方に目をやったところ、突然その山がエネルギーとして感じられる瞬間がありました。
その瞬間、その山が私の中に「入ってきた」のです。
その山のエネルギーは、私のチャクラを下から順々に上り、チャクラの中を通っていきました。
それはそれは素晴らしい、クンダリーニの上昇とはこのことを言うのかなと思うくらい気持ちのよいものでした。
エネルギーは、「温かさ」「ひんやりする感じ」「ピリピリする感じ」「圧力」「反発する感じ」「脈動」といった感覚で感じることができます。
最初のうちは、手や足でこれらの感覚を感じるだけですが、経験を積めば、あなたの中心ライン、チャクラのセンターラインをつき抜けるような、何とも言えない爽快な感覚を得ることができます。
ステップ3:霊的な修行をする
あなたが、どのレベルのヒーラーになりたいかによりますが、魂を癒すスピリチュアルヒーラーを志しているならば、霊的な修行は必須でしょう。
おそらく、ここまでの2つのステップで、肉体を癒すヒーラーには十分になれるでしょう。
肉体もエネルギーですから、骨格や内臓などのエネルギーを捉え、どこが詰まっているかを特定し、そこをヒーリングすることもできます。
この先に、心のヒーリングがあります。
さらに、この先に、魂のヒーリングがあります。
ご先祖様や、霊的なつながりのある方や、目に見えない存在を捉えることができるのも、このレベルです。
霊的な修行は、あなたのハイヤーセルフとのつながりをより強固なものとし、あなたの魂を目覚めさせ、それにより、あなたは魂からヒーリングパワーを取り出せることになるのです。
これは、私たちが人間としてできる範囲をはるかに超えています。
ここまでくれば、十中八九、あなたのヒーリングを受けた人が、そのヒーリングエネルギーを感じられるようになるでしょう。
ここまでくれば、相当の洞察力や直感力も同時に備わっていることでしょう。
そのために実際にやっていくことは何か。
それは、自分のハイヤーセルフと繋がり、その感覚を何度も何度も感じ続けることです。
それを感じづらくしているのは、過去のトラウマや、思考の歪みや、自分に対する決めつけなどです。
あなたを生きづらくしているものは何ですか?
自分の中の欠点だと感じていることは何ですか?
あなたが日々生活をする中で、心の中でどんな言葉を自分自身に投げかけているのかに注意を向けてみましょう。
「大丈夫、きっとできるよ!」「やってみよう、きっとうまくいくよ!」と言えていますか?
「そんなんじゃだめだよ」「どうせまた失敗するよ」
そんな風な言葉を自分に対してつぶやいていませんか?
その中にヒントがあります。
あなたの心の中の言葉を捉え、それに敏感になるようにしてください。
スピリットは、あなたが心の底から安心感に満たされているとき、あなたの元へとやってきます。
まず、何が自分を苦しめているのかを知ることが大きな助けになってくれます。
自分を癒すことが、結果的に霊的な目覚めへと繋がり、それが他者を癒すことにつながるのです。
ヒーリングの立ち位置
ヒーリングは非常に効果的だと私は感じていますが、かといって、現代医療を否定するものではありません。
私も個人的には薬はできる限り飲みませんし、飲みたいとも思いませんが、やはり病気の診断は国家資格のある専門家である医師の専門分野です。
ですから、絶対にヒーリングのみで治す!と固執する必要もありませんし、その人のためになるのであれば、どんな方法も視野に入れるべきでしょう。
かならず病院に行ってもらったうえで、何も問題がないのを確認してもらってから、また治療を同時並行で行いながら、その補助としてヒーリングを取り入れてください。
私は、これからの時代は「共存」だと思っています。
西洋医療と、代替医療が「共存」する時代。
どちらが良い、悪いではありません。
人の体を物質として扱う西洋医療と、エネルギーとして扱う代替医療。
どちらも同じものの別の側面を見ているだけであり、どちらも正しいのです。
古代ギリシャの医療では、ヒポクラテスの属するコス派は予後を重んじ、身体全体を全人的に治療していました。
かの有名なソクラテスは、こんな言葉を残しています。
「頭を治すことなしに眼を治そうとするな、体を治すことなしに頭を治そうとするな、魂を治すことなしに体を治そうとするな」
つまり、体と頭、そして魂はすべてつながっているというわけです。
これは、人という存在の本質をとらえている言葉でしょう。
癒やしは単に病気からの解放に留まらず、苦しみからの解放といった人間的な問題にもかかわっており、最終的には、魂の目覚めが本来のあなたへ戻してくれるのです。
ヒーラーになるために資格は必要なのか?
ちなみに、ヒーリングには国家資格はありません。
ですから、「私はヒーラーです」といえば、誰でもヒーラーになることができます。
ですが、何事も同じように、当然のことながらヒーリングも技術と経験が必要です。
例えば、医師になるためには最低6年、看護師になるには最低3年、鍼灸師になるためには最低3年の教育が必要ですよね。
ヒーリングも同じです。
ヒーリングにおいては、技術の習得も含め、最低でも1年くらいは経験を積むといいと思います。
技術を学び、経験を積む。
この繰り返しによって、あなたの独自の感覚が磨かれ、あなたのヒーリングが完成するでしょう。
私も、何年も修行ののち、ようやくヒーラーとして活動することができるようになりました。
ちなみに資格についてですが、では私がたくさんの資格を取ったか?と言われれば、そうではありません。
世の中には、レイキヒーリングやシータヒーリング、クリスタルヒーリングなど、いろいろな手法や流派がありますよね。
そのなかで、直感でピンときたもの、またピンときた先生を選んでいただければいいと思います。
個人的には、どんな資格を得られるかよりも、どれだけ自分の技術に自信を持ち、相手に貢献できるかを基準に考えるといいと思います。
相手の方にしてみれば、こちらがどんなに立派な資格をいくつ持っていたところで、変化や気付きを体験できなければ、何の価値もないでしょう。
だから、ヒーラーである自分自身が納得できるまで、謙虚に練習を積んでいくことが大事だなと感じています。
そして、この道に終わりはありません。
でも、これは楽しい道です。
だって、あなた自身が拡大するだけ、人を癒す力が拡大していくのですから。
人を癒すことは、あなたを癒すこと。
あなたを癒すことは、人を癒すことなのです。
ということで、今日は初心者からヒーラーになり、人を癒すための3ステップについてお届けしました。
3ステップについては、
ステップ1は「エネルギーと仲良くなる」、
ステップ2は「日常をエネルギーとして捉えてみる」、
ステップ3は「霊的な修行をする」でしたね。
あと、最後に付け足すとするならば、「いろいろな人のヒーリングを受けてみる」です。
ヒーリングを学んでいる方に「これまでヒーリングを受けたことはありますか?」と聞くと、「ありません」とおっしゃる方が意外に多いです。
私がヒーリングを学ぼうと思ったきっかけは、体の不調をなんとかしたくて、ひょんなことからある施術者の方を紹介されたことでした。
友人に「こんな悩みない?」と聞かれて、「あるある」なんて話していたら、「じゃあいい人紹介するよ」と言われて、その当日にすぐさま予約を取り、ヒーリングとは何かを知らないまま、人生で初めてヒーリングを受けたのですね。
当時はヒーリングなんて聞いたことありませんでしたから、まったくわからない状態で行きました。
当時は、方法は何でもよく、とにかく良くなれば良かったのですね。
ヒーリング中は全く何も感じなくて、手も触れないし、本当に不思議な感じしかなく、「え、何をやっているんだろう」と疑問しかありませんでした。
でも翌日、すこぶる体の調子が良く、体が軽く感じられて、「ヒーリング凄い!」と感動し、今に至ります。
私はそれまで、整体、鍼灸、食事療法、栄養療法など、ありとあらゆる方法に相当の期間を費やしていましたが、そんな私がこれまで体感したことのない感覚で、本当に驚いたのを覚えています。
どれだけ素晴らしい技術も、体験しなければ自分事になりませんし、その真価を人に伝えることはできませんよね。
私のところで学んでいただいている方で、半身麻痺で1日のうちほとんどの時間、寝たきりの方がいるのですが、サイキックヒーラーになり、警視庁の指名手配犯などを見つける手助けがしたいのだそうです。
素晴らしいですよね!
自分が喜ぶことで相手を幸せにできたら、こんなに素敵なことはないと思います。
あなたの能力を生かして、ぜひ人を幸せにする道へ進んでください。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
愛と平和の世界へ
瑠璃でした