魂が目覚めるときに起こること~変化と調和のプロセス~

こんにちは、瑠璃です。今日は、あなたが目覚め始めたサインと、目覚めると起こることについてお伝えします。
あなたが目覚め始めた時、様々な変化を経験します。これまで叶わなかったことが突然うまくいくようになったり、自然と出会う人や環境が変わっていきます。
ところが、期待とは裏腹に思わぬ出来事に直面することがあるかもしれません。
でも、それがあなたが目覚めつつあるサインだと知っていれば、あなたが正しい道を歩んでいると確信でき、むしろその変化を歓迎することができるでしょう。

今日の記事では、目覚めの道を歩み始めた人が経験することについて、具体例を挙げながら3つご紹介します。
目覚めの道を見失わないよう、目覚め始めたときに何が起きるのか、そして具体的な対処法までお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

目覚めとは明確な変化を伴う

目覚めとは、明確な変化を伴います。例えば、これまで「NO」と言えなかった人が「NO」といえるようになったり、これまで自分を責めてばかりいた人が、自分も相手も責めなくなったりすることがあります。
これらは明確な変化ですよね。

ある女性は、会社で土曜日も出社することになり、以前なら絶対に断れなかったところ、きっぱりと断ることができたそうです。このように、変化は実際に行動にも表れてきます。

でも、実は、あなたがこれらの変化を経験する際には必ず、ある勢力が介入することを知らなければなりません。

目覚め始めると起こることその① うまくいかないことが起こる

目覚めようとする人がいれば、目覚めを阻止する人がいます。
映画『マトリックス』では、主人公のネオとエージェントスミスという対照的なキャラクターが描かれています。
マトリックスという機械が作り上げたシステムのおかしさに気づいてしまったネオは、マトリックスを抜け出します。

ところが、ネオを待っていたのは、エージェントスミスでした。エージェントスミスはマトリックスに接続された法の番人のような存在であり、目覚めようとする人たちを攻撃します。

マトリックスは、人間を電池のようにエネルギーを取り出す装置として使いたいのです。だから、人間にマトリックスのトリックを見破られ、目覚めてもらっては困ります。

同じような状況をあなたも経験したことはありませんか?
例えば、仕事をやめようとしたら家族や友人から反対されたり、起業しようとしたら「絶対に無理だからやめろ」と言われたりすること。
これまでとは違ったことをやろうとすると、最初は笑われたり、けなされたり、否定されたりするものです。
背景の人々による介入

彼らには個性化された魂がないため、高次のスピリットとの繋がりを持たず、物質世界を超えた魂の憧れやビジョンを持ち合わせていません。
そうして、結果として、目覚めようとする個性化された魂の人たちを阻み、この物質世界に縛り付ける役割を担っているのです。

これがどういったことかを説明しましょう。
あなたは、ハートのセンターを開き、高次のセンターへ向かおうとします。これは、肉体という重い波動域から抜け出し、魂という別世界の軽い波動域へと向かい始めます。
人が目覚め始めると、重たい執着や執念、膿のように溜まっていた抑え込まれた記憶が開放され、重い波動から解放されていきます。この時、肉体は軽く、心は軽やかに感じられるでしょう。

ところが、彼らはあなたが目覚めるのが気に入りません。そのため、あなたを否定したり、非難したり、わざと無理難題を突き付けて困らせてきます。
とはいうものの、彼らは無意識のうちにあなたに対してこういった行動を行っており、彼ら自身が目覚めを阻むという明確な目的を認識しているわけではないのです。

あなたがゲームにおけるメインキャラクターだとしたら、彼らはゲームに出てくる「バックグラウンドピープル」、つまりプレイヤーと繋がっていないゲームの中の一プログラムにおけるキャラクターです。
そのような脇役のキャラクターとつながっているのは、個々のプレイヤーではなく、大元のゲームのソースコードですよね。

彼らは無意識のうちに、大元のマトリックスのソースコードから信号を受け取り、目覚めようとする人を阻止し、重たい波動域に縛り付けようとします。

目覚めを阻止する背景の人たち

なぜ、地球ではこれほどまでに目覚めている人が少ないのか。それは、このような背景の人たちの存在も一因です。
世の中に逆らい、悟りの道を行くのは、これほどまでに困難なことなのです。

これは背景の人に限らず、個性化された魂を持つ人もこうした脇役を演じることがあります。私たちも、誰かの人生にとっては脇役であり、あなたを通じて相手の人が気づいたり、悟りの道を行くよう手助けするのです。

裏を返せば、あなたが今こうした周りからの非難、反対、抵抗にあっているのであれば、それはあなたの行っている道が正しいという証拠なのです。

目覚めの道での試練

覚醒へと向かう道では、思いがけない困難や予想外の変化が訪れます。たとえば、仕事を首になった、仕事がうまくいかなくなった、人間関係が悪くなった、トラブルに巻き込まれたなど。

ある男性は、社会人になってから困っている人の助けになりたいと臨床心理士を志し、その資格を取得できる大学院の試験を受けました。ところが結果は、まさかの不合格でした。
彼はカウンセラーになるのをあきらめて再就職するしかありませんでした。ところが再就職先で待っていたのは、年上の女性社員からの激しいいじめでした。

彼女は、彼の悪口を部署内に吹き込み、陰口をたたかれ、無視され、やがてその会社にいられなくなりました。彼女は、まさしくバックグラウンドピープル、背景の人でした。

その結果、彼はたった1年でその会社を追われることになります。そして、もう一度カウンセラーになろうと心機一転、民間のカウンセリングの学校に通い始めました。
すると、そこで知り合った女性と結婚。その後、彼はカウンセリングを学ぶ過程でリーディングの才能が開花し、大勢のクライアントの目覚めの手助けをし、本を出版するまでになりました。

彼はこう語ります。「もしあの時職場で自分をいじめた女性がいなければ、今のパートナーと出会うことも、こうして仕事で成功することもできなかっただろう」と。

目覚めを進めるためのヒント

あなたが予想外の災難にあった、行く手を阻まれた、反対をされた。それらはあなたが正しい道へ進んでいる証拠なのです。
では、あなたがそういった困難に直面している時、どうすればよいのでしょうか。

まず、相手の意図を正確に見抜くことです。冷静に客観的な目線から、自分を非難しているのか、それとも半自動的に攻撃をしているのかを見てください。

でも、彼らが障害となるのは、あなたが別次元へ移行するまでです。あなたが今いる次元からさらに別の次元へ移行した時、彼らの攻撃は全く気にならなくなるでしょう。

これは、パラレルワールドに移行するようなものです。同じ場にいて、これまでと同じような態度を取られていたとしても、それが全く気にならなくなるのです。
これまで傷ついていたとしても、それが聞き流せるようになり、意に介さないでいられるようになります。これが別次元に抜けたというサインです。

でも、もしあなたが彼らと一緒にいることが辛いのであれば、離れるのも選択肢の一つです。目覚めようとする人と目覚めを阻止しようとする人を乗せたボートは、やがて転覆します。

先ほどの男性のように、その場から立ち去るという選択肢を取ることもできます。いずれにしろ、あなたが既存のパラダイムから抜け出し、目覚め始めると、周りとの波長が合わなくなってくるのです。
目覚め始めると起こることその② 体調の変化

あなたが目覚め始めると、振動数が上がり、肉体の周波数も変わっていくでしょう。
あなたの中の電球はこれまでショートし、切れていましたが、その電球の電気がともり始めると、あなたの中の高い波動の発生源が再び点灯します。そう、これは魂です。

魂の影響力はすさまじいものです。肉体とは比較になりません。この軽い振動数が、あなたの肉体の振動数も変えていくのです。

この変化を乗り越えると、体調も整い、自然と健康へと向かっていきますが、その移行期間は、少々しんどいかもしれません。
とにかく眠くなったり、ぐったりしたり、休まないと動けなかったり、倦怠感やけだるさを感じることがあります。

おそらくあなたは、それまでとは違う環境や、それまでとは違う人に出会い、その新しいエネルギーを取り入れ始めたなどのきっかけがあったのでしょう。
目覚めが自然に始まる場合もあれば、誰かとの出会いによって始まることもあります。すると最初は、そのエネルギーに適合するのに、少々てこずるでしょう。

こういった体調の変化は、何度か経験することもあります。
最近調子がいいなと思ったら、またとてつもなく眠くなる。また調子が良いなと思ったら、また眠くなるといった具合です。そのたびに、新しいエネルギーに慣れていっているのです。

ですから、この期間は無理せずに、自分に休むスペースを与えましょう。全ての道は、弛緩と収縮の繰り返しによって行われます。
新しいエネルギーに触れたら、休む。休んだら、また新しいエネルギーに触れる。

私はこれを何度か経験したのちに、全く違う仕事へと導かれたり、新しいパートナーと出会ったり、能力が開花しヒーラーとして活動し始めた方を見てきました。
皆さんに共通しているのは、こういった休む時間を自分に取ったということでした。

目覚め始めると起こることその③ 自由を思い出す

目覚めるとは、何から目覚めるのでしょう。目覚めという言葉が象徴するように、これまでの現実から目覚めていくのです。
私たちは、自分が何者かを忘れることにより、すでに死んでしまっています。

今日、①でもお伝えしましたが、背景の人は相手を鏡のように映し出して、相手に気づかせるという役割があります。
あなたが障害だと感じているものは、マトリックスからの妨害であったという場合もあれば、あなたの無意識があなたに決断しやすいよう起こしているという場合もあるでしょう。

例えば、ある女性は職場で怪我をしてしまい、働けなくなって職場を退職せざるを得なくなりました。でも、彼女はずっと休みたいと思っていて、でも言い出すことができなかったのです。
彼女の無意識が、怪我を作り出したといってもいいでしょう。彼女は、怪我をしたとき、不思議と「やっぱり」という思いと、「やっと休むことができる」というほっとした気持ちを感じたそうです。

私はもともと金融機関で働いていましたが、退職し、自分の好きなことで生きていこうと思ったとき、すでに活躍している人を見ては「あなたにはできないよ」と言われている気分でした。
本当にやりたいこと以外のことを勧められたり、無理やり自分のビジネスに引き込もうとした人たちもいました。

私が自分の中を見たとき、現実は自分の恐れや不安、また「私にはまだ準備ができていない」という思いを表していたように思います。

私たちが目覚めるとき、そこに恐れや疑念が必ずと言っていいほど付きまといます。現実を見えなくしているのは、その恐れです。
その恐れは私たちのレンズを曇らせ、私たちがありのまま現実を認識するのを阻むのです。

自由意思と真の目覚め

考えてみてください。

あなたはこれまでひとつも悪いことはしてこなかったのです。ただ、あなたは無知だったか、自分を思いやることを知らなかったのです。すべてはあなたの最善の選択でした。
なのに、なぜそれほどまでに自分を責めるのでしょうか。

人が2人以上集まれば、必ず意見の相違が生まれます。違うからこそ、新しいものが生まれ、互いに協力しあうことができます。それなのに、なぜそれほどまでに、否定されることを恐れるのでしょうか。
私たちが感じている恐れは、幻想に過ぎません。

あなたが外側の世界を見ることで、自分の心の中を見ることができるのであれば、その障害はあなたの心の中の障害だったことが分かるでしょう。
私たちは、外の世界と内の世界が全く別のものだと思っていますが、内側の世界が外側に映し出されていることが分かれば、外側の障害は簡単に消えていくのです。

そのように、自分の心の中の呪縛から解放されていくことによって、あなたの自由意思が目覚め始めます。
自由意思とは、あなたのやりたいことや目標を自由に決めることでもありますが、もっと大切なことがあります。

自由意思とは、あなたがこの瞬間、一瞬一瞬、自分の反応を選択することです。自由意思とは、スピリットに与えられた偉大な力です。

あなたは右に行ってもいいし、左に行ってもいいのです。でもそれだけではありません。例えば、上に行ってもいいのではありませんか。

例えば、あなたが毎日同じ通勤経路をたどって帰宅していたとします。それがあまりに当たり前すぎて、別のルートでも帰れること、またそもそも会社に行かないという選択肢を選べることを忘れてしまいました。

そうして、自由意思を忘れた私たちは、誰かにとっての背景の人となることもあります。誰かが挑戦するのを止めたり、否定したり、人が成功することを心から喜ぶことができないのです。

私たちは誰かに流される必要はなく、たとえ自分が信じていることが世間の常識とは異なっていたとしても、自分の真実を生きる、という自由があります。

目覚めの過程で、あなたの自由意思が目覚め始め、あなたは自分の中にあった真の力に気づくことができます。これが、自動反応を脱するということなのです。

自由意思と他者からの抵抗

そうして、また話が最初に戻ります。あなたが自由意思を発揮し、堂々と自分の意見を主張し、自分を生きるとき、それは周りの人からは脅威となります。

ですから、また抵抗にあったり、行く手を阻まれるように感じることがあるでしょう。ですが、これもあなたが次元を完全に飛び越えるまでです。

新しい自分に慣れるためには、それなりの時間を要します。それは肉体的にも、精神的にもです。
いつしか、あなたはいつも心に思っていることと、外側の世界が一致していることに気づくでしょう。
あなたが心の中で思っていることを、行動にも移し、あなたという存在がその思いを体現していることに気づきます。

あなたと一緒にいるだけで癒される、気づかされると言われることが増えるでしょう。あなたは、あなたという存在で、それを示したのです。

目覚めの3つのサインを振り返る

今日は、「目覚め始めると起こること」ということで、重要な3つのサインについてお話ししました。
① うまくいかないことが起こる
② 体調が変化する
③ 自由であったことを思い出す
ぜひ参考にされてください。

最後に

ということで、今日は「あなたが目覚め始めたサイン~目覚めると起こること~」についてお伝えしてきました。
目覚めの道は、すべてがうまくいくように感じるかもしれませんが、必ずその途中ではドラマがあります。
より自分が自分らしくなる過程で、周りと合わなくなったり、付き合う人がガラッと変わったりします。

私は「合わないなら去る」というのはとても大切だと思っています。
あなたが人生において本当に縁があるのは、たった数人でしょう。
彼らは同じ星から来た仲間であったり、過去に経験を共有した人たちかもしれません。

ですから、そういった人に出会うまでは旅を続けていいと思うのです。
私はこの時期、あえてひとりきりで過ごすようにしていて、一人で地方に出かけたり、インスピレーションで旅をしたりしていました。

外側からのノイズに惑わされず、ぜひあなたの道を貫いてください。
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今日のブログを読んでいただいて、気づいたことなどがありましたら、ぜひコメント欄に記入しておいてくださいね。
また、こういった内容をお届けしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

真実の向こう側、神聖なる本当の自分へ――瑠璃でした。