波動を上げて真の自分を取り戻す方法 ②

こんにちは、瑠璃です。今日は、「波動を上げて本当の自分へ出会う方法」についてお伝えします。
波動を上げたい、波動を上げて軽くなりたい、重たい現実世界から抜け出したい――そんな風に思っている方もいらっしゃるでしょう。
波動を上げた先に待っているのは、そう、本当の自分です。
苦しい現実から抜け出したい、覚醒したい、本当の自分を知りたい、シンクロニシティや運命の出会いを体験したい。
そう思っているのであれば、波動を上げていくことによって、出会う人や環境が大きく変わるでしょう。
また、人の役に立ちたい・周りの人を変えたいと思っているならば、波動を上げることで、魔法のように相手が変わるのを目にすることができるでしょう。
今日は、以下の3つについてお話しします。
・身近な波動の正体
・波動には2種類が存在する
・波動を上げる本質的な方法
真の目覚めに必要な波動の上げ方についてお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
波動とは?
波動を上げるには、「ありがとう」とか「感謝しています」という言霊を言うとよいですよ、とよく言われますね。
また、神社に行く、ポジティブな気分でいるなどのアドバイスも耳にするでしょう。
波動とは、簡単に言うと、エネルギーを波の形に表したものです。
エネルギーの波の数を周波数といいますよね。
物質はエネルギーとしての側面も持ち合わせているので、花も鳥も雲も波動を持っています。もちろん、人間も同じです。
なぜ波動が高いほうが良いのかというと、この世界には「似たものが引き合う」という法則があるからです。
波動を高めておくことで、良い環境へと導かれたり、良い出会いがあったりします。
反対に、波動が低いと、思わぬネガティブな出来事に遭遇してしまうのです。
波動には2種類が存在する
先ほど波動を上げるには、「ありがとう」とか「感謝しています」という言霊を言うとよいですよ、とか
神社に行くといい、ポジティブな気分でいるといい、などといいますよね
とお伝えしました。
ほとんどの方が誤解しているのですが、実はこれらの方法は間違っています。
それの理由を説明する前に、波動には2種類あるということをお話しておきましょう。
1.気持ちや気分、心地よさや考え方の変化を表す波動
これは、私たちの心の状態によって容易に変化する波動です。
私たちが落ち込んでいたり、不安になったりするとき、波動は下がります。
私たちがわくわくしていたり、喜んでいるとき、波動は上がります。
私たちが心地よいなと思っている時、波動は上がります。
私たちが不快に感じている時、波動は下がります。
このように、快や不快の感覚、ポジティブやネガティブな感情や考えによって、この波動は変化します。
最も分かりやすいのが赤ん坊でしょう。
赤ん坊は大泣きしたと思ったら、次の瞬間ケラケラと笑っていたり、すやすやと眠っていたりしますよね。
このように、この波動は、私たちの心の状態や、環境によって絶えず変化し揺れ動いています。
そういった意味で、昨日の私と、今日の私は別の人間なのです。
ですからこの波動を上げたければ、リラックスしたり、ポジティブな言霊の力を借りたり、好きなことをするとよいといわれるのです。
でも、これらの波動は、心の状態を示すのであって、魂の状態を示すのではありません。
ここからが重要な点です。
次に行きましょう。
2.意識レベルの変化・魂の目覚めの度合いを表す波動
私たちが魂へ目覚め、本来のスピリットへと戻っていくとき、この2つ目の波動は上がっていきます。
この2つ目の波動は、私たちの気分や気持ちによって変動するものではありません。
したがって、どれだけ気分が落ち込んでいようと、ハッピーでいようとこの波動は変動することはありません。
この波動は、私たちの意識レベルが上昇し、神へと近づいていく過程でそれに比例して上昇します。
宗教画に描かれる人物には決まって後光や明るい光が描かれます。
例えばキリストの頭の回りには光り輝く輪のような光が書かれていますよね。
この光の輪は、外側に行くほど波動が高く、細かく粒子が小さくなっていきます。
そうして、意識が拡大していくのと比例して、この光の輪も拡大していくのです。
これをオーラと呼んでもよいでしょう。
オーラの大きさは、私たちの意識が拡大すると外側へと拡大していきます。
私の先生であった人は、オーラが半径3メートル以上あり、違う部屋にいてもそのオーラを感じ取れるようでした。
その方は霊的な目覚めとともに、開放感のある広い空間が好ましいと感じるようになったといっており
そのオーラの大きさでは小さい部屋に収まりきらないだろうなと思ったものです。
この意識レベルにおける波動は、私たちの気分や、感情では変化しません。
この波動が上がるのは、何かのきっかけがあったとき、例えば、人生を変えるような大きな気づき
考え方の大きな変化、また霊的な人に感化され、魂が目覚め始めた時なのです。
この意識レベルの波動が上がっていくことが、目覚めであり、悟りといえるでしょう。
ここまで2つの波動についてお伝えしましたが、日本語ではどちらも「波動」というため
分かりにくかったかもしれませんね。
波動を表す英語の2つの言葉
英語では、波動を表す言葉として「vibration」と「frequency」があります。
「Vibration」は1つ目の波動、つまり気持ちや気分、考え方の変化を表します。
「Frequency」は2つ目の波動、意識レベルや魂の目覚めを示します。
この違いを理解することで、波動をより正確に捉えられるようになるでしょう。
次回は、具体的に波動を上げる方法についてさらに掘り下げてお伝えします。
どちらの波動を上げることを選択するか
2種類の波動があると分かったところで、問題となるのは、どちらの波動を上げようとするかです。
いつも変化し続けるVibrationの方を上げようとするのか、それとも、恒常的なFrequencyの方を上げようとするのか。
結論からいうと、どちらも大切だと思います。
でも個人的には、魂の目覚めと直結するFrequencyの方が大切であると考えています。
魂から見れば、この肉体の中に入っている経験は、ひとつのゲームのようなものであり、肉体から得られる刺激や経験は一種のエンターテインメントのようなものです。
私たちが映画を見て、笑ったり、涙したりするように、笑ったり、泣いたり、むっとする経験もまた楽しい経験でしょう。
私たちが映画の中に引き込まれ、主人公に共感し、どれだけ泣いても怒っても、それらは所詮映画の中の話であると知っていますよね。
だからこそ、安心して涙し、怖がり、取り乱したりできるわけです。
それらの感情に注意を払うでしょうか?
映画を見ながら「絶対に泣いてはいけない」「絶対に恐怖を抱いてはいけない」とは思いませんよね。
ですから現実世界もひとつのエンターテインメントなのですから、自由に笑ったり泣いたりすればよいのです。
問題なのは、あなたの魂が自分を忘れてしまっているということです。
自分が誰だったのか、どこから来たのか、それらを忘却したまま、肉体の中に入ってただ漫然と過ごしている――それがほとんどの人の状態です。
あなたの魂は、自分を思い出したいと望んでいます。
そしてその機会を与えてあげられるのは、あなたしかいないのです。
そうしてこの意識レベルの波動は、一度目覚め始めると、まるでのぼりのエスカレーターを上るように着実に上昇していきます。
そして、後戻りすることはないのです。
土台作りとしての環境づくり
魂が目覚めていく過程で、私たちは必ずといっていいほど困難に直面します。
そうして、その過程で「自分は感情ではないこと、思考でもないこと」を悟っていくのです。
先日、ある女性の方がセッションにお見えになりました。
彼女は、両親の介護のために両親と同居しており、「両親にはお世話になったから、私が介護をしなくては」と仕事を辞め、自ら同居を買って出たそうです。
ところが現実は辛く、認知症の母親とは話が通じず、愛の心をもって接しようと思っても怒りの心が出てきてしまう。
優しく接しよう、穏やかでいようと思っても苦しくて涙が出てきてしまうのですと話してくれました。
私は彼女に、「辛いならば、それを認めてはいかがですか?」とお伝えしました。
それを聞いた彼女の目からは大粒の涙がこぼれ落ちました。
それから、この日を境に彼女の心は、穏やかで落ち着いた状態へと戻りました。
「あの日を境に、心も体も平和になりました」と話してくれました。
私が見ると、彼女は気持ちの面でも波動が安定し、さらに魂の目覚めにおいても波動が高まっていました。
彼女は自分に正直になることで、結果的に波動を高めることができたのです。
霊的な目覚めの段階では、必ずしも順風満帆にいくわけではありません。
物事がうまくいかなかったり、予期せぬトラブルに見舞われたり、霊的に進化しているはずなのに現実世界での困難に直面することがあります。
「なぜ霊的な進化を志しているはずなのに、魂の目覚めに向かっているはずなのに?」と感じることもあるでしょう。
でも、これこそが道なのです。
そんな時、「私は間違っているのだろうか」と自分を責める必要はありません。
また、無理やり自分の機嫌を取って、明るく振舞う必要もありません。
そんな時ただひとつやるべきこと、それは「自分に正直になること」です。
こんな時、あなたが求めているのは「スペース」ではないでしょうか。
こう問いかけてみてください。「私は自分に十分スペースを与えられているだろうか?」
子供の頃、泣き叫びたい気分なのに、無理やり止められた経験はありませんか?
他の人が見ているから静かにしなさい、いい子でいなさい――そうやって無理に明るくいるように仕向けられたのではないでしょうか。
本当は泣きたいのに、本当は黙り込みたいのに、本当は怒りたいのに。
それらを表現することが許されなかったとき、あなたが最も必要としていたものを考えてみていただきたいのです。
ありのままでいられるスペースがあれば、無理に自分の機嫌を取ろうとしなくても、無理にポジティブでいようとしなくても、スペースさえあれば勝手に立ち直っていけるのです。
スペースさえあれば、方向転換をすることができます。
だから、気持ちや思考を安定させたけ
れば、「自分に正直になるスペースを許す」ということになるでしょう。
波動を上げるの本質
私たちは肉体を持っていますから、快適な環境、心地よさ、そして安心感や気持ちの余裕も大切ですよね。
常に変化するVibrationが整い、それらを自らコントロールできるようになることによって、魂が目覚めるための土台作りをすることができる、と考えればいいでしょう。
部屋を掃除する、運動をする、自然な食べ物を食べるなど、これらの行為によって住環境や肉体面を整え、波動を安定させていくことができます。
でも、これらは本質ではありません。あくまで本質は、魂の目覚めです。
私たちはわき役であり、主役は魂です。でも、わき役なしでは主役は引き立ちません。
私たちは常に変化するVibrationという波動に気づくことによって、自分が何を抱えているのかを知ることができます。
自分が何を抱えているかについて知れば、何を手元に残し、何を捨てるべきなのかがはっきりするでしょう。
そうやって、整理整頓をしていくことによって、魂が目覚めるスペースが生まれるのです。
そうして、恒常的なFrequencyという波動が上昇していくのです。
恒常的な魂の波動の方を高めるためには、目覚めている人と会う、そういった人たちのいるところに行ってみるというのもいいでしょう。
人は一人では目覚めることはできません。
宗教の本来の役割とは、触媒となる人と触れ合うことで、自らの目覚めを促すことなのではないかなと思います。
実際の出会いを通じて、あなたが感じること、あなたの感覚に注意を払ってみてください。
これらは実際の言葉ではなく、テレパシーのような感覚で伝播してきます。
誰でも、正しいタイミングで、正しい人に出会えば人生が変わっていきます。
すると、あなたの中の魂が目覚めていくのが感じられるでしょう。
今まで見ていた世界が、遠く見えて、過ぎ去っていくような感覚――これまでの自分は、自分ではなかったことに気づくでしょう。
そうして、私たちの肉体は、魂へと道を譲るのです。
変化を振り返る私自身の経験
私自身は、あまり自分の一時的な感情や変化には注意を払っていません。ただ心の中で気づいてあげているだけです。
無理やり明るく振舞おうとか、上機嫌でいようとは考えなくなりました。
昔は心の中で気づいてあげることもできませんでしたし、気づいたとしても、気づいた傍から打ち消そうとしていましたから、反応の仕方がまるっきり変わりました。
自分に正直になり、自分に注意を向けてあげられるようになったある日、目覚めつつあった私の魂が肉体を飛び出したのです。
そうして、殻になった私は、高次の存在たちの器になりました。
私がガイドと呼ぶ存在は、私の肉体の中に入ってきて、教えを伝えてくれたり、私に様々なビジョンを見せてくれます。
そうして、目覚めを促す言葉や波動を、私という肉体を通じて目覚めを志すすべての人たちへ届けてくれます。
私はこの経験を通じて、本来は魂は自由なものであり、肉体という器に縛られるべきものではないと学びました。
したがって私が考えるべきことはただひとつ――これは魂の目覚めへと繋がるだろうかということです。
世の中には様々な情報があふれていますが、それらが最終的に魂の目覚めへと繋がっていかなければ、それらはあまり役に立たないと思っています。
目の前の変化に一喜一憂せず、本質を見てください。
あなたが目覚めることで、その変化を世界中に拡大していくことができるでしょう。
ということで、今日は波動を上げて本当の自分へ出会う方法についてお伝えしました。
おわりに
常に変化する感情や思考の波動を上げようとしても、上がったものは必ずどこかで戻ってしまったり、どこかで必ず揺り戻しがきてしまうのですよね。
目覚めている人は、こういった目先の変化に動じないというか、気づいていても、振り回されない態度を持っているように感じています。こだわらない、といったらよいのでしょうか。
ちなみに私は、自分と向き合っているうちに、都会の空気が合わなくなり、無性に自然が恋しくなって、気が付いたら田舎に引っ越していました。
今後も、魂の話や目覚めの話などもしていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
今日の記事で気づいたことやご感想などありましたら、ぜひコメント欄に記入してくださいね。
ということで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。瑠璃でした。