自分の本当の声を聞く―思考を静める瞑想とチャネリングの秘密

こんにちは、瑠璃です。今日は「自動思考を止める方法」というテーマでお届けします。
あなたは、覚醒にあたって、思考のループに悩まされていませんか?
ぐるぐる思考が止まらなかったり、常に何かを考えてしまって、覚醒どころじゃない!という方もいらっしゃるでしょう。
覚醒の過程では、この思考を手に取るように理解し、扱えるようになることが大きなポイントとなります。
今日は、以下についてお伝えします。
・思考の正しい使い方
・思考を味方にする方法
・思考を一瞬にして止める方法
・思考を止めると何が起きるのか?
実は、この思考を止める方法、チャネリングにおいても非常に重要なスキルになるのです。
今日はそのあたりも含めて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
思考との付き合い方
あなたは、自分の思考とどれくらい仲良しですか?
自分の思考を信頼し、信頼できる友人のように手を取り合って、自分の歩むべき道へ行くために、思考に手伝ってもらっているでしょうか?
恐らくほとんどの方が、思考を使いこなすという状態とは程遠く、反対に思考の奴隷のようになっていることと思います。
思考が優位になっている方の特徴として、以下のようなことが挙げられます。
・同じことを何度も繰り返し考えてしまう
・考えても仕方のないようなことを考えて、気が付いたら時間が経っている
・新しいことをしたいのに、考えてばかりで前に進まない
・あれこれ考えすぎていて、頭が痛くなってくる
・自分の中の葛藤と常に戦っている
・自分の本当の気持ちや直感を無視しがち
・自分の妄想なのか、スピリチュアルなビジョンなのかが分からない
このような状態になると、自分の思考に縛られて、思うように動けなくなってしまいます。
例えば、以下のようなケースです。
・本当は今日は外出したくないけど、昨日そう決めてしまったから
・この人とはかかわらない方がいいと思うけど、信頼できる人からの紹介だし……
・頭の中で声が聞こえたり、ひらめいたりすることがあるけど、潜在意識の妄想なのかしら?
こんなふうに、自分の感覚や直感、感情を無視せざるを得なくなります。
しかし、人生が大きく変わるのは、一直線の論理的思考を超えた決断をしたときです。
その結果として、人生が変わり映えせず、去年と変わらない、つまらない生き方になってしまいます。
思考を止めた方が良い理由
さて、こんな思考を止めて、思考から自由になりたい!と思う人は多いでしょう。
なぜ、思考を止めた方がいいのか?
それは、思考には限界があるからです。思考は、判断するのに遅すぎ、描写するのには平坦すぎます。
例えば、あなたが道を歩いていて、目の前から車が歩道に突っ込みそうになったとします。
その時、一瞬のうちに判断し、とっさに逃げなければ事故に遭ってしまいます。
しかし、その時に思考を使って、
「あの車は今時速30キロで走っているから、現状のコースから外れなければ、あと5秒後にこちらに突っ込んでくるだろう。したがって、私は1秒以内に右を向いて、左足から踏み出し、1メートル以上南方へと移動しなければいけない」
と言いますか?
そんな時間はありませんよね。思考は、判断するのに遅すぎるのです。その場合には、瞬時に本能的に判断し、すぐさま逃げるべきです。
また、もしあなたが一文字一文字考えながらキーボードを打っていたとしたら、頭が混乱してくるか、同じ文章をタイピングするのにいつもの2倍以上の時間がかかるでしょう。
私たちは普段、これらを思考を通すことなく行っています。変に思考を使ってしまったら、無駄に時間がかかるばかりか、かえって疲れるでしょう。
さらに、思考は人生における感動や躍動感を正確に描写することはできません。絵や音楽、映画などから得た心のダイナミックな動きは、言葉にした時点で平坦で色あせたものになってしまいます。
このようにして、普段の行動や判断が思考ばかりに偏ると、人生が単調で単純になり、頭の中だけで完結してしまい、実際には何も起こらないのです。
思考を手放す方法
ここまで聞いていただいて、そうなんです、だから私は思考を止めて自由になりたいんです!と思う方は多いでしょう。
それでは、早速その方法をお伝えします。
思考を止める方法について、今日は実際に使える方法として3つご紹介しますね。
一つ目:何かに集中する
これが最も初歩的な方法です。
運動したり、ストレッチしたり、肉体に意識が向いている時、思考にはエネルギーが向きづらくなります。
今目の前にあることに一転集中した結果、気が付いたら頭が軽くなっていた!思考から自由になっていた!という方は多いでしょう。
私は、もう10年以上も前、頭が思考でこんがらがっている時、ヨガをしていたら、ポーズをとることに夢中になっていて、レッスンが終わったころには、自分がそれ以外何も考えていなかったことに気づきました。
当時の私としては、こんなに楽なんだと、衝撃的だった記憶があります。
このうちの一つに瞑想があります。瞑想をしている最中は、思考が静まり、頭の中のおしゃべりが止みます。
瞑想の最中に思考が働いてしまう方は、例えば、音楽を使う、香りを使う、誘導を使うなどして、何か他の1点に意識を集中するようにしてみましょう。
体の特定の部位に意識を向けるのもよいですし、ガイダンスを使うのもよい方法です。
でも、あくまでこれは応急処置であって、実は瞑想に集中できない場合の根本的な対策は、これとは違うところにあるので、後程ご紹介しますね。
二つ目:グラウンディング
思考が強い方のエネルギーの特徴として、頭にエネルギーが集中していることが挙げられます。
オーラを見ると、頭の回りに黄色いエネルギーが多く観察されたり、上半身と下半身とを比較して、相対的に上半身、とくに頭の回りがエネルギー過剰になっている場合も見受けられます。
すると、特に下半身がエネルギー不足に陥り、チャージ不足になってしまうのですね。
何かを行動に移したり、実際に実行してみる、三次元世界で形にするためには、やはり下半身のエネルギーが重要です。
このように頭にエネルギーが取られてしまった結果、肉体もエネルギー不足になっている方が見受けられます。
こんな時に、手軽にできる対応策としてはグラウンディングです。
以前も、「グラウンディングの方法」についてご紹介していますが、息を吸うときに足元から地球のエネルギーが足を伝って上昇し、全身を流れていくようなイメージで、なんどか呼吸をしてみるといいでしょう。
こうするだけでも、一瞬にして気分が静まり、頭に集中していたエネルギーがサーっと引いていくのが分かると思います。
グラウンディングだけでもよいのですが、それに加えて意識したいのが第二チャクラです。
第二チャクラは感情を司るチャクラです。
あまりにも思考のエネルギーが優位になると、自分の感情が分からなくなってしまうことがあります。
あるクライアントの方が、「私は自分の感情が分からないんです。小さい頃は天真爛漫で、よくはしゃいでいた女の子だった」と言われました。
でも、大人になってから何十年も、自分が本当は何がしたいかが分かりません、とおっしゃっていました。
やはりこの女性も、あることないことを考えては、悶々としてしまうと話してくれました。
自分の中から湧き出る情熱や、やる気に論理的な整合性も、未来予測もないのですよね。
ただ、そう思う。ただそう感じる。それが今にいるということです。
思考を静める根本的な方法
そう、実は瞑想にて思考を静めるコツも、グルグル思考を止めるコツも共通です。
根本的なところでいえば、なぜ絶えず思考が沸いてくるのかを理解しなければ始まりません。
自分自身を理解する過程で、「なぜいつも自分はあるひとつの考えに囚われていたのだろう。なぜ考えてばかりいたのだろう」ということが分かるようになります。
すると、ただ理解しただけなのに、その瞬間から自動思考から抜けていくことができるのです。
これは本当にすごいパワーです。
ある女性は、「自分はいつも仕事中、ネガティブな考えに囚われて、こんな自分を何とかしたい!」と思って、一念発起して自分自身を見つめ直すことにしてみたのですね。
そうしたら、自分がなぜ特定の考えに囚われていたのかをある瞬間、はっと理解しました。
その結果、気が付いたら、グルグル思考から解放されていて、本当に楽になったとおっしゃっていました。
気が付いたら、あとは勝手に良くなっていってくれるのですね。
だから、沸いてきた思考に手を焼いて、あれこれしようとする必要はもうなくなります。
そこで、自分を理解するために、今すぐできて手軽な方法をお伝えしますね。
三つ目:思っていることを書き出してみる
思考に囚われている場合、実は書き出してみたらとても単純なことであったり、
「あれ、思っているほど大したことないや」と気づける場合がほとんどです。
他にも、悩んでも仕方のないことについて永遠と悩んでいることに気づけることもあるでしょう。
悩み事は人に話すだけでも意外とすっきりするものですよね。
話せる人がいなくても、紙に書き出すことによって自分を客観視できて、思考と距離を取ることができます。
思考に囚われているうちは、自分が思考と一体となっているので苦しいですが、
いったん思考と自分とを分離できれば、そこに自由なスペースが生まれるのですね。
そのスペースを使って、自分が思考を手なずけるのです。
これは妄想なのか?それともチャネリングなのか?
とても多い質問のひとつに、
「これは私の妄想でしょうか?それともメッセージを受取れているのでしょうか?」というものがあります。
ハイヤーセルフとチャネリングするにしろ、ガイドとチャネリングするにしろ、
ここでもっとも大きな障壁となるのは「思い込み」や「先入観」です。
思い込みや先入観があると、純粋に受け取ることを邪魔してしまい、
ピュアで澄んだ水に赤い絵の具を混ぜてしまうように、自分の色を加えてしまうのですね。
思考が働いているうちは、まず間違いなくメッセージは受け取ることはできません。
なぜなら、それが自分の思考なのか、純粋に受け取ったメッセージなのかが分からなくなってしまうからです。
また、受け取ったものが純度100%だとするならば、思考が入ることによって純度が90%ですとか80%にまで低下してしまいます。
結局のところ、それは自分の色が付いたメッセージにしかならず、
そこには自分の「こうあるべき」という思い込みや、「こうありたい」という願望がブレンドされてしまうのです。
思考が働く以上、純粋にそのまま受け取ることは不可能といっていいでしょう。
私は、最近ピアノでガイドさんをチャネリングしているのですが、
チャネリングしている最中は、一切自分の頭を使うことなく、ただ言われたとおりに指を動かすということだけに集中します。
「次の鍵盤はどこかな~」と目で追いながらひたすら追いかけることに必死になっているといった感じです。
「え、この和音正しいのかしら?変じゃない?次はこの音を弾くべき!」などと思った瞬間、
自分の潜在意識や考えが入ってしまって、受け取ることは終了してしまいます。
これは慣れるまでとても難しいです。
でも、いったん思考を停止して、受け取ることに集中できると、全然疲れないですし、
毎回、「楽しかった~、今日はこんな曲だったな~」という感じで、なんともいえない爽快感があります。
そう何度も繰り返ししているうち、私は自分に創作する能力はないとはっきりと悟りました。
頭で考えて作り出しては決して生まれないものが、自分の中から出てくるのはある意味衝撃が伴います。
でも、だからこそ、「私の役割は受信機である」と確信することができるのです。
それだけ、思考を主体的に使っている時の感覚と、
思考から自由になり、受け身に徹している時の感覚は違うものなのです。
思考は悪なのか?
ここまで聞いていただいて、
「思考は悪だ!思考を止めれば全てが解決する!私の人生が上手くいかなかったのは思考のせいだ!」と思ったかもしれません。
でも、思考自体が悪なのではなく、思考に乗っ取られてしまっていることが悪なのです。
思考は、うまく使えばスーパーコンピューターのように活躍してくれます。
直感や感覚よりも、はるかに合理的で信憑性が高い結果を導き出してくれるでしょう。
私は、思考が得意な方は非常に多くの可能性を秘めていると思います。
スピリチュアルでは、右脳と左脳の協力関係が非常に重要になるからです。
右脳だけの人は感覚に偏りすぎ、人にうまく伝えることができません。
どんなスピリチュアルな経験も、まずは文字にしたり文章にしなければ多くの方に伝わりません。
文字にしたり文章にすることによって自分自身も深く納得できる。だから行動できる部分もあります。
スピリチュアルな世界観をより多くの方と共有し、あなたのビジョンを伝えるためにも、
自分自身の覚醒を助けるためにも、左脳的な活動は必須なのです。
大切なのは、思考に使われるのではなく、思考を使いこなすということ。
あなたの意図で決めて、思考で実現する。
まず大切なのは、あなたがどうしたいのか、どこへ行きたいのか、ということです。
そうして、自分のエネルギーをうまく配分して、その中の有用なツールである思考を使ってください。
ぜひ今日お伝えしたポイントについても実践してみてくださいね。
まとめ
ということで、今日は思考を止める方法についてお伝えしました。
私も振り返れば、思考ぐるぐるにずっと囚われていて、今になっては無駄なことにエネルギーを使っていたな~と思います。
建設的な思考ではなく、ありもしないことを考えたり、また一貫性のない思考を持ち続けたり、同じところをぐるぐるしたりと、無駄なことをしていたな、と思うものです。
慣れれば誰でも、5分くらい瞑想すれば、思考ぐるぐるから抜けていけるようになるので、
慣れって大事だなと思います。
今日の記事をご覧いただき、これから実際に取り入れていきたいと思うものがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ、瑠璃でした。