感情の痛みと向き合い、本当の癒しを手に入れる方法

心と体は繋がっている
こことは、病気と心のつながりです。
病気という漢字をよく見てみると「気が病む」と書いてありますよね。
まさにこの漢字の通り、「肉体が病む」ではなく「気が病む」。
感情的な痛みや精神的な痛みを感じることで、それが病気となって現れます。
私の経験からいうと、ほとんどすべての病気には感情的痛みが関わっています。
感情と身体のつながり
ある方は、なぜ自分がいつも胸に痛みを抱えているのか分からないでいました。
彼女は、ありのままの彼女を受け入れず、自分の思い通りにコントロールしてくる父親に育てられました。
彼女は自分を曲げてでも、両親の気に入る良い子を演じようとしてきたのです。
ところがそれは、自分自身を裏切ることでした。
彼女は両親の気に入るよい子でいるとき、心の奥底では、自分で自分を欺いていることを分かっていたのです。
彼女は、ありのままの自分が受け入れられなかったことに深く傷ついていました。
そして、それが胸の痛みとなって現れたのです。
ヒーリングによる気づき
彼女がヒーリングを経験した時、過去の出来事が辛い感情を伴って思い出されました。
再び胸の痛みが起こり、彼女は苦悩を体験しました。
苦しくて思わず涙を流すこともありました。
ところが、繰り返しヒーリングを受ける過程で、彼女にある変化が起こっていったのです。
なぜ病気の原因が分からないのか
多くの場合、人は原因を外に探します。
あの時の怪我が原因なのか、骨盤が歪んでいるのか、生活習慣が悪いのか……。
そして根本原因を知らずして、対処療法で症状だけ抑えようとします。
なぜ答えを外に探すかというと、外に探す方が楽だからです。
人が最も恐れていることは、自分の内側の暗闇を見ることです。
まるでそれは得体のしれない生き物で、あなたを飲み込んでしまうように恐ろしく感じられます。
過去のトラウマとの向き合い
自分と向き合うことで、過去のトラウマを思い出したという事例があります。
彼女は、トラウマがあまりに恐ろしいものだったため、体験したこと自体を忘れるという選択肢を選びました。
そしてトラウマを経験してから40年以上たった今、そのトラウマを初めて思い出したのです。
恐怖と向き合う勇気
苦しめた出来事は思い出すだけであなたを恐怖に陥れるように感じられます。
先ほどのお話に出てきた胸の痛みで苦しんでいた彼女は、ヒーリングを受けるうちに自分と向き合う準備が整ったようでした。
彼女は苦しまずに楽になる道を探していました。
でも、最終的に、自分の苦しみに向き合わなければ病気は良くならないと自ら理解したのです。
そして、過去の傷ついた出来事を直視するという勇気のある選択を選びました。
そこから彼女は劇的に変化していったのです。
自分に対する愛を持つ
このように、あらゆる病気には感情的な痛みが関係しています。
予期せぬ人との別れ。
自分を否定された出来事。
自分でいることを諦めた瞬間。
外に答えを探しても答えが見つからなければ、今こそ内側に答えを探すときです。
あなたが心を開けば、どんなことでも解決することができます。
たとえどんなことであっても、必ず解決することができるのです。
適切な時に、適切な方法で、助けが訪れるでしょう。
ただしそのためには、自分を愛することが必要です。
他の人を愛そうと思うのならば、同じように自分を愛さなければなりません。
愛する人に接するように、自分に接してあげてほしいのです。
自分を愛するとは、自分の苦しみや罪悪感、後悔したことを心を開いて認めてあげることです。
空いたスペースを愛で満たす
私たちがしばしばやってしまいがちな間違いは、トラウマや辛い出来事を取り除き、そのままにしておくことです。
そのぽっかり空いたスペースは放っておくと、別のネガティブなエネルギーによって埋まってしまいます。
だからこそ、あなた自身への愛でそのスペースを埋めてあげてほしいのです。
ネガティブなエネルギーによって占められていたスペースを、あなたへの愛で満たしてあげた時、あなたのオーラ全体が一気に変わります。
奇跡が起こる時、そこには必ず意識の変化があります。
真実に沿った生き方
胸の痛みで苦しんでいた女性がまずやったことは、傷つきやすい自分を認めることでした。
彼女は、自分で自分を欺くことをやめたのです。
それは、彼女が心から望んでいた「自分の真実に沿って生きる」という生き方でした。
彼女は他の誰かに頼らなくても、自分でできることを発見したのです。
パワーを自らの手に取り戻した瞬間でした。
病気は必要ない
大抵の人は、危機が起きるまで自分の心を開こうとしません。
今日のお話を聞いて、病気の真の原因を知ることが怖いと感じられたかもしれません。
もし、あなたがそう思ったのであれば、おそらくきっとまだ準備が出来ていないこともあるでしょう。
私は、病気の原因が分かっても、むやみやたらに相手に伝えることはしません。
なぜならば、クライアントさんに自分と向き合うつもりがなければ、どんなに伝えたところで意味がないからです。
ですから、無理をする必要はありません。
あなたにはあなたのペースがありますし、タイミングがあります。
でも、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
病気の診断を待たないでください。
追い込まれるのを待たないでください。
危機が来るのを待たないでください。
追い込まれてから逆境を跳ね返すのには、とてつもないパワーが必要です。
ですが、今ここで方向転換できれば、喜びの中で変容することができます。
癒されるということ
私は当初、肉体次元のヒーリングのみを行っていました。
でも途中から、これは根本的な解決になっているのだろうかと疑問を抱くようになったのです。
なぜならば、肉体的な不調和は感情的な不調和、もっといえば思考の不調和から生まれるからです。
人は自分が作り出したパラダイムの中で生きています。
あなたが「私は愛されるに値しない」と思うのであれば、そこに「苦しみ」が生まれ、それが特定の肉体の不調となって現れます。
それに気づき、私は肉体次元のヒーリングをやめ、感情レベルや思考レベルのヒーリングに移行したのです。
そこで、たびたび過去の苦しみや怒りが病気の原因となっていることを見ました。
心の観点から見れば、本当は人は治りたがっているのではなく、癒されたがっているのです。
だから、この病気があなたに何を伝えようとしているかを聞いてみてください。
「ねぇ、あなたは何故私の所に来てくれたの?」
終わりに
ということで今日は病気の本当の治し方についてお話しました。
全ての病気は、感情的痛みに関係しているということをお伝えさせていただきましたが、これは通常の医療の中であまりにも見過ごされてきていますよね。
知り合いの内科医の方が「私は生活習慣病こそ心の病だと思います。そんなに沢山お酒を飲まなければいけないほど忘れたいことがあるってことでしょう」と話していました。
私は本当にその通りだなと思いましたね。
この記事を見ていただいている方は、ご自身の内側に向き合おうとしており、本当に素晴らしいと思います。
自分を知ることは世界を知ること。
簡単ではありませんが、ぜひ一緒に自己変容の道を楽しんでいきましょう。
ぜひこの記事を見て気づいたことなどありましたら、コメント欄に記入しておいてください。
アウトプットすることで変容が加速していきます。
真実はいつもあなたの中に、瑠璃でした。