アニマルヒーリングの秘密――エネルギーで変わるペットの健康と幸福

こんにちは、瑠璃です。
今日はアニマルヒーリングの方法についてお伝えします。

あなたは、愛するペットの健康や幸せに興味がありますか?
ペットは家族の一員として、人を癒し、幸せな気持ちにさせてくれますよね。

ところが、人間が住む環境で飼われているペットは、思わぬところで体の不調和を抱えていたり、予期せぬ体調不良やトラブルに見舞われることも少なくありません。

今日は、愛するペットを癒す具体的なヒーリング方法についてお伝えします。
今日から使える内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

動物のヒーリング

今日はペットのヒーリングということでお届けしますが、結論から言うと、動物へのヒーリングは非常に有効です。

わんちゃんやねこちゃん、鳥やウサギ、フェレットなどなど……私も様々な動物のヒーリングをさせていただいてきました。
実は、動物だからこそ結果が出しやすいというポイントもあります。

ヒーリングとは、相手の中にある不調和なエネルギーや乱れたエネルギーを整え、生命エネルギーの状態を整えることです。
生命エネルギーとは何でしょうか。

生命エネルギーとは、日本語では「気」と呼ばれたり、インドでは「プラーナ」と呼ばれます。
最も分かりやすいのは「呼吸」です。呼吸をすることによって、最も簡単に気を取り入れることができます。

私たちの身体は、この生命エネルギーによって動かされています。
このエネルギーが低下すると「元気がでない」「気力が低下した」「うつ」「やる気がない」「疲れやすい」「だるい」といった症状が出ます。

反対に、気が充実していると「元気」「やる気がある」「生き生きとしている」「活力がある」「エネルギッシュ」な状態になるのです。

実際、疲れやすいときは呼吸が浅くなっていたり、呼吸しづらくなっていたりしますよね。

このように、生命エネルギーとは生命活動として経験するすべての身体機能に関わるエネルギーで、肉体を動かすもの――例えば、心臓の拍動、呼吸、感覚器官からの刺激伝達を含む脳神経系の働きなどに関わります。

それに加え、内面の動きをつかさどるもの――例えば感情、思考の動きなどまでも関わっているのです。

実際、気分が沈んでいる時は、気力も低下していたりしますよね。
ヒーリングは、肉体的な側面にフォーカスを当てることも、心理的な側面にフォーカスを当てることも、魂の次元にフォーカスを当てることもできます。

重要なポイント

ここで重要なポイントです。
私たちは、部分的に生命エネルギーが低下していたり、アンバランスになっていても、それに自分で気づくことができません。

「なんだか調子悪いな」「なんだか違和感を感じるな」といって、見過ごしてしまうのです。
それを改善していくのがヒーリングなのですね。

ペットのヒーリングの仕組み

ペットのヒーリングはどのような仕組みによってなされるのでしょうか。
実は仕組みはとってもシンプル、ひとつだけです。

生命エネルギーは意識を向けたところに向かいます。
これは人の場合でも全く同じですが、ペットの場合の方がより分かりやすいでしょう。

どこかに意識を向けた瞬間、エネルギーはそこに集中します。

例えば、あなたが道を歩いていたとして、その側を大きな騒音とともにトラックが通り過ぎていったとしますね。
でもあなたがスマホで好きな動画に夢中になっていたとしたら、気づかないこともあるでしょう。

それは意識がスマホに向けられていたからです。
このように、どこに意識を向けるかによって、人は一瞬一瞬、自分の見たい世界、感じたい世界を選んでいるのです。

ヒーリングとは、意識を一点に集中させて、そこにあったエネルギーを動かしたり、活性化したり、反対に静めたりすることです。

私がヒーリングを始めると、たいてい相手の中に難く縮こまっているエネルギーを発見します。
それは、そこだけ硬くて冷たく、他の場所から浮いているような感じです。

ちょうどそこだけ他の個所と分離しているような感じで、その場所だけ異質というか、周りのエネルギーと馴染んでいないのです。

それは必ずしも、相手が不調だと訴えかける場所ではありません。
ペットは、どこが痛いとか痒いなどとは言いませんよね。

それでも、例えば動物病院で指摘された箇所や治療した箇所とは一致しないことがあります。
というか、全く違う箇所であることがほとんどです。

本当の原因は、症状が出ている場所ではなく、症状はあくまでその結果であり、原因はそれ以外のところにある場合が多いのです。

不調和なエネルギーが取り除かれると、その周辺の個所と調和するようになります。
それだけでも全身のエネルギーレベルが上昇し、エネルギー値が高くなるのですね。

結果、生命エネルギーにあふれるようになり、免疫力が向上し、自然治癒力が向上します。

エネルギーが滞っている箇所は血流も滞りますから、当然凝ったり、冷えたりします。
また、細胞に栄養や酸素を運ぶのも血ですから、血流が悪いところは栄養不足になっていることも考えられます。

全身のエネルギーがくまなく流れることによって、血流の流れも促進されます。

すると、傷跡の治りが早くなったり、手術後の回復が早くなったりと、自然治癒力を後押ししてあげることができるのです。

実際の事例

先日、耳にアトピーの症状を訴える猫ちゃんのヒーリングをさせていただきましたが、その猫ちゃんは右半身にエネルギーが弱く感じられ、特に胸のあたりで悲しみのような強烈なエネルギーを感じました。

実はその猫ちゃんは捨て猫だったそうで、公園のゴミ箱で発見され、今の飼い主に引き取られたそうです。
私は彼女が出生時に育児放棄され、捨てられたトラウマのように感じました。

私のヒーリングを見ていた生徒さんも、同じように胸のあたりでキリキリとした痛みを感じていたそうです。
彼女は相手の身体の状態を自分の体で感じ取るタイプだったので、彼女の状態をまさに自分の中で起こっているように感じていたのです。

ヒーリングが終わると、彼女の身体もふっと軽くなったそうです。

彼女の右手から右足まで導かれるようにヒーリングしながら、その日は30分程度で終了しました。
数日後、飼い主さんから耳のアトピーがきれいになっているとご連絡をいただきました。

ヒーリング中、ペットはとても心地よさそうにしていることがほとんどです。
気持ちよさそうに目を閉じていたり、眠っていたりします。

そうしてヒーリングが進行するにしたがって、ヒーラーがヒーリングしているまさにその場所を掻いたり、なめたりし始めます。
ヒーリングが終わると、一気に水を飲んだり、餌を食べたりすることも多いです。
食欲が増して、いつもより沢山食べる子もいらっしゃいます。

動物と人間の違い

さて、動物のヒーリングと人間のヒーリングはどのように違うのでしょうか。
結論、同じと思っていただいていいでしょう。

人の場合、ヒーリングは肉体的な側面のほかに、心理的な側面に対しても強力なアプローチとなり得ます。
例えば、ブロック解消、トラウマを癒す、感情を開放する、思考パターンから抜け出す、などです。

実は、これ、動物も同じなんです。
私はある時、ペットは肉体的な不調和を解消すれば元気になると思っていました。
ですから、肉体レベルのヒーリングを行えば、ペットの本来の姿を取り戻すことができると思っていたのです。

でも、違いました。
ヒーリングをしていくと、ほぼ確実にペットのトラウマや辛い感情、恐怖などに行き当たったのです。

彼らは生まれてから今まで、兄弟や父親、母親という関係の中で「愛されない」「見捨てられた」「十分に与えられない」「孤独」といった経験をしています。

人間と同じです。

さらに、私たちに飼われてからも予期せぬことで傷ついています。
ある飼い主さんは、飼っているワンちゃんが動物病院に行くのを極端に嫌がり、それを感情に任せて思い切り叱ってしまったそうなのです。
ヒーリングをしていくと、そのトラウマが明らかになってきました。

そのトラウマを外していくと、そのワンちゃんはまるで別人のように無邪気に正直に自分の気持ちを表現するようになりました。

あるワンちゃんは、ヒーリングの過程で黒いワンちゃんがイメージで私の中に出てきたので、飼い主さんにお伺いしたところ、「この子は生後間もないころ、お友達の黒い毛のプードルに首を噛みつかれて、それからその子を見ると逃げ出すようになったんです」と教えてくれました。

そのワンちゃんは、10年近くそのトラウマをずっと胸のあたりに抱えていました。

これも、人間と同じです。
ペットだから、動物だからといって傷ついていないわけではありません。
むしろ、彼らは私たちも知らないような傷を抱え、癒されるのを待っています。

でも、落ち込む必要はありません。
ペットが生まれて間もないころ、お母さんとお父さん、または出生時の環境によって作られたトラウマも意外に多いです。
ですから、必ずしも飼い主のせいというわけではないのです。

でも、人間と同じように、一度辛い経験をすると、それらは再びエネルギーを与えられるまで、その辛い記憶はオーラの中に留まります。
そして、再びその記憶は意識の光を当てられるのを待っているのです。

ペットのヒーリング方法

最もシンプルなペットのヒーリング方法をお伝えしましょう。

まずは準備からです。
静かに目を閉じて座ります。
そして自分の内側に意識を添わせます。

自分のエネルギーを落ち着かせるために瞑想をしましょう。
時間は3分~5分でも構いません。

自分が「心地よいな」「幸せだな」と感じられるのを待ちます。
その状態こそが、最もヒーリングに適した状態です。

ネガティブなエネルギーをペットに送りたい方はいませんよね。
ペットがリラックスし、幸せで安らげる状態に導きたいはずです。

あなたが開放された分だけ、ペットも解放され、癒されていくことができます。
だからこそ、この手順は必ず飛ばさずに行ってください。

自分の中が空っぽになったと感じるまで、好きなだけその場でとどまっていてください。

次に、ヒーリングしたいペットへ意識を向けます。
ペットを直接見る必要はありません。
あなたの側にいない場合は、彼らを思い浮かべてもいいですし、オンライン――例えばズームなどで物理的に離れていても可能です。

私はいつも、オンラインでヒーリングをさせていただいていますが、何の問題もありません。

近くにいると動き回ってしまって集中できない、という場合には、必ずしもじっとしてもらう必要はないので、あまりペットに負担をかけないようにしましょう。

さて、ペットに意識を向けたら、まず全身に意識がいきわたるようにして、エネルギーが不足しているように感じる場所、エネルギーがそこだけ薄く感じられる場所を見つけてください。
それがヒーリングポイントです。

そこに意識を添わせて1分ほど待ちましょう。

ヒーリング後、再びペットの全身に意識を向けて、エネルギーの状態を確認します。
この繰り返しです。

今日は最もシンプルな方法ということでお送りしましたが、これだけでもペットの調子が改善されたり、変化が起きてくる場合が多いです。

ペットの場合、あまり長時間のヒーリングは負担になることが多いので、無理のない範囲で行ってください。

アニマルコミュニケーションとヒーリングの違い

近年では、アニマルコミュニケーションといって動物と会話する技術が知られるようになりました。
動物は人間のように言葉を話しませんから、本当は何を思っているのか、本当はどう感じているのか知りたいと思う飼い主さんは多いはずです。

ところが、動物と会話できたからといって、必ずしもペットが抱えている悩みを解決できるかというと、そうではありません。

例えば、あなたがある友人と会話していて「実は腰が痛いんだよ…」とやっと本音を言ってくれたとしますね。
でも、それが分かったところで、相手の腰痛を改善できるのか、というとまた別の話です。

また、腰が痛い原因が、実は腎臓にあったとします。
でも、ご友人はその原因について分かっているわけではありません。

ペットも同じです。
「実はここがちょっと違和感があってね…」というところまでは教えてくれるかもしれませんが、その原因が何で、それを解決するところまでは自力ではできないのです。

つまり、ただコミュニケーションをとるだけでは根本的な解決に至らないケースが多いと言えます。

私の回りにもアニマルコミュニケーションの資格をお持ちの方がいらっしゃいますが、「飼い主にすら分からないことを動物から引き出すのは難しい」という言葉を聞きます。
コミュニケーターが知りうることを飼い主さんに伝えると「なんでわかるんですか!」と驚かれますが、飼い主すら気づいていないことを動物から引き出すのは至難の業だそうです。

そこで、ヒーリングというツールが登場します。
ヒーリングはエネルギー的に相手を癒すことであり、本人、つまりペットにすら気づいていない心身の状態を見抜き、改善する手助けをすることができます。

ペットは人と比べてはるかにヒーリングエネルギーに敏感です。
彼らはとても純粋で、偏見がなく、素直にエネルギーを受け取っているからでしょう。

ヒーリング中、ペットが普段しないような動き、例えば寝転がって足を動かしたり、手を普段とは違う方向に動かしたり、といったことが起きます。

また、好転反応も非常に出やすいのが特徴です。
いつもよりけだるそうにしていたり、おしっこの回数が変わったり、食事の量が変わったりします。
ご自身でヒーリングをされる際は、そういったことも念頭に置いておくと安心です。

裏を返せば、ヒーリング後にいつもと違う行動が見られたら、効果的なヒーリングができた証拠です。
ぜひご自身を褒めて認めて差し上げてください。

ヒーリングの可能性

私はヒーリングに無限の可能性を感じています。
ヒーリングにはカウンセリングでは到底なしえないことをすることができます。
相手の無意識に働きかけ、それを見抜き、エネルギー的に影響を及ぼすことができます。

すると、クライアントは自分でも気づかなかった自己の一面に気づくのです。
気づく、ことが本当の自分の姿を思い出すことにつながっていくのです。

私は、ヒーリング抜きにして自己変容の旅を進めることはできませんでした。
なぜなら私は、自分の欠点を覆い隠し、押し込め、閉じ込めて「欠点のない完全無欠な自分」をいつも演じていたからです。

私はヒーリングがなければ、この「完全無欠な自分」を崩さず、ずっとガチガチの自分で生きていたでしょう。
エネルギーが加わることによって、私はこのガチガチの仮面を内側から手放さざるを得なくなりました。

ヒーリングはいつも私に気づきを与えてくれます。
だから、ぜひせっかくブログ読んでくださっているあなたにも、このヒーリングを使いこなしてほしいのです。

人間だけではなく、ペットも本当の自分で生きることを望んでいます。
彼らは人間に比べればはるかに自由で自分らしく生きているように思えますが、まだまだ本当の自分に戻っていく余地があります。

本来の健康な状態を取り戻し、本来の心の健康を取り戻し、自分らしく生きたい――
それが生きとし生けるものの共通の願いです。

彼らが本当の自分で生きられたとき、ますます多くの贈り物を私たち人間は受け取ることができるでしょう。

まとめ

ということで、今日はペットへのヒーリング法についてお伝えさせていただきました。

私はもともと人へのヒーリングをさせていただいていましたが、「うちのペットもヒーリングしてください」と言われ、動物へもヒーリングをさせていただくようになりました。

私は野生の動物は見たことがないのですが、どうしても人間に飼われているペットは自然な環境とはいきませんから、どこかにバランスの乱れが出てきたり、不調和が起きやすくなります。
でも、彼らにはどうすることもできません。

私たち人間がそれらを分かったうえでケアしてあげれば、彼らが寿命を全うし、できるだけ長い間健康で一緒にいることができると思うのです。

ちなみに私はレイキなどは習ったことがなく、ガイドさんから教えてもらったオリジナルのヒーリング方法について教えています。
シンプルといえばシンプルなのですが、どこまでも深いのがヒーリングです。

ヒーラー側の知識や意識が如実に結果に表れてくるので、どこまでも追究していく姿勢を持っている方ほど、上達していきますし、驚くような成果を出していかれます。

どんな方法であっても、自分が納得できることが一番ですから、ぜひ納得いくまでヒーリングを実践してみてくださいね。

今日の記事を読んでいただいて、気づいたことや、実際にペットヒーリングをされてみた結果などがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

それではまたお会いしましょう。
愛と平和な世界へ。
瑠璃でした。