病気の裏にある感情」~心と体を繋ぐメッセージを読み解く~

こんにちは、瑠璃です。
今日は、病気は感情表現~病気は表現できなかった想い~ということで、病気の根本原因についてお話したいと思います。
長年不調で悩んでいる、病気の原因が知りたい、また家族や友人が長年の不調で悩んでいるという人もいらっしゃるでしょう。
あらゆる手を尽くしたものの、改善せず途方に暮れているという方もいらっしゃるかもしれません。
実は、病気はあなたが表現しきれなかった想いが形をとって現れたものともいえるのです。
今日は、感情的、スピリチュアル的に見た病気の意味とそれを改善する方法についてお話します。
この記事を読むことで、病気の根本にある想いに気づき、自分を自分で癒せるようになっていくでしょう。
今日は以下のポイントについてお話します。
・本当は言いたかったこととは何か
・そこはあなたの居場所ではない
・気が済むまで求めればいい
・病気は「やめられる」
ぜひ最後までご覧ください。
あるおばあちゃんの話
これは、あるおばあちゃんの話です。
それまで元気だったにもかかわらず、そのおばあちゃんはある時から体調を崩し、寝たきりになってしまいました。
寝たきりになってからおばあちゃんは、一人で何もすることができず、家族に世話をしてもらっていました。
家族はおばあちゃんが回復することはないとすでに諦めていたそうです。
ところが、6年ほど経つと、そのおばあちゃんは突然立ち上がり、すたすたと歩き始め、みるみるうちに身の回りのことも一人でできるようになっていったのです。
それを見ていた家族は、あまりの変化に驚いたそうです。
実はそのおばあちゃんは、5人兄弟の真ん中で、他の兄弟と比較して特段かわいがられることもなく、両親が忙しかったのも相まって、愛情に飢えていたそうです。
結婚してからも子育てに忙しく、誰かにかまってもらうことも、気にかけてもらうこともありませんでした。
彼女は、人から気にかけてもらったり、愛情をもらうという経験がしたかったのでしょう。
そこで病気になることを選択したのです。
彼女は、寝たきりになり、家族から世話をしてもらい、愛情を注いでもらう経験をして満足しました。
そして、満足した彼女は、病気になるのを自ら「辞めた」のです。
このように、病気は自分に注目してもらったり、周囲の人からの注目や愛情を得るための無意識の手段として使われることがあります。
少々のことで周りの人が心配してくれないと、病気はこれでもか、とエスカレートして軽い病気から重い病気へと発展していくこともあるでしょう。
非行や暴力に走ってしまう子供も、実は単に親に気にかけてほしい、人の注目を浴びたいという切ない思いを満たすために、極端な行為に走ってしまったりするのです。
心の底から求めていたもの
もう一つ例をご紹介しましょう。
ある女性の話です。
彼女は厳しい母親に育てられ、小さい頃から母親の顔色を伺って育ちました。
そして大人になってからも、自分の意見を押し殺し、いつもニコニコして周囲に合わせてきました。
彼女はひどい喘息やリウマチに悩まされていました。
そして、自己に向き合う過程で、彼女のその症状は自分が表現したくてもできなかった苦しみだと知ったのです。
彼女の中の怒りや悔しさ、本当の自分で生きていないことに対する憤り。
それらが病気となって現れていたのです。
そこで、あなたが自分に問いかける質問としてはこうです。
「心の底から求めていたにもかかわらず、受け取ることができなかったものは何だろう?」
あなたが最も欲しかったにもかかわらず、経験できなかったものは何でしょう。
心からの愛情や思いやり。
本当の自分を受け入れてもらうこと。
心配してもらうこと。
自分らしく表現できる空間やスペース。
もしかしたら、このように聞いて、この動画を見ているあなたは、悲しみ、恐れ、不満、嫉妬、怒りなどの感情が湧き上がってきたかもしれません。
実は、これはとても意味のあることなのです。
そういった思いに気づき、別の方法で満たしてあげることができれば、あえて病気として表現しなくても済むのです。
病気を解消する具体的な行動
ですから、病気によって自分は何を伝えたいのだろうか、とまず自分に問いかけてあげる必要があります。
例え嫌な気持ちになったとしても、その想いに気づかずに放置するよりはるかに良いでしょう。
いずれそういったネガティブな感情は、人生に望まぬものを作り出してしまうのですから。
これらの経験を通じて、他の人に表現できなかった苦しみに気づくでしょう。
そして何より、他人に求めていたものを、自分自身でも満たしてあげられていなかったことに気づきます。
あなたは自分自身に寄り添い、自分の気持ちを大切にしてあげてきましたか?
人から嫌われることよりも、本当の自分の気持ちを表現することを優先させてあげてきましたか?
例え全員からそっぽを向かれても、あなたがあなたの味方でいてあげましたか?
実は、あなたを大切にしてこなかったのは、あなた自身だったのです。
このように自分と対話することで、あなた自身が自分の本当の気持ちを分かってあげられていなかったことに気づきます。
環境の変化を受け入れる
このように本当の自分の気持ちに気づいていくと、少しずつ変化が訪れます。
本当の自分を表現しはじめることもできます。
一気に180℃態度を変えることは難しいかもしれませんが、最初のうちは、環境を選んでその中で表現することもできます。
このようにして変化が起こっていくのです。
でもまだ、あなたの本当に言いたかったことに気づくためには、いくつか大切なステップがあります。
それが「言語化」です。
本当に言いたかったことを伝える
あなたは何を求めていて、それが叶えられなかったことに対してどう感じていたのでしょうか?
今からでもそれを求めることができるとするならば、あなたは誰に何を伝えたいですか?
それをちょっと考えてみてください。
本当は、誰に何を伝えたかったのか。誰に何と言いたかったのか。
ずっと我慢して、「嫌だ」とか「やめてほしい」ということができなかった人もいるでしょう。
例えば、自分に対していつもひどい扱いをしてくる職場の先輩がいるとします。
でも、あなたはずっとそれを当然だ、仕方ないとして我慢してきました。
でも、本当はやめてほしいと思っていたとするならば、それを今表現してみるのです。
そして、それを今この瞬間から少しずつ実行してみます。
例えば、先ほどの例のように、職場でずっと言いたかったのに言えなかったことがあるならば、本人に言うのは難しくても、勇気を出して上司に伝えてみるのもいいでしょう。
家族の前で表現したくてもできなかった自分がいるならば、思い切って本音を言ってみるのもいいでしょう。
友達の前で言いたいことがあったのに、ずっと我慢していたのならば、伝えてみてもいいでしょう。
とにかく、最初のうちはひとつ行動するだけでも勇気がいりますし、心臓がバクバクするかもしれません。
でも、この実際の行動が、あなたの人生を永遠に変えていくのです。
自分を守るためのステップ
そして、勇気を出して自分の意見を伝えてみると、意外に自分の意見が受け入れられることに気づきます。
そう、言っても無駄だと決めつけていたのは、他でもない自分自身だったのです。
もしかしたら、周りの人は提供しようとしてくれているのに、あなたが受け取っていなかったのかもしれません。
心の扉を閉めて、自ら幸せや豊かさを手にすることはできないと決めつけていたのかもしれません。
自分で自分を守ってあげることができなければ、一体誰があなたを守ってくれるでしょうか。
あなたは、自分にとって心地の良い環境を作っていく権利があるのです。
YESということも、NOということも自由に選ぶことができるのです。
環境が合わないときの行動
ここで、あなたは「そんなこと言っても、自分らしくいたら今の場所では働けない」とか、「今の場所にはいられない」と思われたかもしれません。
でも、周りを見渡してみてください。
自由奔放で、なおかつ周りから受け入れられていたり、なんだかんだうまくやっている人っていませんか?
あなたが変われば、その後の展開は二つです。
あなたの周りが変わって、あなたに合うように変化していくか、あなたがもっと合う環境へ移るか。
例えば、あなたを嫌っていた人が転職していったとか、自然とその人から注文が来なくなったとか。
結局のところ、あなたはあなたと合う人しか引き寄せられないのです。
自ら環境を変えるのもいいでしょう。
そうやって、自分が最も心地よくいられる環境を作り上げていくことができます。
しっくりこなければ、思い切って自分が動いてみるのも良い選択肢の一つです。
自分が変わってもなお、周りが変わらなければ、自分が動く。
それはあなたが悪かったのではなく、ただそこがあなたの居場所ではなかっただけなのです。
ニーズを満たす重要性
今日の冒頭の話に戻りますが、家族から心配してもらったことで満足し、病気がケロッと治ってしまったおばあちゃん。
そう考えると、病気になりたくてなっているとも言えるかもしれません。
つまり、自分で病気を「やっているのです」。
もちろん、すべての人がこれに当てはまるわけではありません。
病気になることなんて望んでいない、という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
でも、私たちは自分が考えていることをすべて知っているわけではありません。
顕在意識では「絶対に治りたい」と思っていても、潜在意識では「病気になって心配してもらいたい」とか、「病気になってゆっくり休みたい」と思っていることもあるのです。
潜在意識が病気を作る仕組み
あるクライアントさんがこんなことを言っていました。
「こんな状況を抜け出すには、病気になるしかないと思っていたら、本当に病気になって今の職場が続けられなくなってしまったのです。」
自分が欲しいものや言いたいことを伝える代わりに、病気になる。
すると、病気は一種の想いの表現とも捉えることができます。
私たちが思っている以上に潜在意識はパワフルで、自分の望みをなんでも叶えてしまいます。
ですから、病気や不調の奥にある潜在意識の想いに気づいてあげてください。
その想いが十分に満たされたとき、病気は消えていくでしょう。
ニーズを求める自由
もし「欲しがってはいけない」という気持ちがあるのであれば、思い切ってその想いは手放しましょう。
子供は「欲しがりすぎる」ということはありません。
欲しいものがあることは、人間として当然のことです。
気が済むまで求めていいのです。
どうぞ、気が済むまで欲しがってください。
もし、自分の求める気持ちに蓋をしていたことに気づいたならば、自分のニーズを満たしていくことが、人間として当然の欲求であることに気づいていく必要があるでしょう。
ニーズを表現して、自分で満たしていく。
その繰り返しが、あなたに健康をもたらし、それだけではなく、あなたに望む人生をもたらしてくれるでしょう。
そしてそのニーズがすべて満たされた時、魂としての願いがようやく表れてくるのです。
ということで、今日は「病気は感情表現~病気は表現できなかった想い~」ということで、病気の根本原因についてお話させていただきました。
まとめ
病気は一種の想いの表現である。
自分が言いたくても言えなかったこと、求めたかったのに求められなかったことを表現するために病気になっている場合がある。
自分のニーズを満たしていくことは、人として当然の欲求である。
自分で自分の気持ちを理解し、自分でニーズを満たしていくことができれば、病気で表現する必要はなくなっていく。
病気をひとつのメッセージと捉えることができれば、時とともに「病気のせいで」から「病気のおかげで」と捉え方が変化していくこともあるでしょう。
すべては気づきのために起こっています。
ひとつひとつの現象があなたに送ってくれているメッセージを読み取り、あなたらしい人生を形作っていってください。
ちなみに、私はもともと体が弱く、体調を崩しやすかったというのがありますが、病気になったことも「今の仕事が合っていないよ」、「それはあなたのやるべきことじゃないよ」というメッセージであり、本当は心の奥底では私もそれに気づいていたように思います。
でも、頭では「今の職場をやめたら他に仕事ができないじゃない」とか、「周りからどう思われるかわからないよ」とか、自分を非難する声が聞こえていました。
そして、病気になって仕事を休まざるを得なくなり、本気で自分の将来について考えざるを得なくなりました。
今となっては、病気は自分の想いの表現だったなと実感することができます。
そんな当時の自分へ処方箋を出すとしたら、こんな感じでしょうか。
「休みたかったら休むこと」、「自分を信じること」、「楽観的でいること」。
今日の動画があなたの役に立てば、とても嬉しく思います。