エイリアンインタビューの秘密とグノーシス主義の共鳴点

こんにちは、瑠璃です。
あなたは、なぜ自分が地球にいるのか、不思議に思ったことはありませんか?
この人生にどんな意味があるのか、
なぜ自分が生きているのか、
そしてこれからどこを目指していけばよいのか。
混乱してしまったことはないでしょうか?
実は、先日「エイリアンインタビュー」の記事を投稿したところ、たくさんの反響をいただきました。
でも一方で、「これって本当なの?」「元ネタは?」「信憑性は?」と思った方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「エイリアンインタビュー」の裏話的なお話、
「地球は監獄である」と主張している他の文献についても迫っていきたいと思います。
今日は
・エイリアンインタビューの裏話
・グノーシス主義
・ロバート・モンローやデイビット・アイク
これらについて取り上げていこうと思います。
今日の記事を読むことによって、多角的な視点が身に付くと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
このブログでは、人生を本気で変えたいと思う方のために、本質的なスピリチュアルな情報をお届けしていきます。
今後もこういった情報をお届けしていきますので、見逃したくないという方は、今のうちにブックマークをしておいてください。
では最初に、簡単にエイリアンインタビューのお話をします。
エイリアンインタビューとは?
エイリアンインタビューとは、1947年、アメリカのニューメキシコ州ロズウェルの近くでUFOが墜落するという事件、通称ロズウェル事件の内容を記した書籍です。
登場人物は、墜落したUFOに乗っていた無傷の宇宙人「エアル」と、その看護を任された医療隊に所属する看護師のマチルダ・オードネル・マックエルロイの二人。
UFO墜落事件と聞くと、オカルトの本かなという気がしてしまうのですが、内容は予想に反して深いものになっていて、もっと哲学的な「我々、人間がなぜ存在するのか」という根本的な問題に答えてくれる、大変興味深い内容なんですね。
この本は終始一貫して「地球は監獄惑星である」と述べていて、私たちは本来、肉体を持たない魂そのものであるが、他の星で政府の意にそぐわない存在であったため、地球に強制送還され、肉体という牢獄に閉じ込められたと言っているんですね。
生まれ変わりも、あの世も天国も文明でさえも、すべて演出であり、一回ごとの人生の記憶を消去させ、何度も新たに人生をスタートさせられることで、私たちはなぜ自分が生きているか、なぜ地球にいるのかも分からなくさせられて地球という牢獄に生きているのです。
この本の著者はローレンス・R・スペンサーという方ですが、彼はこれはフィクションで、判断は読者に任せるという含みを持たせた姿勢をとっています。
彼は「エアル」の看護を任された看護師のマチルダから、この文章が書かれた郵便物を受け取り、出版を決意したそうです。
マチルダはこの自分が体験した話をずっと胸の内にしまっていたものの、83歳になり死を覚悟したマチルダは、その前にこの事実をできるだけ多くの人に公表してほしいと、ローレンス・R・スペンサーにずっと保管していた当時の書類、機密文書を郵送したそうです。ちなみに彼女は薬によって自ら安楽死しています。
サイエントロジーと監獄惑星説
それでは、早速この本の信憑性の核心に触れていきます。
実は、マチルダから機密文書の小包を受け取って、この本を出したローレンス・R・スペンサーは、アメリカのサイエントロジーという宗教の信者だったそうなんですね。
というのも、ローレンス本人が2000年に「神々の指紋」で有名な作家グラハム・ハンコックに宛てたメールの中で、サイエントロジーの信者であることを述べているからです。
サイエントロジーといえば、アメリカの作家L・ロン・ハバードによって考案された宗教団体ですが、ハリウッドスターのトム・クルーズも熱心な信者として知られていますね。
サイエントロジーは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアで約3万人の信者を抱えているそうです。
実はこのサイエントロジーの教義に、エイリアンインタビューの主張である「地球は監獄惑星」というテーマが出てくるんですね。
これは、入会して上の方まで行かないと教えてもらえない教義らしいのですが、ウィキペディアにはこんな風に書かれています。
「サイエントロジーは、人間は肉体に宿る不滅の霊的存在(セイタン)であり、無数の過去世を持っていると教えている。サイエントロジーの上級テキストには、セイタンが地球に到着する前の生命が地球外の文化圏で生きていたことが記されている(この運動の中では、秘密となっている)。サイエントロジーの教義では、『オーディティング』を受けているサイエントロジストは誰でも、最終的に共通の一連の出来事に出くわし、それを語ることになるとされている。これらの出来事の一部には、ジヌーと呼ばれる地球外生命体への言及が含まれている。サイエントロジーの秘密のテキストによると、これは7000万年前の惑星連合の支配者で、何十億もの異星人を地球に連れてきて、熱核兵器で殺したというのである。」
サイエントロジー, 2023年4月5日 (水) 15:42, ウィキペディア日本語版
ローレンスがサイエントロジーの信者であり、サイエントロジーも「地球監獄説」を説いていることが分かった時点で、このテーマについてもう少し深堀してみましょう。
サイエントロジーが先か、エイリアンインタビューが先か。
どちらかがどちらを真似したのでしょうか。それとも全く別のソースなのでしょうか。
時系列を追っていくと、サイエントロジーの教祖であるロン・ハバードが、この監獄惑星について発表したのが1950年代前半か、それより少し前であったと言われています。
ロズウェル事件が1947年ですから、かなり近いですね。
ちなみに、ロズウェル円盤墜落事件そのものの信憑性については、当時関わっていた政府関係者からのディスクロージャーがあったり、最近の米国の機密情報公開に伴っても様々な話が出ており、ロズウェル円盤墜落事件自体は事実であったのではないかと思われます。
さて、エイリアンインタビューが先であったとするなら、サイエントロジーのロン・ハバードは、軍の関係者から極秘情報を得て、監獄惑星のことを知り、自分の教義に取り入れたという推測が成り立ちます。
この推測には、もっともらしいサイドストーリーもあるんです。
サイエントロジーでは、RV(リモートビューイング)――日本語では遠隔透視の意味ですが――その実験をしていて、それなりに成功していたようなのです。
後に、アメリカ軍がサイエントロジーが開発したリモートビューイングを使っていたという話があり、とするならば、軍から極秘情報を得ていたことも考えられます。
ただここでひとつの疑問が生じます。
サイエントロジー信者であり、エイリアンインタビューの著者であるスペンサーは、これによって教団のネタバレになると思わなかったのでしょうか?
第三者の調査によると、エイリアンインタビューの内容を書いたとされる軍のマチルダ看護師については、当時その名前で所属していた人はおらず、看護に所属していた数名は判明しているものの、特定には至ってなかったようです。
スペンサーはマチルダさんから送られてきた文書は全て燃やしたと言っており、物的証拠という意味では何もないと言えます。
この監獄惑星の話は、信じられないですとか、否定する人が多いのは当たり前だと思うのですが、肯定する人の感想に「何だか理由はないけれども本当のことのように思う…」といったものが多いことも興味深いですね。
分かる人には分かる、何か心に響くものがあるのではないかと思っています。
マチルダはこんな風に残しているんですね。
「ほとんどの人たちがこれらのことを、どれも信じないと私は確信しています。それはあまりにも信じがたいように思います。「理性的」な人であれば誰も絶対に一言も信じません。しかしそれは、電子的にコントロールされた幻である牢獄惑星の中で記憶を消去され、偽の情報で差し替えられたIS⁻BEにとってだけ信じがたいように思われます。自分たちの状況が一見信じがたいものであることが、自分たちにその現実に直面することを妨げさせてはなりません。
率直に言って、現実に「理由」など関係ありません。理由などないのです。事態はそうなのだから。」
Lawrence R Spencer, エイリアン・インタビュー, Lulu.com, 2015, p.216-217
私は幼少期から世界が何か変だという違和感をずっと抱いてきたんですね。
なぜ大人に聞いても、誰一人として「私たちはなぜ生きているか」を答えられないのでしょう。
地球の環境破壊に心を痛め、そのことを周りに話しても、「そんなことより目の前のことをしなさい」と言われ、すごく悲しい思いをしたことを覚えています。
大人になってスピリチュアルに出会いましたが、「ワンネス」や「全てが愛」という言葉に「何かしっくりこない」感じがしていたのですね。
そんな時、このエイリアンインタビューに出会って「あ~やっぱりね!」という感じがしたものです。
エイリアンである「エアル」が「愛」という言葉を全く使わなかったことも、妙にリアリティがありました。
監獄惑星コンセプトの他の本
さて、ここからはエイリアンインタビュー以外で扱われている監獄惑星コンセプトについてお話しします。
この監獄惑星のコンセプトはかなり古くからありますが、まず1世紀に始まったとされるグノーシス主義です。
グノーシス主義は、1世紀に生まれ、3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った宗教・思想です。グノーシスは、古代ギリシア語で「認識・知識」を意味しており、簡単にいうと「認識や知識を得てそれを使うことで、この地球という悪の世界を脱出しよう」という思想です。
グノーシス主義は、正しい認識と知識を得ることを目指すことから知性至上主義ともいわれます。
グノーシス主義は、人間の肉体と霊魂は別々のものであるという考え方を取り、人の世の不幸や悲劇はすべてこの世界が悪であるが故に起こると説きました。物質は悪、霊は善という立場を取り、肉体という悪しきものを抜け出し、正しい知識を使って善である霊に戻りましょうと説いたのですね。
そして現代においては、ヘミシンクのロバート・モンロー、レプティリアン陰謀説で知られるデーヴィッド・アイク、Wingmakers ネルダ博士のインタビューなどがあります。
そのほかにもアセンションにおいて監獄惑星のコンセプトが語られる場面があり、3次元地球に閉じ込められた人類が、5次元に上昇することで3次元から脱出するというストーリーが多くのチャネリングで述べられています。
では、それらの一部の解説をしようと思います。
ロバート・モンロー博士と「ルーシュ」
まず、ロバート・モンロー博士ですが、彼は体外離脱または幽体離脱をヘミシンクという音響技術を使って可能にしました。
ヘミシンクは、左右の耳に周波数の違った音を聞かせることで人の意識状態のコントロールを可能にする音響技術です。これはCDも販売されていますし、YouTubeなどでもたくさん動画が上がっていますのでご存じの方も多いと思います。
彼はある時、幽体離脱を経験し、それから多くの体外離脱経験にて、様々な存在や出来事に遭遇しましたが、その中で光の存在から聞いた「ルーシュ」の話があります。
光の存在が言うには、「ルーシュ」とは地球の生き物が発するネガティブな感情エネルギーのようなもので、我々を作り出した存在がいて、彼らはそのルーシュというネガティブな感情エネルギーを食べているそうなんですね。
そして人間を含めた地球の生物は、彼らの家畜のように飼われているそうなんです。
つまり、私たち人間の恨みや悲しみ、妬みや怒りなどといったネガティブな感情のエネルギーをエサにしている存在がいて、その存在たちは、我々を裏で巧みにコントロールしているということです。
我々は彼らにとってみれば羊のようなもので、彼らは羊飼いのように我々人間、つまり羊を飼いならして餌にしているのですね。
この話を聞いたモンロー博士は、あまりに落ち込んでしまって、うつ症状で2週間寝込んでしまったそうです。
デーヴィッド・アイクとレプティリアン陰謀説
このあたりの話は、デーヴィッド・アイクの主張に共通性がみられます。
デーヴィッド・アイクは、著書の「ハイジャックされた地球を99%の人が知らない」などで陰謀論や爬虫類型ヒューマノイドのレプティリアンの話を展開しており、我々は爬虫類人(レプティリアン)と呼ばれる別次元の生命体に操作されていると述べています。
彼によれば、土星と月からの装置により、人類は五感に感覚器官が集中させられ、3次元マトリックスの中に閉じ込められたままになっており、他の次元のことが分からなくなってしまっているそうです。
レプティリアンは4次元にいて、人間を操作して、人間から出るエネルギーを捕食しているそうです。
Wingmakersとネルダ博士のインタビュー
Wingmakers ネルダ博士のインタビューは、同じく地球は監獄惑星であるという主張をしているのですが、監獄に閉じ込められている人が、なんと元々地球にいた存在だというストーリーです。
Wingmakersは、日本では2005年から書籍がシリーズで発売され、監獄惑星の話は2014年に出版されました。記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんね。
Wingmakersについてはまた別の機会にお話しします。
まとめ
というわけで今回は、エイリアンインタビューに関連するお話をご紹介させていただきました。
今日は色々な文献の紹介といった形でしたが、色々な書籍を読んでいくと、類似性というか共通項が見つかってくるものですよね。
その中からあなたがピンと来たものを見つけていただければいいと思います。
私は常々思うのですが、人間のこのボディ、肉体に入って私たちは同じように見えますが、ひとりひとりみんな違うんですよ。
見た目は同じでも、魂がどんな歴史を辿ってきたのかは本当に人それぞれなので、あまり一般論や多数決に囚われず、自分がピンときたもの、自分にとっての真実を追求していけばよいと思います。
あなたにとっての真実は、あなたにとっての真実ですから。
それでは、またお会いしましょう。瑠璃でした!