「亡き人との魂の交流」~見えない絆が繋ぐ愛とメッセージ~

亡き人の魂との交流 ~魂を通じて届けられる想い~
こんにちは、瑠璃です。
今日は、「亡き人の魂との交流 ~魂を通じて届けられる想い~」についてお話します。
あなたは、この世にいなくなってしまった人ともう交流できずに寂しい想いをしたり、悲しい気持ちになっていませんか?
もう会えなくなってしまい、彼らが向こう側でどんな生活をしているのか、きちんと成仏してくれているのか、知りたいと思ったことがあるかもしれません。
思いがけない出来事であの世に行ってしまった人たちと、もう一度話すことができたら……。
そんな風に考えたことがある方もいるのではないでしょうか。
亡き人との魂の交流、それは実際に起こりうるのです。
魂を通じた交流の実例
今日は、私がこれまで実際に見てきた魂を通じた亡き人との交流の事例についてお話します。
たとえば、幼少期に亡くした娘さんの魂が、お母さんの肉体の中へすっぽりと入った事例。
また、事故で亡くなった息子さんの魂が、8年経ってもペットを通じてお母さんを見守り続けていた話など。
これらの話は、にわかには信じられないかもしれません。
ですが、この記事を読むことで、死というものが決して私たちを隔てるものではないことが分かるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
死後の世界について
「我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行くのか。」
これはフランスの画家ポール・ゴーギャンの言葉です。
この言葉に、あなたの知りたいことが集約されているのではないでしょうか?
あなたはどこから来たのか
あなたは本当は何者か
あなたはどこへ行くのか
死について語られる視点は、大きく分けて以下の3つに分類されます:
1. 宗教
2. 医学
3. 科学
科学的な視点では、死後の世界は存在しないとされています。
科学はこう語ります。
「意識は脳の活動にすぎず、生命が終われば意識も消える」と。
一方で、宗教は死後の世界の存在を肯定します。
たとえば、キリスト教では天国、仏教では極楽浄土、イスラム教ではジャンナが語られています。
仏教と死後の魂
日本では、通夜や四十九日法要などを通じて、故人を供養する風習があります。
仏教では、死後の世界を前提とし、人の肉体が死ぬと魂が肉体を抜け出すとされます。
亡くなった直後は、肉体と似た霊体が存在し、自分が死んだことを自覚せず家族の周りにいることもあります。
だいたい7日間は、自宅などにとどまるとされています。
仏教では、人は亡くなるとこの世に別れを告げ、「中陰」(ちゅういん)と呼ばれる世界へ向かいます。
中陰とは、来世の行き先を決めるための裁判が行われる世界であり、49日間続くその旅路を「冥土(めいど)の旅」と言い、死者は7日ごとに冥土の王朝の王さまたちから生前に犯した罪を裁かれると言われます。
そして、中陰での裁判の日、現世では亡くなった方と近い関係の方が集まり法事を行います。
その最初の日が、「初七日」(しょなぬか)の法要です。
初七日は亡くなった人が三途の川に到達する日といわれています。
激流、急流、暖流(だんりゅう)のどれを渡るのかが決まるとされており、
残された方は初七日法要を行い、故人が暖流を渡ることができるように祈ります。
魂は、亡くなってから7日ほどは自宅などにとどまっていますが、やがてお迎えが来て、あの世へと向かうことを伝えられるとされます。
そうして、やってくるのが四十九日です。
四十九日は亡くなった方が極楽浄土に行けるかどうかが決まる日とされます。
彼らは、生きていた時にふさわしい次元へと戻っていくのです。
このようにして、仏教では、故人があちらの世界に行けるよう様々な供養の習慣がありますが
実際のところ、あちらの世界に行かれず、または行くことを選択しなかった場合があります。
私はあまり仏教には詳しくないのですが
ここからは、私が実際に体験した、魂の交流についてお話します。
10年間この世に留まった男性
ある女性が私のもとに相談に訪れました。
彼女は10年前に旦那さんを亡くし、お子さんと一緒に暮らしていました。
旦那さんはうつ病を患い、自宅療養中に精神錯乱の末、自ら命を絶ってしまったとのことです。
彼女は霊感が強く、旦那さんが亡くなった瞬間、外出先で「行ってしまった」と直感的に感じたそうです。
その後、あまりのショックで旦那さんの遺品整理もできず、思い出すこともつらい状況にありました。
彼女は頻繁に旦那さんの声を聞いたり、気配を感じたりしていました。
彼女が困った状況になりそうな時、必ず旦那さんから「いついつまでに、これをして」と指示があり
その通りにすると、間一髪で間に合ったり、助けられたりしていたそうです。
彼女だけではなく、彼女のお子さんも非常に霊感が強く、お父さんが亡くなってからも、「パパまだいるよね」とお父さんの存在を感じていたとのことでした。
また、霊能者に「旦那さんがあなたの隣にいます」と言われたこともありました。
彼女は、ずっと亡くなった旦那さんの死に対して整理が付けられずに、かといって過去の楽しかった頃の記憶も思い出せず、苦しみ、悩みに悩んでカウンセリングにお見えになりました。
実際、旦那さんは相当奥さんのことが心配だったようで、ずっと彼女の隣にいるようでした。
やがて、彼女が自分と向き合っていくうちに、過去を受け入れて、これから新しい人生を生きていくという意志が彼女の中に芽生えてきました。
そうして、辛かった出来事をひとつずつ受け入れていく過程で、亡き旦那さんの荷物も徐々に整理できるようになっていき、彼女自身が明らかに変化していきました。
それを見た旦那さんは、ついにあの世へと旅立たれたのです。
彼女の旦那さんはよほどこの世に残した奥さんとお子さんのことが心配だったのでしょう。
本人も突然の旅立ちで、本人も予測していなかったことだったと思います。
彼は、死んでからもこの世界に残ることを選択したのです。
そうして、10年もの間、奥さんとお子さんの近くで、自分の家族を見守り続けたのです。
彼は、自分が本来の場所へ戻ることと引き換えにしても、彼女が自分無しで新しい人生を歩み始めるまで、ずっと近くでサポートすることを選びました。
「彼女はもう、自分がいなくても大丈夫」と知ったタイミングで、旦那さんは解き放たれたようにあの世へと帰っていかれたのです。
それを知った私はしばらく彼女に言わなかったのですが
それからしばらくして、彼女の方から「最近旦那の気配を感じないんです、声も聞こえなくなりました」と言われました。
それを聞いた私は「はい、彼は本来の場所に昇り、そこからこれまでよりもさらに強力にあなたをサポートしてくれるでしょう」と伝えました。
すると「本当にそうなんです、これまでよりもさらに無理だと思っていたことがするりと叶ったり、まるで彼が手引きしてくれているみたい!」と語ってくれました。
このように、この世に未練があったり、心配事がある場合、とくに予期せぬ事故や病による死の場合、故人が亡くなって何年たっても、この世に留まり続けるという場合があります。
ペットを通じて見守った息子
別の女性の話です。
彼女は息子さんを事故で失い、8年が経っていました。
あまりに突然の出来事だったようで、悲しみに暮れながら、それを受け入れ、新しい人生を始める努力をされていました。
彼女は以前に、ある霊能者に「お子さんはまだこの世に留まっています。成仏させてあげてください」と言われたことがあるらしく
「わが子はちゃんとあちらの本来の世界に戻れているのかしら、成仏できているのかしら」といってご相談に見えました。
私がそのことを考えると、途端に白いわんちゃんが目に浮かびました。
「○○さん、ペットを飼っていますよね?」と言いました。
すると、はい、息子さんが一人暮らしの時、大切にしていた小型犬を飼っているというのです。
私には、亡くなったお子さんが、自分の魂をそのペットの中に入れ込み、お母さんを見守っているように見えました。
そのことをお伝えすると
「あぁ、分かる気がします。この子、息子が亡くなってから、私のことを守ってくれているんです」
とおっしゃいました。
実は息子さんが亡くなる前、「このワンちゃんは、お母さんのことを守ってくれるよ」と漏らしたそうです。
私が見ると、その息子さんの魂はあまりに長いこと、この世に留まって、自分がどこに行けばよいのか分からなくなっているようでした。
そうして、亡くなった息子さんの魂を本来の場所へと還しました。
息子さんは、お母さんのことが心配で、あの世へと行くのを断り、この世に留まることを選んだのでしょう。
彼は一人っ子だったので、よほどお母さんのことが心配だったのかもしれません。
娘の魂が母親の中に戻った体験
さらに印象深い体験をお話しします。
これは、5歳のときに娘さんを病気で亡くした女性の話です。
あまりに辛い出来事だったため、その記憶に蓋をし、自分を責め続けていました。
そうして、苦しかった想いを吐露すると、彼女の目から大粒の涙がこぼれはじめました。
私がみると、彼女の娘さんは、無事、あちらの世界で、本来の世界に目覚め、魂として存在していました。
全く何も心配することはありませんでした。
彼女が、隠していた本当の気持ちを吐露していくと、次の瞬間、信じられないことが起こったのです。
あちら側にいた娘さんの魂が、こちらの世界に戻ってきて、お母さんの肉体の中に入っていったのです。
その瞬間、彼女のオーラが変化し、彼女はストンと、落ち着いた感じになりました。
それを彼女に伝えると、「娘を感じます、この感じ、あれから初めて感じました」と驚いた様子で自分の肉体をまるで初めて見るかのように、まじまじと観察しました。
「魂の波動って、こんな感じなんですね、全く違う、何もかも違います」とおっしゃいました。
彼女の肉体という容器に、娘さんの魂が、すっぽりと収まったのです。
嬉しい、こんなことがあるのかしら、とさらに大粒の涙を目からこぼしました。
娘さんは、ずっと自分の死によって苦しみ、悩み、自分を責めていたお母さんに「もう、心配しないで、私大丈夫だから」と伝えたかったのかもしれません。
それを伝えるために、再びお母さんと一緒になり、自分の波動を感じてもらいたかったのかもしれません。
娘さんの魂は、お母さんという肉体の中で、自己を表現し続けるのか、
それとも一時的にお母さんを安心させ、お母さんとコンタクトを取るために戻ってきたのか
それは分かりません。
けれども、この体験をしたお母さんの生き方は、二度と同じではいられないでしょう。
死後の世界からのメッセージ
ここで伝えたかったのは、どんなことでも可能だということです。
例え常識では考えられないことであっても、実際に起こりえます。
私たちは、この世に留まり続けることもできるし、あちら側の世界を選ぶことはできます。
全てが最善の方法で行われているのです。
そう、それは最高のタイミングで起こるのです。
冒頭でご紹介したポール・ゴーギャンの言葉
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
それに対して、私が答えるとしたらこうでしょう。
あなたの魂は、どこか別の星からやってきた
あなたは魂を宿した容器である
あなたの魂は、地球から去ることもできる または転生し、また地球で別の肉体の中に入って一生を終えることもできる
もしかしたら、これも今の時点で私が思っていることであって、これから変わっていくかもしれません。
何事も変化するものです。
そして、変化していくことは自然なことです。
まとめ
今日は「亡き人の魂との交流~魂を通じて届けられる想い~」についてお届けしました。
先日、樹木希林さんがこんな風におっしゃっていたのを見ました「私はガンという死ぬかもしれない病気になったことで、初めて向こう側の世界の私も意識できるようになったんですね。
私はガンという病によって初めて死という覚悟を持つことができ、いろんな意味でプラスになっているんです。
だから健康な人も一度自分が向こう側に行くということを想像してみるといいと思うんです。
そうすると、つまらない欲だとか、金銭欲とか名誉欲とか、そういった執着から離れていくんですね」
これは、コツだなと思いました」とおっしゃっていました。
あちらの世界には、家や車やお金は持っていけませんから、そう考えると何が大切なのかが洗練されてくるかもしれません。
ただし、あちらの世界には、家や車やお金は持っていけませんが、それらに対する執着は持ち越します。
ある対象に対し、それが大切であると感じているという私たちの心の状態を持っていくのですね。
結局のところ、こちら側の世界とあちらの世界は一続きに繋がっていて
私たちが今生きている一瞬一瞬もあなたの人生であり、向こう側にいっても、その旅が永遠に続いていくのではないでしょうか。
だから、故人も、こちら側の世界に戻ってきたり、またあちら側の世界から、こちら側の世界を見ることもできるのです。
またこういった話もお届けできたらと思いますので、ぜひリクエストなどありましたらコメント欄に記入しておいてくださいね。
真実の向こう側、愛と平和な世界へ。瑠璃でした。