スピリチュアルな視点で解き明かす心の病:限界の先にある本当の癒し

こんにちは、瑠璃です。
今日はスピリチュアル的に見た心の病の治し方についてお話します。
心が重い、眠れない、うつ病などをはじめとした心の病について悩んでいる方、また、過去に悩んでいたという方もいらっしゃるでしょう。
心の病はもはや一部の人だけではなく、誰もが可能性のある病気であり、無関心ではいられなくなっています。
一口にうつや不眠、適応障害、パニック障害、統合失調症、不安症や適応障害といっても、原因は様々です。
よって、対処法は一通りではありません。ここを間違えてしまうと、回復までに時間がかかってしまったり、大変な労力がかかる場合もあるでしょう。
また、心が病んでいる状態、心が沈んでいる状態は、オーラにも反映します。
心の状態は、私たちの回りのエネルギーフィールドに現れます。つまり、オーラを見れば、その人が今どんな精神状況にあるのかを読み取ることができるというわけです。
私がこれまでに体験してきた、実際の例を用いながら心の病について解説します。
今日は実体験を交えてお話するので、恐らく今日お話しすることは、他の場所では聞けないのではないかなと思います。ぜひ最後までお読みください。
増え続ける心の病
厚生労働省の資料によると、精神疾患を有する総患者数は平成29年で419万人と年々増加傾向にあるそうです。
軽症のうつでは、
- 憂鬱な気分
- 興味や喜びの喪失
- 食欲異常
- 睡眠異常
- そわそわするまたは体が重い
- 疲れやすい
- 自分を責める
- 思考力や集中力低下
- 死にたいと思う
などの症状が1日中2週間以上続くとされており、割とよく聞く症状、というか一般的な症状のようにも見えます。
それだけ心や体のバランスを崩している方が多いのでしょう。
実は、私も、うつ病や摂食障害などを繰り返し経験したことがあります。
3つの原因
現代の医学では、心の病を主に脳内神経伝達物質の過不足によって判断します。
例えば、セロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどですね。
つまり、精神的な不調は脳という臓器の不調によって起きている、という考え方です。
でも、それだけではありません。
例えば、自分の使命が果たせていない、望むべき方向に行けていない場合、「そっちじゃないですよ」というサインが体に現れることもあります。
それは、あなたの本質ではないですよ、というメッセージです。
私たちが本当の自分を閉じ込めるとき、実にいびつな状態にあります。
私たちは誰でも持って生まれた本質というものがあり、その本質を生かしながら、自分らしい人生を形作っていくのです。
でも、私たちが外側の規則や規律に従おうとしたり、自分の本質とは真逆の方向へと進んでしまうとき、そこに非常に多くの負荷がかかります。
例えば、想像力が豊かで空想をするのが好きだったのに、型にはめられて育ったら、その過程で自分の創造力を押し殺してしまうことになるでしょう。
この創造力が最も強いのは、私たちの魂、つまり私たちの中にあるスピリットとしての存在です。
私たちが三次元世界で物質を加工して物を作っているのは、彼らにしたらおままごとのようなものでしょう。
しかもその物質は、木や石油など、もともと地球にあったものを組み合わせただけにすぎず、一から自分たちで創造したものは何もないのです。
したがって、三次元世界に馴染むことができず、また三次元世界に適合しようとして、魂としてのエネルギーをすっかり忘れてしまった――これも自らの創造力を押し込めることにつながります。
人は、魂としての本来の姿を忘れることでも病気になるものです。
魂が落ちてしまうとき
他にも、こんな原因が考えられます。
自分の中にあるはずの魂が落ちてしまう、つまり自分の中から抜け出してしまうこともまた、不安や心配ごとに囚われてしまい、抜け出せなくなってしまう状況を招き寄せます。
初めて聞く方にはにわかには信じがたいかもしれませんが、実際に沖縄には「魂が落ちた」を意味する「マブヤーが抜ける」「マブヤーが落ちる」という言葉があるほどです。
すると、魂があったスペースに様々な想念やマイナスの感情が入り込みやすくなり、必要以上に不安でたまらなくなってしまったり、自分が自分でないような焦燥感に襲われます。
魂が抜けた時の症状として、どうしようもない不安があります。
これは、居ても立っても居られないような不安感で、勝手に手が震えてきて、しどろもどろになってしまうような感覚です。
この不安は、何か理由があって不安ということとは明確に異なり、特に理由はないけれども、とにかく理由もなく不安を感じるといった類の不安です。
そして、自信が失われていきます。
これまで積み上げてきたことに対して自信が持てなくなり、「私これでいいのかな?」「これで大丈夫かな?」と突然不安に襲われるようになります。
まるでどこを目指して歩いているか分からない夢遊病のような状態で、「心ここにあらず」の状態です。
やる気も活力もなく、感動や躍動感も感じられなくなってしまいます。
ただ淡々と目の前の現実を消化試合的に生きているような感じで、色とりどりの世界がまるで突然白黒になってしまったような感覚です。
感覚や感情が失われ、何事も心から楽しめなくなってしまうのです。
そうして、自分がこれまで持っていた情熱もビジョンも失われ、自分が何のために生きているか、どこへ向かっているかも分からなくなってしまいます。
ひどい場合には、人間性そのものが崩れ去り、まるで別人になってしまったかのように感じられることもあります。
すると、魂から来ていたビジョンや生きる目的も見失い、やる気も失われていくのです。
つまり、魂が持つ本来の創造力を発揮できていない、魂とのつながりが希薄になりビジョンを見いだせない――これらもまた、私たちが自分を見失う原因となります。
オーラに見るうつ状態
実は、こうした状態はオーラの中にも観察することができます。
オーラの特に重要なのは下の3層です。
まず、一層目がエーテル体、二層目が感情体、三層目が知性体です。
エーテル体は、肉体次元と最も近いところであり、本能や動物的な感覚をつかさどります。
感情体は、感情という言葉が出てくるように、感情をつかさどる場所です。
知性体は、知性という言葉に表されるように、思考活動や知的な活動をつかさどる場所です。
これは何度も出てくると思いますが、重要なのでちょっと覚えておいてください。
実は、3つの層のこの強さやバランスはひとによってさまざまです。
例えば、感情的な方はこの第二層が強いですし、
思考優位で論理的な方は、第三層が強くなります。
ちなみに、このブログを読んでいただいている方は第三層が強い方が多いです。
これはワークショップなどにお越しいただく方を拝見していて普段から思っているのですが、全体から見ると第三層が強い方は少ないので、結構稀有な場所だなと思っています。
ちょっと話が脱線しました。
うつの症状には、
- 今まで好きだったことが楽しめない
- テレビを見ても、音楽を聴いても楽しくない
- 何もする気が起こらない
といったことがありますが、これは感情が動かなくなっている症状です。
今までだったら楽しかったことや、好きなことに心が動かなくなってしまう。
今まで感動していたシーンで感動しなくなってしまう。
これらは、オーラでいうと第二層目に当たる感情体のエネルギーが薄くなっている状態です。
実は、私もこれを実際に経験したことがあります。
私はもともと第二層の感情の層が強いタイプで、実は、結構感情的な人間なんですね。
頭で考えて計画を立てる…よりも、情熱や使命感に燃えてやり遂げる…というタイプの人間で、感情の起伏も激しいのです。
これは、私の過去から変わらない傾向でした。
私は昔の写真を見ることでその時の状態を感じるのですが、昔からそうなのでこれが私のもともとの特性といっていいでしょう。
でも、うつ状態になったとき、あるエネルギーワークの先生が私の異変に気付いたのです。
私はその時、自分がうつだとは確信していなかったのですが、
「あれ、感情のエネルギーが弱いですね、これは重大な何かが起こっているのかもしれない。何かあったのですか?」と言われたのです。
つまり当時の私は、第一層と第三層が強くなっていて、第二層が弱くなっていたのですね。
確かに、それを言われる1か月ほど前から、仕事で忙殺され、とにかく疲れやすく、自分の感情を動かすのにエネルギーを使うことも億劫というか、疲弊状態に入っていたのです。
そう指摘されて、「あぁ、やっぱりそうなんだ」と思ったものです。
自分の限界を認める
心の問題を抱えやすい方の特徴に、頑張り屋さん、責任感が強い、最後までやりきるというところがあります。
人から何かを頼まれても断りづらく、無理をしてしまうというものです。
人から頼まれたときに断れない場合、
過去に自分が冷たくあしらわれたり、強く言われたことで傷ついて嫌な思いをした場合もあるでしょう。
また、断ることで、相手から嫌われたり悪く思われるのが怖いという場合もあるでしょう。
もうひとつの理由として、自分の限界を認めることができないというものがあります。
私たちのスピリットとしての可能性は無限です。
スピリットとしての私たちに限界はありません。
魂としての感覚を強く持ち合わせた状態でこの世に生まれた場合、現実世界における自らの限界を認めることは想像以上に困難です。
肉体は、いつか必ず無くなって、土に返っていきます。
私たちはいつか必ず死ななければなりません。
肉体という有限なものを持つ自分について受け入れることができないのです。
時間という限界もあります。
1日は24時間しかなく、24時間の間中起き続けることもまた不可能です。
空間にも縛られています。
私たちの肉体は日本からアメリカまで一瞬で移動することもまた不可能です。
限界のない自分を知ったうえで、自分が限界を持った一人の人間であることを認めるには、想像以上に難しいことなのです。
つまり、ある意味スピリチュアル的に覚醒している人、スピリットの感覚が強い人ほど、自分の限界を認めることに困難が伴うといっていいでしょう。
「私はできません」
「私には無理です」の裏には、
「私はできるはず」
「私に不可能はないはず」と知っている自分がいるのです。
でも、ここは地球で私たちは肉体を持った一人の人間ですから、物質宇宙のルールに縛られています。
だからこそ、自分に限界があることを知り、それを表現するという意図的な努力が必要です。
でも、いきなり「私にはできません」「無理です」というのは勇気がいるかもしれませんね。
でも、限界のラインは人それぞれですし、キャパシティーには個人差があります。
私はもともと限界値が低く、体も弱かったので普通の会社員生活ですらキャパシティーオーバーでした。
バリバリ働いて、土日もフルパワーで遊んで、月曜日元気に出社という同僚の体力に毎回目を疑っていました。
でも、これが社会のルールだからと自分に言い聞かせて、これができなかったら負け犬だと自分を毎日毎日脅迫していたように思います。
もっと後になってから、世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな働き方があると知りました。
もっと早く知っていたらと思ったものです。
でも別に、それらは個性ですから、人と違っていても、そのうえで自分が快適に過ごせる選択をしていってもよいのではないのでしょうか。
ですから、人と合わせる必要はないですし、そのためにはまずあなたにとって何が快適で、あなた自身が自分の限界を知っていることが重要です。
心に出るか?体に出るか?
同じストレスを経験しても、どんな症状が出るかは人それぞれです。
大きく分けると、2通りのタイプが存在します。
それが、体が先に崩壊する人と心が先に崩壊する人です。
体が先に崩壊する人は、体を犠牲にすることによって内面を守ろうとします。
心は守られるかもしれませんが、その結果、体が崩壊してしまうのです。
心が先に崩壊する人は、心を犠牲にすることで肉体を守ろうとします。
体は守られるかもしれませんが、その結果、心はボロボロに崩れ去っていきます。
結局のところ、私たちの心と体は繋がっているので、どこに症状が出やすいかは人によって異なります。
冒頭に、うつの初期症状として「眠れない」「体がだるい」「疲れやすい」とあったと思いますが、これらは主に肉体面の症状といえるでしょう。
心が崩壊しなかった場合も、よくよく見てみれば、肉体の方へ不調が出ていたかもしれません。
結局のところ、私たちが抱えている苦しみは、外に出ることで私たちに、どのように方向転換をすればよいのかを気づかせてくれるのです。
病気は、終わりではなく、始まりです。
今の自分に合っていないことは何だろう。
今の自分が間違った方向に進んでいるところはどこだろう。
今の自分が使命を果たせていないとしたら、これからできることは何だろうか。
それらを知るきっかけを与えてくれるに過ぎません。
考え方を変えれば病気が治る
私のところに来てくれているある女性の方が、10年以上摂食障害で、いつも食べては吐くを繰り返していたそうです。
そこから抜け出して、今は普通に生活をされていらっしゃるとのこと。
「どうやって治ったんですか?」とお伺いしたら、
「私、特に摂食障害を治そうとはしていないんですよ」
「強いて言えば、考え方が変わったことくらいかな。これから先は良くなるから大丈夫、とあるとき思えたんですよ。それから気が付いたら病気が治っていました」と教えてくれました。
考え方を変えれば、病気は治ることを教えてくれた力強い事例だったように思います。
言葉に出して表現する
ある女性の方は、同じように自分の限界を認められずにいました。
自分が苦しい、辛い、傷ついているという感情的なキャパシティーをすでに超過していることを、自ら自覚することができなかったのです。
いや、むしろ自覚していたがゆえに、それを超越しようと努力を重ねていました。
でもそれは、彼女の体を蝕み、消化器系の不調や不安感などの症状となって表れていたのです。
彼女の処方箋は、
- 自分が傷ついていることを認めること
- 家族にそれを表現すること
でした。
彼女は、自分が傷ついていることを旦那さんにも言わず、ずっと隠して生きてきたそうです。
彼女は、自分の弱さを旦那さんに表現できるようになってから、見違えるほど元気になっていかれました。
恐らく、あなたも自分の話ばかりする嫌な上司や面倒な友人が頭に浮かんで、自分の言いたいことを言葉に出すことを遠慮していた部分もあるかもしれません。
でも、身近な人だけ、それもあなたを分かってくれる人にだけでいいのです。
いきなり伝えるとびっくりしてしまうかもしれないので、
「これから私の言いたいこと表現するタイムね」と断りを入れたうえで表現すればよいですし、あと、手軽に心が楽になるのが「褒めてタイム」です。
これは、自己肯定感を極限まで高める意図的な時間です。
その時は、とにかく「ねぇ、すごいでしょ」とか「褒めて」と言って、思う存分褒めてもらいましょう。
本当にどうでもいいことでもいいので、
「ねぇ、私スーパーで美味しいミカンを見つけたの!」とか、
「目の前の石につまづかずに歩けたの!」とか、どんなに小さいことでもいいので褒めて褒めて褒めちぎってもらいましょう。
これだけでも心が軽くなるはずです。
私たちは小さいころ得られなかったものを、大人になってからも求め続けているのですから、それを大人になってから満たしてもらってもいいのではないでしょうか。
自分で自分を満たすのが基本ですが、もし誰かに手伝ってもらえるなら、いっそのこと助けを借りて好きな言葉を好きなだけ言ってもらってください。
そうして、あなたが本当の自分でいられる場所を見つけてください。
あなたが本当の自分でありのままにいられる友人こそが真の友人であり、あなたの居場所です。
創造力を発揮してスピリットと繋がる
結局のところ、私たちが自分の手で自分の人生を創造していくことを本当の意味で確信できたら、どんな現実も自らの力で変えることができると知るでしょう。
その時、あなたの心も、体も、健康状態も、その内面の確信に追随するのです。
ちなみにyoutubeの動画をいつも丁寧に編集してくださっている編集者さんも、会社で仕事をしているとうつ症状が出るそうですが、家で動画編集をしていると楽しくて毎日働き続けられるそうです。
きっと動画編集が、スピリットとしての創造力を引き出してくれるのでしょう。
創造力を発揮することによって、私たちはスピリットと繋がることができるのですから、こんなに素晴らしいことはないですよね!
ぜひ今日の記事を読んで感じたことや気づいたことがあれば、コメント欄を利用してくださいね。
それではまたお会いしましょう。
真実の向こう側、愛と健康な世界へ
瑠璃でした。